見出し画像

駐車場問題の悩みと解決策

今日は駐車場について私の意見を述べる回です。(写真は関係ありません笑)

仕事の都合で熊本から大阪に引っ越してきた私ですが、大阪に来て思うこと、それは「駐車場代とりすぎ」です。

熊本時代、どこへ行くにも駐車場代など滅多にかからず、九州の立派な寺社仏閣や絶景を堪能したり、その他いろんな体験が自由にできました。
大阪では、もはやどこへ行くにも駐車場代が必要です。週末どこか出かけようと思っても、あっちで500円、こっちで600円...
大好きだったドライブが億劫になってしまいました。

土地代を稼ぐのに最適なビジネスなのでしょう。近頃は空き地ができたらすぐに駐車場になります。駐車場なら、設立するのにかかるコストも少なく、またもし別の用途で活用したい時にすぐに更地に戻せることから、地権者のあいだで土地活用の常套手段になっているそうです。

私の実家は地方都市の中心部あたりにあるのですが、家の周りの駐車場率はものすごいです。冗談抜きで、視界の中に10個以上回転灯が光っている光景が見られます。
空き地がすぐに駐車場になるのって、何だか寂しくないでしょうか。何か新しく建物が出来れば面白味もあるのですが、大抵の場合気づいたら駐車場になっています。寂れ方の象徴ですね。

少し話がそれました。駐車場が増えること自体は否定はしませんが、やはり行く先々でお金を取られるのはあまり気分が良くありません。結果、副作用として何が起きているかというと、異常な数の路上駐車です。
大阪市内で車を走らせる場合、左車線はあって無いようなものです。また裏道に入ると、まるで私道のように車を停めっぱなしにしているケースもあります。警察も黙認しているようですが、危険ですし、環境にも悪いですし、良いことは何一つありません。

ここまで色々と不満じみた話を述べてきました。愚痴を言いたいだけかもしれません。では、解決策として何が考えられるか。私は、駐車場利用のサブスク化を提案します。

「それって月極駐車場のことじゃないの?」という指摘もあるかもしれませんが、私が言いたいのは提携している街中の駐車場を定額でどこでも使い放題にする、というものです。
いま、私は毎月約1万円支払って車の置き場を得ていますが、動かした先で結局駐車場代がかかります。二重で払っている状態ですね。これを、上記の方法でサブスク化すれば、月々の料金が多少上がっても私は納得できそうです。
地権者側も、提携が拡大すれば駐車場の空車率を下げられるかもしれません。路上駐車減で道路環境が改善するのであれば、行政も補助を検討するかもしれません。
いまはセンシング技術も発展していますから、このサブスクシステムの管理・運営も難しくないでしょう。

以上のことを一体型の新システムとして打ち出せば、乱立する駐車場設置業者の中でも頭一つ飛び抜けられるのではないでしょうか。
私は大学時代、こうした交通問題やカーシェアリングなどの新システムの功罪について研究していた時期があります。その時も思ったのですが、日本はもっと交通問題に本気で取り組むべきで、官民一体となってまちづくりの一環としてシステム作りを進めていかなければ、モビリティ産業の発展にとって大きな障害となります。これだけ様々な問題が顕在化しているのに、進歩が見られない業界はそう無いと思います。
逆に言えば、大きなビジネスチャンスにもなり得ます。「移動」の考え方が変わっていく中で、私たちの生活がより便利に、合理的に、クリーンになっていくことを願いながら、今日の話を終わります。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?