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レヴューショー×サンダーバード編集 コト消費も担う 秘密戦士ファントミラージュ

少女向け特撮テレビドラマと紹介されるシリーズの3作目となる「ひみつ×戦士 ファントミラージュ」がかなり面白かったのでご紹介します。

わざわざ特撮と銘打って仮面ライダー(バンダイ玩具)の裏番組としてファントミ(タカラトミー玩具)番組を放映しているので、男児向け女児向けと玩具的にはカニバらないとしてもライバルの意気込みが感じられて気にはなっていて、前作マジマジョピュアーズは少し観てました。(1作目は知っていたものの全く意識してませんでした。)

前作マジマジョの印象は、作品の細部に至るまでかなり丁寧で、間もしっかりある作品だった事に驚きました、画やエフェクト、音響がとにかく情報量が凄いので圧倒されます、が流石女児向けで画面も音も全部キラキラしてやがるな、目が疲れてきたくらいの感想でした。

ファントミは宝塚レヴューショーかサンダーバード特撮か

4月から始まったシリーズ3作目となるファントミラージュはレヴューショーとして完璧な進化を遂げていました。

レヴュー(revue)は大衆娯楽演芸のことである。装置・衣装・照明といった視覚的な要素に重点を置き、音楽、舞踏、寸劇、曲芸などの演目を展開する。 -Wikipediaより

宝塚ファンの方ならお馴染みですが、レヴューとは上記のようなショーです。子供の頃に宝塚行く機会があったのですが、子供なので演劇の方よくわかんないけど(宝塚は主に演劇とレヴューの2部編成)レヴューは楽しい! そんな考えなくてもみるだけで楽しいショーがレヴューです。

ファントミはそんなショー要素が大きいです。

それは特撮好きをちょっとこじらせた人が言い換えると、サンダーバード(特撮人形劇)の発進シーンや救助シーンに近い、音楽に合わせて超じっくりみせる演出で、ファントミのストーリーの中での変身や必殺技シーンは本当に唐突に長めなのですが、それは完全にショーとして成り立っていているわけです。画面上の演出もそうですが、音楽やエフェクト(音響)との融合でその時間は画面に釘付けになってしまいます。

コト消費で思ったのはこんな感じ。

という事を、平成最後にBSで「007-ダイヤモンドは永遠に」をみながらサンダーバードぽいなとか、この頃の美術て完璧だなとかファントミの間はこのくらい余裕あるなとか考えてたら
令和になってました。

ハッピーニュー元号!令和!!




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