読めない本(フランス語訳の『例外状態』)
今日、帰り道で立ち寄った古本屋で、フランス語訳のジョルジョ・アガンベン『例外状態』をみかけた。店は薄暗く、同じ棚には、やはりフランス語版のフーコーとドゥルーズが何冊かずつ並んでいる。このイタリアの哲学者の本は一冊だけだった。
背表紙には「ÉTAT D'EXCEPTION」とあった。エタ・デクセプスィヨン、と読むのだろう。たぶん。
スーパーで買い物をした後だったので、片手に箱ティッシュを提げていた。箱ティッシュと、フランス語で書かれた哲学書って、シュールな組み合わせだよな、と思