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アイスモカブレンド(S)とブリースㇳキャンサー

コンビニエンスストアのアイスコーヒーにハマると自分でも思わなかった。
チェーン展開のコーヒーショップ、とかくスタバなんてもう何年も利用していない。私には美味しく感じられない、ファンシーなホイップも嫌だ。
そのときその時の住まいの近くで豆屋を探しては豆を買って自分で挽いていれるのが常になっていた。
去年の春からは肝臓を労るためにアルコール摂ることもやめたし、幸運にも近場で美味しい焙じた茶葉をみつけたことをきっかけに貧血気味を治すために朝のコーヒーの習慣もなくなった。止めたあとにとても依存していた事に気づくので誰でも一度は断ってみる経験は素晴らしいと思う。
でもこう暑い毎日だと身体の熱を外へ逃がすことも大切なので暑い最近は完全に断っている訳でもない。
スマートニュースというアプリをファミリーマートのアイスモカブレンド(S)5杯無料の交換条件でダウンロードしてみた。
本当に5杯無料なのか疑い深かったけど本当だった。
7月からファミリーマートに行く機会が増えた。
とても美味しいSサイズのコーヒーだった。
マシンが動き出すとエチオピア豆が薫り高く砕かれながら、氷が一気にカップいっぱいに注がれ、少しずつ濃いめの抽出された良い香りが落とされる。
合図と共にマシンから出したら、カップを円を描くように少しの間回して氷を馴染ませる、そうするとちょうど良い濃さのアイスコーヒーになる。
もちろん、シロップは要らない。

7月に入ってから、乳がんに罹患した経験の本や体験談などを読み漁っていた。
もちろん、西加奈子さんのくもをさがすは良書だった。
私の乳がんのイメージは子どもの頃に近くの温泉でよく見かけた手術跡を何の躊躇いもなく顕わにしているお婆さんたちの記憶。
自分がそうなったわけではないけれど、種類の多さや遺伝性なのか否かなど、乳がんひとつとっても人それぞれで今になり、素通りだったアンジェリーナ・ジョリーの先進的な賢い選択に心から同意したし、日本の検診の当たり前の習慣が他の国にはないに等しいことなども知った。
今まで婦人科検診は定期的に受けていたけど、乳腺系は小さい胸には二の次だと思っていた。
そして、日本人の胸は超音波のほうが異変が分かりやすいという諸説を信じてマンモグラフィは選んで来なかった。
口々にマンモグラフィは痛いと感想を持っているらしい。
寝ているだけのPETやMRIもあるけど、庶民の値段では到底ないし、施設も限られる。
受けられるのは既に罹患した患者か検診ではまだ一部の人だけだろうと思う。 
驚いたのがマンモグラフィだからといって女性技師だけじゃないというところと乳腺科の医師も女性とは限らないところ。
婦人科も乳腺科も技師も今まで女性しか知らなかった。

そんな私はマンモグラフィ・デビューを控えている。