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豊島美術館は外せない!@豊島

直島に2泊し、最終日は日帰りで豊島に。

以前に訪れた際には、時間とお金の都合で豊島美術館に行かない選択をしたのですが、それが後々9年間悔やむ結果となっておりました。そんなわけで、今回の豊島再訪のメインは豊島美術館!でした。

一滴の水が地上に最初に落ちた瞬間をイメージされた豊島美術館の外観。
美術館入り口。
こちらは受付。

港からバスで美術館へ。
現在、豊島美術館は予約制ですので、事前に予約が必要です。
予約はこちら
入り口から受付、そして続いていくコンクリートの遊歩道を辿って、カフェ&ショップの建物をぐるっと回って進むと、美術館の入り口に。

左の遊歩道をぐるっとまわると美術館の入り口に。正面の建物はカフェ&ショップ。

中は人数制限をしていたようで入るまでに少し待ちました。
入る際には靴を脱いで入ります。

そしていざ、中へ足を踏み入れると、目の前に広がったのは、
想像以上に感動的で美しい光景でした。入った瞬間の感動と驚きは全く予期していませんでした。
美術館内は撮影禁止なので写真をお見せできないのが残念ですが、そのため、私も雑誌でちらっと観たことがある程度でした。床から水が出てるんだよね〜、建物が印象的だよね〜、ぐらいのイメージでいたのですが、想像していたよりも広い空間に曲線を描く天井、そこに大きな丸い穴が開いていて、そこからたっぷりとした光が注いでいました。
自然光が白い床に反射してキラキラ輝き、床のあちこちから繊細な水が湧き出ては流れ大小の水溜まりを作っています。
そして吹き込んでくる風の心地よさ。皆、思い思いに中を歩いたり、座ってぼーっとしたり、水の流れを追ったり、風を感じたりとそれぞれの時間を過ごしていました。
豊島は瀬戸内の少雨地域だそうで、美術館で使用する水は敷地内に約180m掘削した井戸を水源ととしているそうです。

雨だったらどうなるんだろうな、季節が違ったらどうなるんだろうな、きっと様々な表情を見せるに違いない「母型」。
とても満たされる空間で何時間でも過ごせそうに感じました。
空間を楽しむといった感じの作品なので、きっと滞在時間は人によって様々かと思います。5分の人もいれば1時間、2時間の人も。
個人的にはぜひゆっくりと時間をとって楽しんでもらいたいです。

カフェ&ショップ。こちらは撮影可。

カフェ&ショップも靴を脱いで入ります。こちらも母型同様に独自の雰囲気を持った空間です。こ
カフェでは軽食やスイーツ、ドリンクを楽しめます。

美術館の向かいは美しい瀬戸内の海が広がっています。

美術館の向かいには、棚田プロジェクト耕作エリアがあり、休棚田再生の取り組みが行われています。棚田と美術館が一望できるエリアも。
入場時にもらったパンフレットに記載されていました。↓

バス停から美術館への道。

バス停を降りるとすぐの景色。
ゆずの「夏色」が脳内で流れる豪快な坂。ここは豊島のフォトスポット!
自転車の方は絶対、電動で!

豊島美術館を堪能した後は、港に戻り豊島横尾館へ。
豊島美術館とは真逆のビビッドで刺激的な作品の数々。ぜひここではトイレに行ってみましょう!

豊島横尾館のトイレ。作品用と使用できるトイレが並んでいます。

小腹が空いた、とカレー喫茶・異邦人でスパイスの効いたカレーとビールを堪能。

その後、ふらふらと歩いてたどり着いたのは、なんとも素敵な古民家カフェ、てしまのまど。私の大好きなブックカフェ!カレーを食べた後でお腹いっぱいのため、パイナップルココナッツスコーンとバナナミントスコーンを持ち帰りで購入。
とってもそそる組み合わせ!あとでゆっくり食べましたが、美味しかったです!

てしまのまど、入り口。梅が干されていました。

豊島美術館を中心に巡った豊島の旅。
直島から豊島へ日帰りで旅される方の参考にタイムスケジュールを記載しておきます。※バスや船の時間は時期によって変わるので事前にお調べください。

11:00  直島ホテルチェックアウト
12:10-12:32 直島宮浦港発→豊島着
港近くで軽食。
13:18-13:32 港からバスで豊島美術館へ
13:32-14:51  豊島美術館滞在
14:51-15:05 美術館からバスで港へ
15:10-15:30 豊島横尾館
15:30-17:20 異邦人の軽食&てしまのまど
17:20-17:55 豊島家浦港→高松着
17:59-18:51 高松からバスで空港へ
※港到着からバス出発まで4分!かなり走ってぎりぎりで乗れたので、このフェリーと空港行きへのバススケジュールはあまりおすすめできません。。。

直島の野良ねこ。

2泊3日の直島&豊島旅。
今回、瀬戸内トリエンナーレ2022の会期外で訪れましたが十分に楽しめる旅でした。バスの本数が少なかったり、見れる作品が少なかったりなど会期外でのデメリットもありますが、その分、人は少なくてゆっくり楽しめる利点もあるかなと思います。特に今回、私はオーバルに宿泊、ジェームズ・タレルのナイトプログラム、豊島美術館と目的がすっきり、はっきりしていたので、大満足な旅になりました。
直島が初めて色々回りたいという方はぜひ、会期中に行くのがいいと思います。今年の秋会期は11月6日(日)までです。


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