約3年半、殆ど毎日のように頭痛に苦しめられている。

以前からお世話になっていた産婦人科系の病院で鎮痛剤を処方していただいていたのだが、それでも頭痛のために不便を感じることが多く、治したいと強く思ったので頭痛外来を受診する決意をした。

場所は少し遠く、電車で25分、徒歩で20分のところにある。
未開発の土地がいくつかあり、背の高い建物が少ない開放的な場所だった。

精神科を併設している病院で1階は受付とMRI、2階は内科、3階は精神科という造りだった。

1人で病院に行くことは慣れているつもりだったけれど、今回はとても不安な気持ちになった。私より少し遅れて高校生くらいの女の子とそのお母さんが来院し、それを見てさらに心細い気持ちになった。

受付の方々はとても愛想良く対応してくれたけど私たちの心に寄り添うような隙は無く、あくまで仕事という素振りが感じられ（それは当たり前のことだけど）少し寂しい気持ちになった。私はまだまだ子供だなあ・・・

この頭痛は3年半前、つまり私が大学受験に失敗して浪人生となった春に私の頭に棲みついた。

受験のストレスが、自分では抱えきれない緊張が、私に危険を示すサインかのように私の頭を縛りつけた。

それから、テスト、実習・実験、バイト、しまいには学校に行くだけでも人の多さに警戒して頭痛が訪れるようになった。

家にいても例えば長時間同じ姿勢で勉強していたり、読書さえも私は頭痛を我慢しなければならない。

その旨を先生に伝え、念のためMRI検査を行った。
（余談だが、つい先日大学の授業の関係でMRIに車椅子（金属）を近づけると・・・という衝撃的な動画を観たところだったのですごく怖かった・・・）

頭痛は一次頭痛と二次頭痛に大別される。
後者は名前の通り、何らかの原因（例えば脳腫瘍）によって引き起こされる頭痛でありこれに該当するようならばMRIにて対象が発見される。

無事、私の脳みそも血管もとても綺麗で特に腫瘍等は見当たらなかった。

となると一次頭痛であるだろう。

一次頭痛は片頭痛、緊張型頭痛、群発性頭痛、薬物乱用頭痛と細分化されている。

群発性頭痛は症状、頻度からして全く異なるものだったし、薬物は乱用するほど飲んでない。よって片頭痛か緊張型頭痛のいずれかである。

緊張型頭痛は肩こりなどの肉体的ストレスだけでなく緊張や不安などの精神的ストレスからくるものも多いので私は断然、緊張型頭痛だと思っている。

ただ、部位や頻度などまだ不明確な点があり決めつけることは早計だろうと、今回は緊張型頭痛にも片頭痛にも効くらしい、トリプタノールという頭痛の予防薬を処方してもらった。

正直あまり期待はしていないけど今より少しでも快適に暮らせるようになればいいと思う。