【旅行記】フランス飯。とエトセトラ

画像1 フランスと言えば美食の国で有名。いうまでもない。今回は、美術館巡りと食べ物を楽しみに旅にきたといっても過言ではない。そんななかで、まず食べてみたかった食べ物の第一位は、クロワッサン!意外とさくさくじゃなかった笑。何店舗かためしてみたけれど、うーん、さくさくじゃない。なんならいま住んでいるハンブルクのチーズ屋さん(!)が焼いているクロワッサンの方が美味しかった。残念!美味しいお店を見つけたかったけど胃袋に限界があるので無理だった。
画像2 ドイツでは、本当においしい魚介類はなかなか食べれません。魚介が食べれることで有名なハンブルクでさえ、ムール貝の酒蒸しはほとんど見かけない。なので、昔、ベルギーで食べたムール貝の白ワイン蒸しが忘れられず、思わず頼んでしまった。おいしい!ちょっと小粒なものが多かったけれど、このお店はこれで9€とかなり安かったので仕方ない。ボルドーでふらっと立ち寄った良心的な(イタリア料理の)レストランでした。
画像3 ボルドーでは、カモ肉が有名だそう。というのも、ボルドーって基本的には赤ワインしか生産していなくて、ブドウの品種もメルローとカルベネ・ソーヴィニヨンを中心としたブレンドが一般的。このメルローというぶどう品種は、タンニンが強め(←実は私はメルローが苦手で、もっぱらイタリアワインが好き)。なので、濃いソースやクリーム料理とかじゃないと合わない。真ん中のソースは、プラムかなにかを赤ワインで煮込んだソースでした。鴨肉はめちゃくちゃ弾力があって歯ごたえがあり、おいしかったです。
画像4 カヌレは、ボルドー発祥のデザートだったようです。奴隷貿易が栄えたときに、ボルドーでは砂糖とバニラを大量に輸入していたことから、このお菓子が産まれたとのこと。悲しい歴史ではありますが、おいしかったです。
画像5 モンマルトルの丘にいくと、季節柄か、ワイン祭りが開催されてました。シャンパンのブースの隣には生ガキが!どちらも試さずにはいられなかった。
画像6 ワインフェスでは、フランスの各地からワインが出品されていて、色々と目移りします。ボルドーのワイナリーに行ってボルドーワインを試飲したとこだったので、どうしてもブルゴーニュ産のワインを試してみたくなり、ブルゴーニュの赤ワインを注文。口寂しいので、チーズがかかったじゃがいもとソーセージ?をさらに注文。チーズがおいしすぎて驚き。ボルドーでワインの試飲の際に出してもらったチーズもおいしすぎてびっくりしました。じゃがいも料理は全部食べ切れなかったのが申し訳なかった。。
画像7 こちらは、パリ。鶏肉料理。ぱさぱさしています。
画像8 パリにて。パリのカフェで定番の玉ねぎスープとエスカルゴ。玉ねぎスープの中には、フランスパンがつけてあって、その上にチーズをのせてオーブンで焼いたもの。この上のチーズもおいしかった。スープ自体は少し脂っぽかったかな。でもまあおいしいです。
画像9 パリのモンパルナスにある、有名なフレンチステーキ店。メニューは、ステーキ一択です。レタスだけのサラダが出てきたあとに、ポテトフライと肉がサーブされます。これが一回目の皿ですが、これがなくなると、またほぼ同じ量のフレンチフライと肉がサーブされます。多い笑
画像10 せっかくフランスに来たので、レアで注文。そしたら、なかは本当に生だった笑 でも、まったく筋張っておらず、新鮮なお肉だったからか、とても柔らかかったです。鰹のたたきを少し噛み応えがある感じにした食感。パリにきて驚いたのは、つけあわせがほとんどフレンチフライとレタスだけだということ。トマトとか一切つけてくれません。そして、ポテトの調理方法に工夫が一切ない。これが、日数を重ねていくうちに辟易としてしまう原因に。ドイツ人はポテトの調理方法をよく知っているのだなと実感しました。
画像11 これは、スペイン料理(タパス屋)ですね。肉とフレンチフライを避けたくて来店。まあ、魚介類は、日本で食べるのが一番ですね。
画像12 美食の街、リオンにて。このかぼちゃのスープは絶品でした。上にのっかているのは、ブラックオリーブの塩づけを刻んだもの。スープ自体にはほとんど塩味がついておらず、かぼちゃの甘味が生かされています。そこに、ブラックオリーブの塩味が絶妙に合わさってとってもおいしかったです。
画像13 ブタのすね肉といっていたかな。これは、あまり好きではありませんでした。しょぱかった。豚肉料理はドイツの方が断然おいしい。
画像14 リヨン風サラダ。有名だというので注文しましたが、ただのレタスサラダに、厚切りベーコン、クルトン、温玉がのっかただけのもの。うん。またレタスだけ。つまらない。
画像15 テリーヌ。これもまた付け合わせはレタスだけ。
画像16 大衆料理ばっかり行っていたので、少しお高めの店にもいってみました。
画像17 日本の湯引きのテクニックを使ったという魚料理。お魚の味がまったくしませんでした。やっぱり日本は、海に近いっていうだけではなく、漁業船のシステム、運送インフラ、冷凍・冷蔵技術、魚をさばく技術などのすべてがあいまって魚の鮮度を保ち、おいしくいただける工夫がなされているのだなと心底実感しました。こんなに美味しい魚料理を食べられる国に生まれてこれたことは単純に幸せなことですね。
画像18 魚よりも、ソースがおしいかったかな。
画像19 お肉はやっぱりおいしい。上には、コーンや白の干しブドウがのっかていて、それがすごくおいしかったです。
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画像21 これは、ドイツ料理です。フランスで食べた物と比較してみたくて、載せました。個人的に、肉料理は、フランスで食べた物よりも、ドイツ南部で食べたもののほうが美味しく感じました。これは自分でも予想していなかったので驚きです(ただし、ドイツは店の当たり外れが激しいので、よくよく注意して店を選ぶ必要があります。人がいっぱい入っている=美味しいお店ではない点にも注意が必要)。それから、じゃがいもの調理方法もドイツの方が豊富な気がします。この団子は、クヌーデルといって、じゃがいもとパンなどをつぶして丸めた団子。
画像22 これもミュンヘンで食べたもの。肉on肉なので、笑っちゃいますが。ドイツでは、このように料理の色がまっ茶色で、見た目が悪いことが多いです。ここがフランス料理との違いでしょうか。でも、味は美味しい。肉の付け合わせは、これもじゃがいも料理でした。じゃがいもケーキみたいな感じ?
画像23 ドイツでは、付け合わせに焼いたじゃがいもがでてくることが多いです。このジャガイモもすごくおいしいです。
画像24 ビーガン食も流行っています。ドイツでは、基本的に、サラダを頼めば、レタス以外の野菜がちゃんとでてきます。これも想定外でした。パリでサラダバーにもいったのですが、基本的にレタスメインだったのが悲しかった。
画像25 最後に、おまけ。やっぱりイタリアがぶっちぎりで美味しいです。イタリアのヴェローナで有名なビーゴリというパスタ。絶品でした。そして、このお皿のセンス!笑 ヴェルサーチのお皿が存在することをはじめて知りました。どこまでもデコラティブ。このお店は、店内もすごく柄がいっぱいな感じでしたが、不思議とまとまっていて素敵でした。どんどんシンプルにしていく日本人の感覚とは真逆な感じ。こういう発見は面白いですよね。
画像26 カプレーゼももちろん美味しい。
画像27 やっぱり付け合わせの野菜の種類が豊富ですよね。
画像28 こちらは、フィレンツェ。フィレンツェは牛肉料理が有名です。
画像29 このポルチーニのパスタもめちゃくちゃ美味しかった記憶しかないです。
画像30 個人的な感想ですが、フランスは、チーズとバゲットがおいしい。あとスイーツ。チーズ専門店でチーズを買い、ワインショップでワインを買い、パン屋でバゲットを買って、みんなでワイワイしたらそれだけで楽しそうだし、美味しそうです。今回は、一人旅で、ボトルワインを開けることができないので、レストランやカフェに行く形になってしまったのが残念です。しかし何より、今回の旅では、ドイツ料理を見直すきっかけになったのが面白かった笑 ただ、毎日食べたいものでもないので、食事の選択肢が多い日本が恋しい。あと半年の辛抱。

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