真実
近所のバスロータリーの植木、いつもブロッコリー(切ったあと)みたいだなと思うので、おととい写真を撮りました。なんとなく。
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午前の用事を終えて、スマホを見たりなんだりしながら遅めの昼食をとって、また部屋でだらんとしていた。
すぐ図書館へ行くつもりが、寒さが高い壁になって行手を阻む。暖房の効いた部屋にいるときが一番、寒さに怯えていると思う。
行きしに手袋を買って渋々、図書館まで15分自転車をこぎ雑誌「Locket」を読んだ。コーラ特集の号と、クマの彫像特集の号を。近々、編集者の内田洋介さんの話を聞ける機会があるので、手がけたものを見ておきたくて。
コーラ特集号巻末の、寺尾紗穂さんへのインタビューに目が留まった。
「主観的な真実のようなものを綴じる」を標榜する雑誌Locketの内田洋介さんが、「真実とはなにか」と問いかける。
人の数だけ真実があるということに気づけたのは、21か22の頃。遅かったような気もするし、まだ間に合うとも。
誰かにとっての真実と、またある誰かにとっての真実が対立してしまったとき、どうしたらいいのだろうか。最近のできごとを頭の端に見え隠れさせながら考えていた。
答えは出ないままに、帰路に着く。寺尾紗穂「びゅうびゅう」を聴きながら。イヤホン越しにも、風が強く鳴っていた。
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