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ピル飲むのがめんどくさいのでカナダで腕にインプラント入れてもらった話①カナダでのピル処方後のトラブル

生理、めんどくさくないですか?
というか日本の生理を取り巻く環境何なんですか?
ピルもらうのにも初診料+血液検査料+保険適応とはいえ他の薬の何倍にも設定された薬代。

計算してみたらピルのために年間3万円くらいかかってた。
でもバリバリ働きながら腹痛と吐き気と眠気、気分障害を抱えるのが限界過ぎて、お金で解決させた。
飲み始めてからQOLは上がったものの、むくみとの戦いも始まった。

当時かかっていた産婦人科の先生が、ある日目を輝かせながら「こないだの学会で、生理を起こさなくても副作用というか体へのデメリットがゼロってことが発表されたんですよ~」と教えてくれた。
その翌月から、私は休薬日という、わざと出血させる期間を設けなくなった。
ナプキン(+消費税)にお金を払わなくてよくなった。

ただいつも、依然としてアップデートされない女性の身体への価値観に悶々としていた。

例えば
・避妊へのアクセスが難しいこと。(避妊成功率が最も低いコンドームなら薬局で買える)
・緊急避妊薬は2万円くらいするし、医師によっては嫌そうな態度をしてくる。
・望まない妊娠をしてしまったときの決定権が女性にないこと。(実際はあるのに、相手のサインがないと手術してくれないクリニックたち)
・堕胎の手術の8割が、WHOから警告が出ているような危険な方法で行われていること。(2020年に、掻爬法は訓練を受けた人が施術したとしても安全性が低いと発表された)

他にも挙げたらキリがないが、こんな国で女やってられないと思った私はカナダに移住。(唐突)
日本から持参したピルが切れたタイミングで、カナダのクリニックを受診。(女性患者は女性医師が担当してくれる)
日本にいた時と全く同じピルを処方してもらい、生活を始めた。
気になる薬代は、日本が1シート2800円ほど(保険適応されてこの値段)なのに比べ、カナダでは800円ほど(自費でこの値段)。

しかし、ここでピル使用者には禁忌である偏頭痛発作が起きてしまった。
もともと頭痛持ちであり、日本で服用し始めた頃も怪しい感じはしていたものの、前兆のない頭痛だったため問題にならず。
異国でのサバイバルな生活に悩んでいたタイミングで、前兆ありの頭痛が起きてしまった。

急いでピルの服用を中止し、クリニックに行くと医師から
「副作用が起こらないものに変更しようか。下からミレーナ入れるか、腕にインプラント入れるか」と言われ、どっちもハードル高いな!!と焦る私。

この時は「今すぐ決められないので、代案をください」と答え、代わりに副作用なしのミニピルを処方されて帰宅した。

インプラント挿入の様子はこちら↓↓


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