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駐在歴3ヵ月の31歳女がコロナ禍でなんとか上海に帰任した話#1渡航前準備

はじめまして、momemoと申します。日本の某会社から上海のコンサルティング会社に派遣されている31歳の女性駐在員です。

2019年11月に着任、約3ヵ月駐在し、やっと生活環境整ってきた、友達出来てきた、へー駐在員って結構みんな長期休みは帰国しちゃうんだ、よし春節は1人旅でもしてみよう!と意気込んでいたところ中国・武漢でコロナが蔓延、日本の親会社からの指示で日本に一時退避したのち、日本で待機すること9か月。やっと再赴任の許可が下り準備が整い、9月末に上海入りしました。

繰り返しますが、上海での駐在歴は3ヵ月。その間語学学校に通ったり、試験勉強をしたりはしていますが、圧倒的に実践機会が足りず、中国語での会話がまだほとんどできません(会話ができるようになりたい…これは残り駐在期間に全力で取り組みたいことです)。また、お願い下手な性格で、「ちょっとわからないから日本語のわかる中国人の友達に電話してみよう!」という選択肢がギリギリまで出てこない人間です。今回、事前の情報収集や準備とわずかな中国語と英語、あとはなるようになるマインドでなんとか入国し隔離期間を経て日常生活へ戻ることができました。

日本におられる多くの中国駐在員の方は、そろそろ中国への帰任を見据えて手配を進めてあるかと思います。私自身、細切れになった情報を繋ぎ合わせて手続きを完了したので、大きな流れを見たい方、中国語に不安があり出来る限りの心の準備をしたい方、いよいよ渡航を控え持参するものなどを検討している方等のお役に立てればと思い、このnoteを書いています。

再赴任に向けた手続きとして、隔離施設に収容されるまでに私が行ったのは以下の項目です。
1.ビザの申請
2.航空券の確保
3.PCR検査の予約、受診
4.出国手続き
5.入国手続き

以前は駐在員であればZビザを取得し航空券を予約して出発するだけでしたが、このコロナ禍で手続きが大きく変わっていますので、今回の体験をもとに説明します。今回は1-3の渡航前準備についてです。

1.ビザの申請
私が渡航準備をしていた8月末頃は、上海市政府からの招聘状に加えて有効な居留許可を用いてのビザ申請が可能になった時期でした。また、招聘状の発給用件もやや緩和された時期で、出向先のコンサルティング会社において、役職の無い1社員である私に対しても招聘状は発行されました。ただし、日本の領事館が不定期開館で、私がビザを申請した福岡領事館は、代理店を通しての申請を週一回しか受け付けないという状況でした。福岡の場合はときどきビザ手続きに関する日中ビジネスオンラインセミナーを開催されている日中平和観光(株)が代理店でしたので、こちらに委託し、申請後4営業日で手元に届きました。また、申請にあたり1年前にはなかったオンラインフォームの入力が必須化されていました。代理店に聞くと、代行入力は可能だが、結局入力する情報のヒアリングのため数枚に及ぶエクセルシートを埋めてもらう必要があると言われたので(そりゃそうですよね)、自分で申請し、印刷したものを代理店に渡しました。

2.航空券の確保
代理店・航空会社アプリ・航空会社公式サイト等を比較検討の上、最終的に日中平和観光(株)で手配しました。当時航空券は超高額(成田-上海間が片道30万円超)なうえに、発券期限は当日中、キャンセルの場合は発券後すぐに一定額のキャンセル料発生、予約を解除するとすぐに他の人に購入されてしまう、といった状況でしたので、会社経費で渡航する私はどういった条件になったら予約するかということを事前に協議しておかなければなりませんでした。日本の親会社には他国の駐在員もいて、彼らも航空券の確保に動いていたのですが、他の国と比べても中国の航空券はずば抜けて高く、経費支出部署への説明に苦労したな…。

3.PCR検査の予約・受診
PCR検査は私の渡航直前に必須化され、当時指定された病院(中国領事館HPで確認します)に連絡しようとすると「件数が多いため電話での問い合わせは受け付けておりません」とHP上に記載があるなど、ごった返しているのかと思いましたが、各病院が指定している通りに問い合わせフォームや電子メールで連絡すると速やかに手配してもらえました。搭乗日から起算して3日以内に発行された陰性証明書が必要でしたので、搭乗日が決まったら証明書受取希望日を逆算し、予約する必要があります。ちなみに私が受診した病院は唾液検査とスワブ検査を選ぶことができて、中国の場合特に指定がなかったので安価だった唾液検査を受診しました。スワブ検査がインフルエンザの検査を超える激痛を伴うものだと知るのはもう少しあとの話です(笑)

出入国手続き、隔離期間については別記事で書こうと思います。

また、この帰任した話シリーズが終わったら、中国上海での暮らしや体験して困った小さな病気こと、趣味の読書や旅行のこと、30代の仕事観、日々思っていることなどを綴っていけたらと思っています。お読みいただきありがとうございました!

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