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中国人と海底捞に行ったら想像以上のエンターテイメント空間が更に楽しくなった話。


中国で絶対食べたいと思っていたもの、火鍋。辛いもの、大好き!福岡でよく行っていたモンゴル薬膳鍋がおいしくて、ぜひこれは中国で(できれば内モンゴルで)、本場のものを!と思っていたのですが、いざ上海に来てみると、中国には内モンゴルにいかずとも、羊肉が食べられる火鍋屋さんがいっぱいある!上海で本場の味が食べられる!すっかりハマってしまって、飲み会で何食べたい?って聞かれたら、お腹の調子が悪くない限り火鍋!って答えます。

わたしは週に二度、中国語の家庭教師にきてもらっています。先日、飲食店で使う中国語会話の練習をしていたとき、お店の予約の話になって、「じゃあ海底捞(読み:はいでぃーらお、中国の人気火鍋チェーン)の予約をする設定で会話してみよう!」となり、練習していた中で「いいね~海底捞おいしいよね!行きたいな~」と行ったら、ノリのいいわたしの先生は「行きたいね!今日行っちゃう!?」となってその場でアプリ予約し、昼から火鍋に行くことになりました。

海底捞は2回目。以前行った時も、おいしかったな、とおしぼりを何度も換えてくれて清潔だったな、という印象はあったのですが、今回本当に、なぜ海底捞がおもてなしNo.1と中国でこんなにも名高いのかがよくわかりました。また、中国人の友達と行ったことで初めて知ったおいしさ、楽しさもいっぱいあったので、備忘のため書き残します。

入店するまでがまず楽しい!


そもそも、先生と家を出てお店に向かう途中に、「乐乐茶で飲み物買っていこう!」と言われて、私の頭は???。なんでごはん食べに行くのに1杯500ミリ以上もあるお茶ドリンクを??持って入れるの?しかもメニューを見ながら先生は執拗にミルキーな飲み物をおすすめしてくる(笑)。たぶん多くの日本人は食事の時ミルキーな飲み物を飲むことはないと思うので、このなぜ?でいっぱいの気持ちわかってもらえるんじゃないかな…。乐乐茶についてはぜひこちらのnoteもご覧ください。


疑問を抱きながらも、まぁ飲まなかったら持って帰ればいいかとドリンクを持ってお店へ。予約していたし、待っている人もいなかったんだけど、海底捞に着くとまずロビーでおしぼりと、お茶と、スナック(きゅうりとトマト)を出してくれます。お茶も菊かローズヒップのお茶から選べる。どちらも女性の体にいいそうです。待ち時間があるときは、その間に無料でネイルやハンドケアをしてもらうこともできます。空いてるし記念にやっておいでと言われて、わたしは注文のあとハンドケアしてもらったけど、両手をいい匂いのスクラブ、ジェル、クリームで計3回マッサージしたあとスチームを使っての保湿ケアまでしてもらって、おててがうるうるになりました(笑)。他にも、ロビーに暇つぶし用に置いてある折り紙で鶴を折ると、お会計が割引になるらしいです。
店内に案内してもらうときは、荷物も乐乐茶で買った飲み物も、店員さんが全部運んでくれて(持ち込みOKでした)、火鍋屋さんなのにホテルかのようなサービスです。

中国の飲食店では通常全く期待できないサービスが、ここにはある。


普段、わたしたちは中国のお店に気の利いたサービスを全く期待しない。そもそもサービスっていう概念が普通はないものだと思っています。しかし、海底捞は違いました。


びっくりその①:10分おきにおしぼりのかごを持った人が店を廻って、熱々のおしぼりを提供してくれる。
びっくりその②:髪の長い人にはヘアゴム、眼鏡をかけている人には眼鏡拭きなど確かにあったら少しうれしいものを出してくれる。
びっくりその③:新しい鍋用食材が届いた時には、それに合うたれを調合してもってきてくれる。
びっくりその④:各テーブルに用意されているお茶は、10分おきに必ずグラスに継ぎ足しに来てくれる(自分で入れようとすると異常に申し訳なさそうに謝られる)。
びっくりその⑤:名物の麺を頼むとテーブル横でパフォーマンスをして提供してくれる。
びっくりその⑥(今日一番):辛い鍋にむせたとき、店員さんがすぐ飛んできて背中をさすってくれた(笑)

驚きの連続で、目を丸くしたり笑ったりするわたしに先生は、「これが海底捞だよ」と得意顔でした。

中国人と行って初めて知った海底捞の本当のおいしさ

ここからは、日本の友達と行ったのでは知りえなかった海底捞での美味しい食べ方。
まず、鍋は4つに仕切ることができるけど、必ずしもスープを4つ入れる必要はない。辛いスープの横に、具材についた辛みを落とすためのお湯を入れるのも普通だそうです。そして、海底捞で一押しのスープはトマトだそう。確かに、トマトのスープに、牛肉のミンチを角切りにしたやつ(語彙力…)とパクチー、セロリを入れて店員さんが即席で出してくれたコク深いスープのおいしいこと…!!!

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トマトスープと麻辣スープ


次に、麻辣のスープに入れるのは基本的にお肉のみ!日本のお鍋の感覚で、お野菜はどんどん鍋に入れておいていいのかと思っていたら、麻辣の方のスープにはあまりお野菜はいれないとのこと。辛すぎて、味が分からなくなってしまうからだそうです。
そして、麻辣スープに入れると美味しいお肉の部位がこちら!豚の喉の部分(黄喉)と牛の胃(毛肚)。豚の喉はコリコリした食感がくせになる感じ、牛の胃はもつ鍋などにもいれるのと同じでほどよくスープが絡む感じ。どっちもものすごく鍋に合います!こういったちょっと特殊な部位を普段頼むことはあまりないので、食べ方を教えてもらえる今回試せてよかった!

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右奥から右回りに、牛の胃、豚の喉、海老つみれ、湯葉


また、これは番外編かもしれませんが、麻辣スープが辛くて仕方ないとき、大活躍したのが先ほど乐乐茶で買ったジャスミンミルクティーに葡萄ゼリーが入ったドリンク(すごい組合せだけどちゃんと美味しい)。ミルク感が口内のヒリヒリを和らげます。そのためのミルキーなドリンクだったのね、と納得しました。

2,500文字も書いたのに、あの日の感動をまだ伝えきれていない気がする…!日本に戻ったときには、このNoteを見返して、友達を連れて日本の海底捞に絶対行きたいと思います。日本にもある本格火鍋、海底捞イチオシです!


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