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アメリカ最初の町ニューヨーク州ハドソン市

アメリカ東海岸ニューヨーク州にある小さい町ハドソン市へ行ってきました。

ハドソンに行ってきたとアメリカ人の友達に言っても「どこ?」と言われるほど小さい町。

それでも、すごく綺麗でおしゃれなホテル、カフェ、レストラン、そしてギャラリーなどがあります。

ハドソン市はアメリカで最初の街であるといわれており、歴史のある美しい街並み。そしてニューヨーク州の州都を決めるときに、たった一票の差で残念ながら州都になれなかったという町なんです。

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ハドソン市はハドソン川流域にあるため、鯨漁で18世紀に栄えた場所でもあります。海からはだいぶ離れていて、ハドソン川の下流ニューヨークまでは車で約3時間弱の距離、こんな海から離れている小さい町までもがクジラ産業に恩恵を受けていたことを考えると、アメリカのクジラ産業の繁栄ぶりを垣間見ることができる。


しかし、19世紀後半からクジラ産業が衰え、この街は衰退期を迎えましたが、歴史のある由緒ある町なので、アンティーク収集家が宝物を探しに訪れるようになり、この小さい町の魅力を再発見し今に至ります。

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ここ最近はニューヨーク市に見切りをつけた若いアーティストが住み始めた町でもあるそうです。

それ以前から、ハドソン川の美しい景色に魅了されたたくさんの画家たちいました。

ハドソン渓谷や周辺の丘などを描いた、たくさんのハドソンをテーマにした絵画があり、19世紀中頃には、ロマン派の影響を受けたアメリカの風景画家達を総じて、ハドソン・リバー派と呼ばれるほど、ハドソン流域は画家たちに影響を与えたんです。

私の旦那もニューヨーク州出身ですが、ハドソン川に畏敬の念を持っていて特別な存在みたいです。

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アンティークショップが多いためアンティークを求めて訪れる観光客も多い。そのためか、観光客の年代はシニア世代が多いかな…

でも夜にバーを訪れると、たくさんの若者が落ち着いたホテルの一角にあるバーで賑わっている。そのバーも新しく作られたらしいけど、歴史的建造物のように見立てられた設計で、落ち着いた雰囲気でなかなか。

レストランもヴィーガンからアメリカならではのダイナー、そしてタイレストランとなかなかバラエティ豊かでどこに行こうか迷ってしまう。そんな中お腹をすかせながらどこで夕ご飯を食べようかと、街を歩いている時に目をついたのがもうすぐ閉まりそうなギャラリー。

思わず入ってみたら、ギャラリーのオーナーでありアーティストが、ニューヨーク市に住んでいた時に知り合った、ヨーコオノとジョンレノン夫妻の名前やたくさんの著名人の名前が書いてある布切れを発見。


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そこには自分の人生の中で知り合い、影響を受けた人たちとのこと。

ニューヨーク近代美術館でも彼の作品が展示されたこともあるアーティストTerry Fugate-Wilcoxだった。

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Terryは、ミニマリストで画家兼彫刻家。ニューヨーク市とその周辺地域に3つの記念碑的な、彼の作品が1970年代からあるとのこと。そのうちの一つが彼の最も有名で恒久的に、ジョージワシントン橋を見下ろす、J.フッドライトパークに設置されている、高さ約11メートルもあるsculpture 3000 A.D.という作品。

ギャラリーの閉店時間も過ぎているのにもかかわらず、自ら自分の作品や奥様との出会いなどたくさんのことを話してくれるTerry。でもそこで働いている女性スタッフは早く戸締りをして帰りたそうで、もうコートも着ている。

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私たちもお腹が空いていたのもあり、そこで働いている優しい女性の方にオススメのレストランを聞いて、ギャラリーを後にし夕ご飯を食べに行くことにした。

ふらっと訪れた小さく古いギャラリーでの出会い。旅はやっぱり素晴らしい。

大都会ニューヨークから車で約3時間。週末や都会を離れてゆっくりしたい時にぜひ訪れたい場所。秋にはハドソン渓谷沿いに連なる素晴らしい紅葉をぜひ見に訪れたい。


ちなみにセールをしていた古着屋に訪れたら、高級ブランドの数々が10〜30ドル前後で売られていた。気に入ったスーツはサイズが合わなくて買えなかったけど、旦那はアルマーニのスーツを10ドルで手に入れていた。

私も1950年代風のシックなツインスーツ欲しかった…

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