見出し画像

北海道一周旅<DAY6>道東三湖&硫黄山

<DAY6>道東三湖&硫黄山-ありがとう、霧たちよ-

本日は移動日。釧路~網走間にはあの漫画のあの湿原やあの湖やあの温泉などさまざまな聖地があるんですけど、このエリアはさすがに車がないと厳しい。しかも最初に書いた通りペーパードライバーかつビールクズ(言い方)の身なので、わたしがこの移動で選択できるルートは以下の2つのみでした。

1. 飛行機で丘珠空港乗継2時間ちょいの時短コース
2. JRで山から海へ3時間くらいの乗り鉄極みコース

前者はJALのみ(ANA/AIRDOだとまさかの羽田乗継で4~5時間超)、後者は北海道フリーきっぷで追加料金なし、と言われたらそりゃ後者でしょってなるけど、どっちのルートも全く寄り道とか途中下車できないのがな~モータリゼーション恐るべし!としょぼくれてたところに朗報がお届けされまして。

これすごいのよ、ガイド付き観光バスで釧路から道東三湖(阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖)と硫黄山、美幌峠やメルヘンの丘も経由して、夕方には網走まで送ってくれるしその先の知床ウトロ方面まで連れてってくれる。しかも場所によっては途中下車や散策時間まできちんと設けられてる夢のようなルート!

欲を言えばこのプランで阿寒湖散策時間があったら完璧だったんですけど、現状で阿寒湖散策時間も設けられてるプランだと釧路モドリになるか阿寒湖で途中下車してそこからは自力で路線バス~JR乗継が必要、かつわりとタイムロスが発生しそうだったので、今回は一気に網走まで連れてってもらうことにしました。阿寒湖アイヌコタンへはいつか改めてゆっくり泊まりでリベンジすることを誓いつつ。この旅で釧路から行きやすいこともわかったし。


そしてこの旅イチの早起きをして(バスが8時出発)バスセンターに到着したでっかい観光バスに乗り込むと、お客がわたしともう1人しかいなくて。またほぼ貸切!日曜日なのに?

確かにバスセンターには誰もいなかったしわたしもまだ半分寝てるから、みんなもまだ寝てるのかな?と首を傾げながらガイドさんに席を確認したら「自由席なのでお好きな席へどうぞ~今日はおふたりだけなので飲食もOKです!」て笑顔で言われてひっくり返りました。いいんですか?快適すぎる。

充電は勿論WiーFiまで完備、あとリボンナポリンうめえ

しかもね、出発早々から釧路の歴史と現状をずっとガイドさんが解説してくれるの。市街地では製紙工場跡地や神社を見ながら、市街地を抜けて景色がのどかになってからは野生のタンチョウや鹿がいる度に「いま右手にいますよ!しかもつがいですね!」とかお知らせしてくれるから見逃さずにすんだし(撮影は間に合わなかった)、車窓を彩る植生や自然などについてもその歴史からとても丁寧に、しかもアイヌ語でも教えてくれるから学びが深くて。

そして霧の合間に見える雄大な景色を見ながら道の駅丹頂の里、阿寒湖周辺の宿を阿寒湖沿いにぐるっとまわってから更に山深い峠を超えて道の駅摩周温泉、そして見えるか見えないか運試しの摩周湖へ。

摩周ブルーって都市伝説じゃない!?!?

今日の摩周湖は霧すごいよ!と言われてたから摩周ブルーは絶望的なのは覚悟してたけど、バス降りた瞬間から自然のスモークもといミスト効果がすごすぎて「何もかも見えねえ…ありがとう、霧たちよ…」てわたしの中のYONCEもぼやいたもんね。ライブ中スモーク焚きすぎて「あのステージもしかして火事じゃない?」て心配することでおなじみのVaundyくんも裸足で逃げ出す驚きの白さ。

そもそも論でもしこの霧の中を自分で運転してたとしても、こんな真っ白な中で峠攻めするの怖すぎん?かろうじて看板だけ見える展望台の駐車場からでっけえバスを探すのさえ苦労するくらい魔界だったから連れてきてもらえて良かった、本当にありがとうございました。

阿寒湖アイヌコタン、いつか絶対リベンジするからね
道の駅丹頂の里で運命的な出会いをした
ジュナイパーとアローラロコン!
いつかポケふた(マンホール)めぐりもしたいよう
ステンドグラスの美しい道の駅摩周温泉のギャラリー
霧、霧、この雄大な景色、また霧、霧に次ぐ霧、
みたいな車窓が続くから見ているだけで癒される

気を取り直して次は硫黄山へ。こっちもしろーい!けどこっちの方がスモーク感ある!地獄谷も迫力あったけどあそこははボードウォークが完璧整備されてたこともあって、現在進行系の活火山むき出しでもっくもくの湯気とボッコボコに沸いてる様は圧巻だった。外は寒いのに足元は温かで不思議な感覚。

あと屈斜路湖(砂湯)も連れてってもらいました。砂を掘るとお湯が出てくるということで、ちびっこ達が楽しそうに遊んでてほっこりしたなー。個人的に北海道は曇り空が似合うと思っているので、この日は空気も澄んでてとても気持ちよかったです。

川湯温泉や釧路川源流も車窓から見せてもらえた
砂遊びで汚したらいけない、いけないよ、
と言い聞かせて砂湯は見るだけにしておいた

摩周湖カムイテラス&屈斜路湖。一瞬画角が崩れているのはわたしが盛大に足を踏み外したからです。

硫黄山ホントすごかったなー。昔はこの辺りも鉄道が通ってたってホント?ブラタモリ見返したい。


そして美しい屈斜路カルデラを眺めながら遅めのランチタイムをすべく、バスはぐるっとパノラマ美幌峠に到着、したら土砂降り~~~~~!!!!!

ノースプレインファームの飲むヨとバターケーキ最高
ナッツは「しょっつる」の時点で完全に秋田だけど抗えず

そんなお天気なのにレストランメニューがほぼ完売していたので、ここでは軽くおやつだけいただきながら心の目で美しい屈斜路カルデラを眺め、バスは峠を下ってメルヘンの丘や網走湖を横目についに来たぜ網走、オホーツク海俺だーーーーー!!!!!

お世話になった釧路知床号とは道の駅流氷街道網走でお別れして(職業病すぎて「このプランで阿寒湖散策時間を設けたら倍の集客が見込めます!」とガイドさんに熱くプレゼンした)、ここでやっと出会えたバラ売りサッポロクラシックのヒンナラベル(と呼んでいます)ロング缶を抱えて宿にチェックイン。

網走のポケふたはマニューラとアローラロコン!
商品並んでるとついラベルを揃えちゃう、これも職業病

今日はわりとお外で遊んだし気温確認したらまさかの18℃だったので(この気温初日からやってよ!)ごはんはひとまず温泉入りながら検討しよかな、と最上階露天風呂に向かったらまた貸切で。のんびりオホーツク海を眺めながらひとっ風呂浴びて、部屋へ戻ったらちょうど大河ドラマ(BSの早い方)が始まってごはんのタイミングを完全に逃してしまい…

宿の徒歩圏に一応ごはん屋さんや商店街はあるものの、そこまでの道がわりとのどかだったので1人で歩くのはちょっと怖かったし、セコマとミスドもあるから今日はもうそれでいいかな…とぼんやり窓の外を眺めてたら、地方あるあるでっけえパチ屋だと思ってたお店が地元スーパーだったということに気付いて。地元スーパーだいすきクラブ会員としてこれは行かねば!といそいそ向かったら大当たり!

ラインナップがもう市場のそれなのよ
ここが空港だったら迷わず連れ帰りたかった開き達

お寿司屋さんクオリティのテイクアウト寿司、都内のスーパーではあり得ない魚介やフルーツのラインナップと価格に「花咲ガニも北海シマエビも道東なら普通のスーパーで買えるんだ…それも空港よりだいぶお値打ち価格で…」と衝撃を受けていたらタイムセールまで始まって「えーっただでさえ安いのに更に値下げなんです?やったー!」て地元の人に混ざってお寿司やお惣菜や有事の際のためのおにぎりやおやつなどを笑顔で買い込んでほくほく帰還。

網走の寿司うめえ…としみじみしながら大河ドラマ(本放送)をおかわりして日曜劇場もリアタイ実況してもっかいお風呂入ってお風呂上がりにはアイスを食べて…ってこれ通常運転すぎない?毎週日曜同じことしてる!ここ北海道なのに!

北海道は宿でもごはん屋さんでも常に全巻揃っててにっこり
旅先と言えど大河ドラマと日曜劇場は義務教育なので

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?