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2023.01.07│#スタァライトオケコン Revival

本日パシフィコ横浜にて開催された「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト」オーケストラコンサート revival 昼の部を観劇してきました!
昨年の初演はディレイ配信とBlu-rayで見ていたし、初演みたいに「え?!?歌うんですか?!?」って驚きも無いしなぁとは思ったけど、初演で九人揃わなかったこと、今回三森すずこさんも揃って出演されるということで現地へ。
スタァライトシートのおかげで前から10列目というわりといい席で、肉眼でキャストの顔やオーケストラの動きが見えるため最初から最後まで気持ちよく観劇することができました!
実はここまでずっとスタァライトを応援しているのにリアルイベントに参加するのは初めてでした…つまり初めての生九九組。
分かってはいたけど、あまりにもキラめきを浴びたのでnoteに感想を残します。Twitterだと長くなりそうだったので…

オーケストラについて

私は中学〜20代前半くらいまでトランペットをやっていたので、オーケストラの楽器編成や音にはかなり馴染みがあり。
初演グッズにオーケストラバンドスコアがあったときは本当にでかい声がでた。(買いました)
そして今回のスタァライトシート特典が…舞台少女心得の…オーケストラバンドスコア…!!!
正直最高です。それ以外の言葉がありません。
そのうちトランペットパート吹いてみようかなぁ。
これまでの経験もあり、オーケストラコンサートそのものはかなり身近なものだったのでなんの戸惑いも抵抗もなくコンサートを楽しむことができました。正直音出しとチューニングからもう自分が吹いてたときのこと思い出して没入感あった。
スタァライトがわかる、楽譜がわかる、オーケストラが分かるということで「スタァライトのオーケストラコンサート」に対する解像度はかなり高かった。こんな体験ができるなんて楽器やってた頃は思ってなかったです。人生なんでもやっとくもんですね。
オーケストラだけの曲はどれも劇場版スタァライトで感じた迫力のまま、むしろ劇場版の映像と生演奏という環境で相乗効果がすごかったですね。
トップのバイオリン奏者さん本当に素晴らしかったです。あんなに難しいスタァライトの曲をすごく丁寧かつ大胆に表現されていて感動した…

歌唱曲について

―歌唱曲―
再生讃美曲
wi(l)d-screen baroque
約束タワー
舞台少女心得
わがままハイウェイ
MEDAL SUZDAL PANIC◎〇●
ペン:力:刀
美しき人 或いは其れは
スーパー スタァ スペクタクル
私たちはもう舞台の上

―アンコール―
Star Parade
星のダイアローグ

歌唱曲、言いたいことがありすぎますがいくつか抜粋して…

歌唱一曲目 劇場版再生産総集編の主題歌「再生讃美曲」では、全員登壇して横一列でフル歌唱でした。
全員、全員おる…9人おる…(ここで涙)

(※昨年の初演では生田輝さん[as.石動双葉]が流行病の関係で不参加だったため、8人のスタァライト九九組でした)

私としては初めての生九九組。
まず「本当に存在するんだ、写真のままだぁ…」と思った瞬間に涙出てました。なんで?
個人的には声優さんとの接近イベは興味ない(推しとは物理的に距離を保ちたい)のですが、ライブでは別です。本当に居た…推し、生きてキラめいてる…

再生讃美曲はnoteに自己解釈書いたりファンメイドMV企画で動画を担当したりしたので個人的にも思い出深く、刺さる曲です。生歌の刺さり方エグくてびっくりしちゃった。

歌唱二曲目はみんな大好き「wi(l)d-screen baroque」。
小泉萌香さん[as.大場なな]ソロで、劇場版スタァライトでも印象的な曲ですね。
みんな聞いてくれ、生歌のwi(l)d-screen baroqueはね、ヤバいぞ……
大場ななという舞台少女のコロコロ変わる表情にあわせた声色の変化、表情、動き…すべてに圧倒されました。そこに大場ななが居た。

歌唱三曲目「約束タワー」…約束タワー?!?!
歌うなんて聞いてませんよ!!!!!!!

(※劇場版スタァライトでは約束タワー&舞台少女心得は決起集会のBGMとして可愛らしいインストアレンジで流れてる)

Revivalということで「なにか違うことを」と演者で話し合って歌唱を決めたそうな。
ここで今回のパンフレットの裏表紙を見てみましょう。なんでここに約束タワーの歌詞が?と思ってたんですわ…

これが「濱み」か…
※濱みとは
スタァライトのデザイン担当「濱祐斗」のセンス溢れるデザインのこと

開演前に座席でパンフレットを読んでたのでこれを思い出して泣いた。そして歌詞が良すぎる。ありがとう作詞家の中村彼方さん。ありがとうデザイナーの濱さん。
全方向のプロたちが織りなすキラめきの塊を九九組がしっかり歌い上げるスタァライトの曲たち、どれも聴くだけで涙出てまう…

そして続けて「舞台少女心得」。
個人的にスタァライトすべての中で一番好きな楽曲です。やっと生で聴けて嬉しかったなぁ。
この曲、2番の歌詞が本当に良くて。

「進化し続けるの そっと見守ってね」
「悔しさ 後悔 そのすべてが ねぇきっと 糧になる明日の」

キラめくだけが舞台じゃない。悔しいことだって沢山あるし、みんなの努力がキラめいてるんだって、心にぐっとくる歌詞。
私自身も形は違えどステージに立っているので、初めて聴いた時からすごく刺さる曲でした。スタァライトに自己投影することで自分の努力にブーストをかけてもらってる感じ。わたしのVJ活動はスタァライトに支えられています。

次の歌唱曲は「わがままハイウェイ」でした。
楽曲としてもすごくいい展開の曲なんだけど、初演のオケコンを見ている皆はこの曲を「ふたりで」歌う姿にかなり胸を打たれたんじゃないでしょうか。
前述の通り、初演は生田輝さんがおらず伊藤彩沙さん[as.花柳香子]のみのパフォーマンスでした。
初演の伊藤彩沙さんは本当にすごくて、まるでそこに生田輝さんがいるかのように歌い上げていたけれど、今回はおふたり揃ってのパフォーマンス。
石動双葉という舞台少女の「わがまま」、見れてよかったな。
めちゃくちゃ良いタイミングで紙の桜が舞ってきてパシフィコ横浜すげぇ…と思いました。舞台装置のポテンシャルが高すぎる。

そしてお次は「MEDAL SUZDAL PANIC◎〇●」。
岩田陽葵[as.露崎まひる]という舞台少女、「すごい」どころじゃないよ。
正直今回で一番ビリビリきた。
テンションの切り替えも、無音からの歌い出しも、普段のかわいいはるちゃんから想像のできない冷徹さを感じて。
こんなに無音が楽しめる曲は中々ないと思います。岩田陽葵さん、本当にすごいです。

お次は「ペン:力:刀」。
セリフが入ってるとあんまり思わなかったけど、この曲ほぼ佐藤日向さん[as.星見純那]パートなんですね。
佐藤日向さんと小泉萌香さんお二人のラジオ(バトッてダイナソー)でお二人の絡みを割と聞いているのですが、じゅんななとしてのお二人は本当にすごくて…さっきからすごいしか言ってないな…
最初のオーケストラのみパートで大場ななの「ガァオ」が入っててテンションあがりました。オタクのことわかってるね〜〜
この曲、星見純那の「他人の言葉じゃ、ダメ!」のシーンで毎回涙がぶわっと出てきてしまうんですが、セリフがなくても脳内再生余裕すぎて涙出てきました。映像と音の力、すごい。あとスモークのおかげで曲のラストシーンが舞台上で再現されていて本当に良かった。そこで狩のレヴューが行われていた…
捌けるときまで作中そのままで、映像と舞台上がリンクしすぎていて頭バグるかと思いました。いやちょっとバグった。

次の歌唱曲は「美しき人 或いは其れは」でした。
改めて思うことすら烏滸がましいかもしれませんが、富田麻帆さん[as.天堂真矢]と相羽あいなさん[as.西條クロディーヌ]の安定感すごすぎます。一寸のブレもない歌唱だった。
劇中レヴュー曲で一番長く、三部作になっているこの曲、お二人の表現力が高すぎて没入感すごかったな…
一瞬のハモリのブレを次の瞬間にはぴったり合わせるお二人、あまりにも「真矢」と「クロディーヌ」だった。

最後のレヴュー曲は「スーパー スタァ スペクタクル」。
三森すずこさん[as.神楽ひかり]の独唱から始まるこの曲、しょっぱなから愛城華恋がしんでいるというショッキングな状況なのですが、三森すずこさんの声色に悲しみが乗りすぎていました。改めて三森すずこさんはすごいと本当に感じた…
そして小山百代さん[as.愛城華恋]とのハモリが美しすぎて、おふたりがこれまで積み上げてきたスタァライトの日々をすごく感じられる歌唱でした。もよちゃんがどうしてもとれない音、どれだったんだろう…ズレてるところ無かった気がするし本番バッチリ決めたんだろうか。

レヴュー曲が終わり、劇場版ED「私たちはもう舞台の上」をmovie verで。
後ろの映像が今回のオーケストラコンサートRevivalバージョンになっていて感動しました。スタァライトそういうことするよね……
この曲もファンメイドMV企画で動画を担当させて頂いた思い出深い曲。ずっと動画作ってたから歌割り全部覚えてて、無意識に歌う演者に目線を向けてる自分にびっくりした。
スタァライトの歌が3声構成なのは分かるけど、「私たちはもう舞台の上」のラストは華恋ソロ+ひかりソロ+他7人のHey!が重なり、3パターンの歌詞が同時進行してるという正気を疑う編成になってて本当にすごいんですよね。それを間違いなく歌い上げる九九組、何者?
生演奏+生歌でこれを浴びた私達はね、それはもう大変ですよ。キラめきすぎてて眩しいわ。

少しトークを挟んでアンコール的な位置であと2曲。
そのうちの1曲目、まさかの「Star Parade」でした。ほんまに?
もよちゃんがタイトルコールした瞬間に客席から「ひゅっ…」って声めちゃくちゃ聞こえてわろた。舞台創造科のみんな動揺しすぎ。ちなみに私も声出ました。
どうして動揺するかというと、この曲、生歌初披露なんですよね。(たしか)
すごくすごく大事な歌なんだけど、機会がずっと流れたままで、九九組も舞台創造科も待ち望んだ曲。
個人的にはやっと公式の映像が…できた…!という気持ちです。意外とDJのみんなかけるよねこの曲…
これも舞台少女心得と同じく歌詞が本当に良くて。

「一番負けたくない人は 一番大切な人」
「いつも隣にいる人へ ありがとうを伝えたい」

これだけでスタァライトのすべてを感じられる素敵なフレーズ。作詞家の中村彼方さん、どんな人生を送ってきたらこんな刺さる歌詞が作れるんですか…?
あと歌い出しから3声ハモリ綺麗すぎて鳥肌立ちました。九九組の歌唱力ほんとうにやばすぎる。

ラスト歌唱は「星のダイアローグ」。
アニメOPで締めるのよすぎる…
最後の音で各口上ポーズしてたの最高でした。

総括

結局ほぼ全曲の感想書いてしまいました。仕方ないね、すごかったんだもん…

劇場版劇伴をやるオーケストラコンサート(歌唱あり)というあまり無い形の公演ではありましたが、映像、音、照明、舞台演出の総合芸術を見たな、という感想です。
アニメで歌ってるシーン+生演奏+生歌、頭がバグる。
指揮者さんが操る音楽と舞台、本当に圧巻でした。演者の登壇や歌い出しにもタクトを振っていたように見えたので尚更ね。

普通のライブと違って「総合芸術」だったなと思ったポイントがもう一つ。
ボーカルたちがメインアクトの扱いでないということです。
一曲の中で歌唱パートの時だけ登壇、歌い終わったらすぐ捌けるという形はこういったライブでは中々ないんじゃないかなぁ。
ボーカルもあくまで「音」の一部として扱われている感じが、あぁ、スタァライトだな、と思いました。

そしてスタァライトシートだったからこそ感じたこと。
それは、舞台装置の起動音とボーカル登壇時の足音が聞こえたこと。
舞台袖から歩いてくる音が、舞台袖に消えていく音が、「私は今舞台の中にいる」という感覚をブーストさせてくれました。
劇場で映画を見たときよりも、作品の中にいるみたいで新感覚でしたね。スタァライト、何回新感覚を体験させてくれるんだ。

そして今回改めて、九九組全員のすごさを感じるとともに、やっぱり姐組(三森すずこさん、富田麻帆さん、相羽あいなさん)の安定感は桁違いだなと思いましたね。

加えて、伊藤彩沙さんも安定感ハンパない…と思っていたら、昼公演開演前・昼公演修了直後・夜公演終了直後にスタァライト公式ツイッターを引用RTして発信する演者としての完璧さに本当に衝撃を受けた。こんなんファンになってまうやろ。

また、挨拶やトークをひっぱる座長 小山百代さんの圧倒的存在感にずっと目を奪われてしまいました。もよちゃんの姿が愛城華恋という舞台少女に重なって見えて、どんどん進化していくもよちゃんが眩しかった。本当にすごい女優さんだ。

初演の状況があったからこそ、Revivalで九九組が揃って舞台に立っているということが際立ってみんなの心に刺さっていたし、やはり舞台は生物だなぁと改めて思いました。
2月の新作舞台も現地観劇予定なので楽しみ〜!

ここまで5200文字超えらしいです。まじか…
思うままに書いているので読みにくいかもですが、いつかの自分への備忘録として。

関係者の皆様、すばらしいコンサートをありがとうございました!



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