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生物:①進化の暗記法(年代と出来事) 受験生応援企画 期間限定無料!      by 茶茶 サティ

受験生応援企画  期間限定無料記事!

生物の「進化」と「分類」って、なかなか苦痛ですよね。

現役時代のサティはそこそこわかっていたはずでしたが、やはり苦戦するところがありました。

 

なぜか…
結局ざっとわかっているだけでは失敗することもある、ということです。正確なことをしっかり再現できなければ安定した得点にはなりにくい。

んなこたぁわかってるよ… みなさんは言うでしょう。

そして、こう呟くのです。
だって… 必要な知識が膨大過ぎるよ。何から手をつければ良いの?
それに… 変な用語やカタカナや生物名をどうすればいいの?
さらに… 縁を切ったはずの年表が、理系生物でなんで出て来るの?

 いろいろな文句と苦情と悲鳴が聞こえてくる気がします。

以前から「古生代」各時期の代表的な生物について、何らかの目印… というか、澪標(みおつくし)のような合言葉がないものかと考えていました。

実は… 問題を研究してみると、この分野で繰り返し出題される部分は大抵同じとこなんです。まるまる同じということはないけど、この辺が分かっていれば7~8割は稼げる、そういう急所のような部分があるのです。無論全問正解なんて狙っていませんが、確実に合格点はいただけるはずです。

よし、サティがなんとか「秘訣」としてまとめて見せようか…

 そう思ってこれを書いています。でもここはアナタが他人に点差をつける大事な部分、他の人もこの「秘訣」をマスターしてしまっては勝ち目が遠のいてしまいます。なかなか覚えられないこの分野、僅か100円で覚えやすくなるものなら… (←現在は受験生応援企画、期間限定絶賛無料公開中です! 以下同じ)

 苦手かも知れない「進化」の分野をぜひ得意分野にして、来春の合格をもぎ取ってください。

 
最初に掲載するのは、

(1) 古生代の各「紀」の名前の覚え方です。

これはネットで調べれば幾つも掲載されている定番もの。サティもこれでマスターしました。でもこれを知らないと②の技が使えませんので、あらかじめ御諒承願います。

それ以下はサティオリジナルの覚え方を有料ゾーンに掲載します。その主なコンテンツは…

(2) 古生代の各「紀」に出現した代表的生物の覚え方
 (ただし(1)がわかることを前提にしています)
 + サティの思考過程の解説

(3) 中生代の「紀」と出現した代表的生物の覚え方
 + サティの思考過程の解説

(4) 古生代、中生代、新生代の区切りの数字と覚え方
 + サティの思考過程の解説

(5) ○○生物群の順序と国の名前の覚え方 
 + サティの思考過程の解説

思考過程を入れたのは、ただの丸暗記だけでは意味が解りにくいからで、逆に過程がわかると理解が深くなるからです。

(6) 設問1~6
 (1)~(4)が実際に役立つか、是非トライしてみてください。
 ただし実際の出題例ですので、ここで扱っていない部分もバンバン出てき 
 ます。

 

では参りましょう。最初は…

(1) 古生代の各「紀」の名前覚え方



最初の難関がここですね。

古生代は…
  カンブリア紀 → オルドビス紀 → シルル紀
   → デボン紀 → 石炭(せきたん)紀 → ペルム紀
の順に現代に近づいてきます。

 約5億4千万年前からが古生代最初の「カンブリア紀」の始まりです。地球46億年前から約5億4千万年前までが「先カンブリア時代」、カンブリアというカタカナが2回でてくるところが曲者ですね。

見てのとおり、「先カンブリア時代」は永い。地球誕生以来約9割(88,3%)は「先カンブリア時代」なのです。残りの11.7%のうち、古生代が2.9億年で約6.3%、中性代が1,84億年で約4%、現代を含む新生代など0.66億年で僅か1.4%しかありません。

まとめると、
先カンブリア時代 → 古生代   → 中生代    → 新生代
40,6億年間      2.9億年間   1.84億年間    0.66億年
約88.3%       6.3%     4.0%       1.4%

ということになります。

さて、6.3%を占める古生代は、それぞれ特徴的な地層の産地や化石などによって、以下に示す6つの「紀」に分類されています。

古生代
 カンブリア紀 → オルドビス紀 → シルル紀 → デボン紀
  → 石炭紀  → ペルム紀(以前の「二畳紀」)

「石炭」以外は、ヨーロッパ方面の地域や古民族の名称などで、こりゃ当然しっくりくるワケがありません。

一応挙げて見ましょうか。
  カンブリア:イングランド(英)の地名
  オルドビス:ウェールズ(英)の古代部族名
  シルル  :ウェールズ(英)の古代部族名
  デボン  :イングランド(英)南西部の地域名 
  石炭   :「石炭」の起源の維管束植物、シダ種子植物が繁茂した
  ペルム  :ウラル山地(露)西麓の地名

 どっちみち地名にもなじみのない日本人には無理… とか言わずに、
まあまあ 寒ブリでも捕まえてアラ汁食って、機嫌直してさ、ついでに風邪も治してちょ。

(1)『寒ブリ おるど 汁 ドボン 、咳・痰(せき・たん) ペッ!』 
    カンブリア オルドビス シルル デボン  セキタン        ペルム

ちょっと強引ですが、理屈が付かない以上力業でねじ伏せましょう… むしろそのほうが合理的というものです。

ちなみに「 ペッ! 」と痰を吐くペルム紀は、地球が寒冷化して90%を越えるとも言われる生物種が大絶滅した頃だそうで… 
むしろカゼを引いたくらいの設定でちょうど良いかと思われます。

さて、「古生代のどの時期に、何が出現し、どの生き物が栄えていたか?」わかりますか?
 ・ばっちりわかる
 ・だいたいわかるけど、今一つ正確さに欠ける。
 ・なんとなくわかる気もする
 ・ぜんぜん… 見当もつかない

 では、ばっちり以外の方、ではこんな因果関係は納得できるでしょうか?
たとえば水棲生物が上陸するにあたり、
ⅰ 海または淡水から藻類が進化して上陸、コケ類が誕生する
ⅱ やがてコケ類を食べる(昆虫のような)節足動物が上陸する
  一方コケ類の耐乾燥化と維管束の発達が進みシダ類が進化する
ⅲ 節足動物をエサにする魚類が半上陸、両生類に進化する
ⅳ 両生類が陸棲化して、やがて爬虫類に進化する

こういう因果関係とその順序が納得できるなら、大丈夫、充分見込みがあります。しかし「ばっちりではない」のは「じゃ、古生代の何紀なのさ…?」と問われたときに、正確に答えられないからではないですか?

今回サティはあることに目をつけて、「紀」を代表する出来事を暗記法としてまとめてみました。

以下(2)~(5)を有料ゾーンに掲載します。
では… 是非積極的に挑戦してみてください。

 100円なんて払えるかい… という方は、ぜひご自分で挑戦してみてください。サティも自分で開発しましたし、そうやって工夫し、考えているうちにしっかりと覚えるものです。それはそれですごく立派だと思います。

時短と効率を求める方の緊急手段として、どうぞこちらをお使いください。Bon voyage!


(2) 古生代の各「紀」に出現した代表的生物の覚え方


 (ただし①がわかることを前提にしています)
 

サティは「出現した動植物」をテーマにして、ある「紀」を代表するできごとを1つずつ選びました。

以下は素材となったサティの思考過程です。(→以降は連想)


古生代(紀)  出現した生物       生物代表とデフォルメの過程

カンブリア紀  無顎(ムガク)類(魚)  → 無ぁご → まご
オルドビス紀  コケ(クックソニア)    併せて
シルル紀    シダ(リニア)        「コケシ」だ
デボン紀    両生類         → カエル、イモリなど
石炭紀     爬虫(ハチュウ)類   → ヘビ、カメ、ワニ
ペルム紀    特になし  → つまらん → ペッ!

 どうにもまとまらず、ちょっと卑怯な手も使いました。しかし卑怯だろうがなんだろうが、テスト当日、カンニングに頼らずにこの知識を正確にアウトプットできた人が勝者になるのです。

とりあえずむりやりくっつけた言葉は

(2) 「孫に コケシだ、 帰るわに、ペッ !」

意地っ張りの爺様が、子宝に恵まれた夫妻を祝いながらも土産のコケシだけをおいて未練たらたらで帰るときの捨て台詞… みたいですが…

解説します。

 
(1)の古生代の「紀」の順番を思い出してください。その下に暗記法を並べました。

カンブリア →オルドビス →シルル →デボン →石炭 →ペルム
孫   に     コケシだ     帰る   わに… ペッ
無顎  に   コケ    シダ   カエル  ワニ  吐く音
無顎類(魚類) コケ植物 シダ植物  両生類  爬虫類 特記なし

さあ、いかがでしょうか?
こんなテキトーでイケるのかと思うかも知れませんが、意外とイケます。

ついでに、初期のコケ代表クックソニアと初期のシダ代表リニアも、慣れない方が「どっちがどっちなんだぁ??」とハマるドツボですのでその見分け方を伝授いたします。

解決法は意外と簡単です。コケはローマ字でKo-Ke 、kとkが続くことでクックと関連付けることができます。また「リニア」は「まっすぐ、直線」の意味ですので、まっすぐ天に伸びた「木生シダ」の御先祖様であることを連想してください。

ちなみに「リニアモーターカー」の「リニア」は本来円筒形の交流モーターを軸にそって中心まで上から下に切り開いたら長方形の直線状のモーターになったぜ…という意味で「リニアモーター」を呼ばれています。
まあどうでも良いことかもしれませんが。

 「リニアモーターカー」といえば、いまでこそ静岡県の一部の工事区間が未着工である理由は「大井川の水利問題」になっていますが、もともとはおそらく静岡県の「牧之原台地の静岡空港の直下に新幹線の駅を作って、費用そっちもちで…」という思い付き的虫が良すぎる要望をJR東海がニベもなく断った遺恨でしょう。

そもそも富士山静岡空港は全自治体中で最後に無理やり作った必要も無い空港です。客足は見込めず、すでに「熱海(観光用)、三島(熱海駅が狭いので代替の追い越し用兼夜間の車両保管用)、新富士(創●学会の某寺お参り用)、静岡、掛川(こだま追い越し用)、浜松」の6駅があり、メリットどころかのぞみ重視のダイヤ編成にとって邪魔でしかない「新幹線の7つ目の駅」に対してJR東海は最初から冷たく見向きもしなかった経過がありました。そりゃ当たり前だyo。しかも問題発言も多く、約束も守らず、自身の失言の責任も取らない川「負」知事はサイテーだわな!

おっと、何の話だったかな?

ここまでが古生代です。

ちなみに…各動植物の「出現」のあと、1つか2つ先の「紀」にその生物の全盛期がやってきますので、あえてこちらは作っていません。



(3) 中生代の「紀」と出現した代表的生物の覚え方

では中生代は?
 「トリアス紀(三畳紀)」
 「ジュラ紀」
 「白亜紀」

…の3つであるうえに恐竜全盛だったりで、比較的覚えやすいでしょう。

ただし… 鳥類や哺乳類が出現する「紀」だとか、裸子・被子植物、アレどっち? とかで意外に面倒くさい時期でもあります。

ではトライしてみます

 
中生代(紀)  出現した生物       生物代表とデフォルメの過程トリアス紀   哺乳類          哺乳 → 乳
ジュラ紀    鳥類           鳥類 → とり
白亜紀     被子植物         被子 → 必至

 そこで…

(3)『乳繰(ちちく)っとります ジェラシー 必至』

などいかがでしょう?

「乳」は文字通りの哺乳類、哺乳類出現は「トリアス」紀です。「出現」と「全盛」は当然ながら区別しなければなりません。

ただ、「出現」の1つか2つの「紀」のあとに「全盛」がやってくることに気付けば、いちいち暗記をする必要はなくなりますよね。
【注:哺乳類全盛は、ジュラ紀→白亜紀のあとの「新生代」です】

じつは…もうひとつの意味を込めたのに気付いたでしょうか?
そう… 「トリアス」は「紀」の名称でありますが、「鳥 明日」、つまり鳥類出現は「トリアス紀の次の時代」である「ジュラ紀」を暗示するようになっています。
そうなんです。哺乳類登場の方が鳥類より早いっ!

これで哺乳類と鳥類の問題は解決です。

 さて、「ちちくる」と、どういうことになるか…?「乳繰る」の意味が解らない初心(うぶ)なお子ちゃまは、辞書で調べましょう!

なかなか良いものですが… おっと、そういうことではなく、見せつけられる側としては「ジェラシー必至」ですよね?
念を押しますが、絶対死ぬ方の必死ではなく、必ずそうなるという方の「必至」です…

「ジェラ シー」の中には
「ジュラ紀」の意味と、
「シー:白のシ」、つまり「白亜紀」の意味を込めてあります。

これで年代はトリアス→ジュラ→白亜の順がわかります。気をつけてほしいのは記述式テストでうっかり「ジェラ紀」と書いてしまうことですかね。

さらに、「ラシー」にはもうひとつ、「裸子植物全盛」の意味がっ…!
ここだけは出現ではなく全盛ですけどね… テヘヘ 
むしろ避けられなくて……

種子植物というか、裸子植物の登場は古生代のデボン紀だと図説には書いてあります。中生代はしばしば「裸子植物と恐竜の時代」などと称されるので、まあヨシとしてください。

それはともかく、これだけの情報を盛り込むサティだから、当然「必至」にもアノ意味があるのだろうと推測したあなたはさすがです。そう、おそらくとっくに「おお、白亜紀に被子植物出現か」と気付いていることでしょう。ちなみに被子植物全盛は新生代です。

『乳繰(ちちく)っとります ジェラシー 必至』
これは単なるエロい戯言(されごと)ではなくて、深い意味のあるタメになるフレーズなのです。

もうこんな問いに答えることができそうですか?
ⅰ 中生代の「紀」の名称を年代順に挙げてください。
ⅱ 哺乳類が出現したのは、地質年代のいつのことですか?
ⅲ 哺乳類と鳥類、出現したのはどちらが先ですか?
ⅳ 裸子植物が繁栄したのは地質年代のいつのことですか?
ⅴ 裸子植物と被子植物、出現したのはどちらが先ですか?

答は先ほどのフレーズの中に詰まっています。ちょっと補足も加えました。
ⅰ トリアス紀 → ジュラ紀 → 白亜紀 です
ⅱ 哺乳類が出現したのは、中生代トリアス紀です。(トリはギリシア数詞 
 で3の意味。トリアス紀=三畳紀)。「乳」つまり哺乳類はトリアス紀に
 誕生しました。
ⅲ 哺乳類はトリアス紀に誕生し、鳥類(トリ)は「明日(アス)」、つま
 りトリアス紀の次の時代であるジュラ紀に誕生します。先に出現したのは
 哺乳類のほうでした。
ⅳ 裸子植物が繁栄したのはジェ「ラシー」あたり。古生代デボン紀あたり
 で出現した裸子植物は中生代を通じて全盛を誇り、ために中生代は「恐竜
 と裸子植物の時代」と言われることもあります。
ⅴ 「必至」は「被子植物」を指します。中生代白亜紀あたりに出現し、次
 の新生代に繁栄を極めます。ちなみに新生代は「哺乳類と被子植物」の時
 代とも呼ばれています。

 『乳繰っとります、ジェラシー必至』は、中生代の特徴を説明したフレーズのつもりです。

ああ、乳繰りてぇ… やべ、変な妄想が…

あ、受験生の皆様、失礼いたしました。素敵な進路をゲット出来たら気兼ねなく乳繰ってくださいませ。


(4) 古生代、中生代、新生代の区切りの数字と覚え方


  ここで趣味の悪い質問です。

 さて古生代は今から約何億年前に始まったでしょうか。そしてその基準は何ですか。ふふふ… 生物が得意な方でもたいてい動きが停止します。

年代を聞かれると、社会の歴史じゃあるまいし、「もうアウト~!」という方々は実に多いのです。

とりあえず、地球の年齢が46億年であり、そのうちの「ほぼ9割弱が先カンブリア時代であること」、加えて「新生代が46億年の1.5%にも満たないこと」を常識であるとするならば、少なくとも「億年」という桁(けた)だけは省略しても良いように思えます。

 先ほど挙げた表を再掲します。

先カンブリア時代 → 古生代   → 中生代    → 新生代
40,6億年間      2.9億年間   1.84億年間    0.66億年
約88.3%       6.3%     4%        1.4%


これを「今から何億年前か」に入れ替え、最終紀のトピックスを添えてみましょう

 地質時代     今からの時間   最終紀のトピックス
先カンブリア時代  46~5.4億年前  :エディアカラ生物群
古生代        5.4~2.5億年前  :三葉虫(サンヨウチュウ)絶滅
中生代       2.5~0.66億年前 :アンモナイト絶滅
新生代       0.66億年前~  :ぷーさんの核戦争?(未定)

おおまかに言えば、古生代はサンヨウチュウの時代、中生代はアンモナイトに時代だと言うことができます。
この表を見てわかるのは、5.4 、2.5 、0.66という数字を覚えてしまえば年代問題は解決する、ということ。

 いざ…

 サティはラップみたいに、「 韻(いん) 」を踏んでみました!

 (4) 『看護師の個性、ニッコリ チューせい、ロックンロールの新星』

要は時代順と数字が合致すれば良いのでしょう?

「看」は先カンブリア時代のカン、
「ゴシ」は「5億4千万年前」を境にして、カンブリア紀から
「個性」つまり「古生代」に入ることを意味しています。

 「ニッコリ」とは、「2億5千万年前 」の2と5のことです。
「チューせい」って、「チュー」してほしいわぁ! ってのもあるけど、もちろん「中生代」のことです。

同様に「ロックンロール」が意味する数字は6と6。
まさかここで「6億6千万年前!」などとトボケル方もいない前提で、
「6600万年前」ということにしておきましょう。
「新星」は言わずと知れた「新生代」のことです。

 なかなかうまくいったぁ… と自画自賛ですが、正直ちょっと長いし語呂が今ひとつだと反省しました。古生代→中生代→新生代の流れなんかもう覚えたよ、という方にはもう一歩踏み込んだ短縮形を伝授いたします。

 『 看護師の個性、 ニッコリチュウ💋せい、ロックンロールの新星 』→ (4)『看護師 ニッコリ ロックンロール!』 

 サティなりの会心作、いかがでしょうか?


(5) ○○生物群の順序と国の名前の覚え方 


 + サティの思考過程の解説

 先カンブリア時代から古生代カンブリア紀にかけて、代表的な生物群が3つあります。しかし、
 エディアカラ  澄江(チェンジャン) バージェス  と必死に名前を覚えても、どこの国か? どんな特徴があるか? 出現した順序は? 先カンブリア時代のものはどれか? と畳み込まれると、次第に無口になってしまいそうです。実際まあまあの確率で出題されていますし…

仕方ない、サティがまとめてみましょう。


まず列記してみます

もっとも古いのは5.8億年前のエディアカラ生物群です。
…ということは、「看護師」の5.4億年前より古いので、先カンブリア時代のものですね。場所はオーストラリア(豪)南部、特徴は硬い殻や体表を持つ生物が見当たらないことです。
…ということは、強力な捕食者から身を護る必要があまりない、比較的のどかな生態系だったのかな、なんて想像するワケですね。

次は5.2億年前の澄江(チェンジャン)生物群です。場所は中国南部、雲南省です。エディアカラからずいぶん離れてるじゃん… というのは現世での地理感覚です。当時はまあまあ近い場所で、以後に大陸が移動したためこんなに遠くなってしまったのです。
5.2億年前と言えば、すでに古生代カンブリア紀。例の「カンブリア爆発(生物が爆発的な勢いで進化を遂げ、種類が増えていったこと)」真っただ中みたいな生物群ですね。
特徴は硬い殻の体表を持つ生物が出現していること。
…ということは、強力な捕食者から身を護る必要があったということ。現にアノマロカリスやオピバイアといった捕食者の化石も発見されています。
ただし発見順序としては、ここがもっとも遅かったところです。

もっとも新しいのは、5.1億年前のカナダのバージェス生物群です。特徴は澄江(チェンジャン)とよく似ています。幾つかの資料によると、どうやら生物の種類は、謎のものも含めてチェンジャンの方が多そうな書き方です。爆発がひととおり済んで、ある意味落ち着いたころの生態系かもしれませんね。

さあどうするサティ… まとまるのか、こんなの… これはピンチだ orz

んんんんん…

(5)エディからGO! 「カブリつけないチェンジ中」 バージョンかな?

ま、ギリギリ合格でしょうか…

解説

エディからGO! 
エディアカラ(豪)

カブリつけない             チェンジ中
カンブリア紀&硬い殻でカブリつけない  チェンジャン(中国)

バージョン かな?
バージェス(カナダ)

んんんん…
これはコスプレ披露会中の会話でしょうか?

エディからGO! 「カブリつけないチェンジ中」 バージョンかな? 
エディアカラ(豪)始めて!
         体表が硬くカブリつけない(カンブリア紀の特徴)
         チェンジャン(中国)
                       バージェス(カナダ)

結構無理はあるけど…
サティはもう覚えた。完璧だ。


受験生のみなさま、自分なりにアレンジしてモノにしてください。
もっと良い案があれば、こっそりサティにも教えてください。

もちろん無料で…(笑)

 ここまでの総まとめです。 
 (1) 寒ブリおるど、汁ドボン、咳痰ペッ
 (2) 孫にコケシだ、帰るわに、ペッ
 (3) 乳繰っとります、ジェラシー必至
 (4) 看護師 ニッコリ ロックンロール
 (5) エディからGO!「カブリつけないチェンジ中」バージョンかな?

こんな暗記法、いかがでしょうか?

そしてまだ出てきていませんが、
 (6) 設問1~6

使いこなして、進化分野を大いなる得点源にしてください。以下に設問と間違っているかもしれないか解答解説を添えておきます。

 間違ってるかも知れない、と言うと、みなさん必死でアラを捜しますよね。実はそれが狙いなのですが、本当に間違っていたときの言い訳にもなるワケです(苦笑)。

二次試験で「生物」を使えるのは幸せなことです。共通テストで失敗すると、二次もへったくれもないですからね。

ここまでお読みいただき、まことにありがとうございます!
記事を購入していただいた皆様に幸多かれ!

必要があれば他の記事も参照していただけますように。
また、仲の良いお友達にもこのサイトを御紹介いただければ、まさに有難さの極みであります。

                              サティ

(6) 設問1~6


設問1
 
次の①~⑩の事項を古い順に並べ,それぞれ(ア)~(エ)のどの時代に
該当するか答えよ。
 
① 両生類の出現     ② 鳥類の出現      
③ 人類の出現      ④ 魚類の出現
⑤ 三葉虫の絶滅     ⑥ アンモナイトの絶滅  
⑦ 哺乳類の多様化    ⑧ 全球凍結
⑨ 木生シダ植物による大森林の形成     
⑩ エディアカラ生物群の繁栄
 
(ア) 先カンブリア時代   (イ)古生代   
(ウ) 中生代        (エ) 新生代
 
 
設問1の解答
8・ア → 10・ア → 4・イ → 1・イ → 9・イ 
→ 5・イ → 2・ウ → 6・ウ → 7・イ → 3・イ 
 
 
設問2
 下の表は地球の地質時代と生物の変遷を示したものである。
 
地質時代          植物界   動物界
 
新生代    第四紀     ―       (e)
新生代   新第三紀    (a)      哺乳類の繁栄
新生代   古第三紀    ―     哺乳類の繁栄
 
中生代    (ア)       ―      (f)
中生代   (イ)      (b)      (g)
中生代  トリアス紀    ―      ―
 
古生代   ペルム紀    ―      三葉虫の絶滅
古生代   (ウ)       ―     両生類の繁栄
古生代   デボン紀    (c)      ―
古生代   シルル紀    ―       ―
古生代  オルドビス紀  陸上植物出現  (h)
古生代  カンブリア紀   (d)       ―
 
先カンブリア時代     細菌・シアノバクテリアの出現
先カンブリア時代     原始生命の出現
 
(1) 表中の(ア),(イ),(ウ)に入る語句の組み合わせとして最も
適当なものを,次の中から1つ選べ。
 
   (ア)    (イ)     (ウ)
 ① ジュラ紀  二畳紀   白亜紀
 ② ジュラ紀  白亜紀   石炭紀
 ③ 白亜紀   ジュラ紀  石炭紀
 ④ 白亜紀   石炭紀   二畳紀
 ⑤ 石炭紀   白亜紀   二畳紀
 ⑥ 石炭紀   ジュラ紀  白亜紀
 
(2) 表中の(a)~(d)の説明として誤りのあるものを次の中から1つ選べ。
 (a) 被子植物の繁栄  (b) 針葉樹の繁栄
 (c) 裸子植物の出現  (d) シダ植物の繁栄
 
(3) 表中の(e)~(h)の説明として誤りのあるものを次の中から1つ選べ。
 (e) 人類の発展    (f) 恐竜類の出現
 (g) 鳥類の出現    (h) 魚類の出現
 
(4) アンモナイトが繁栄していた地質時代を,次の中から1つ選べ。
 ① 先カンブリア時代   ② 古生代  
 ③ 中生代        ④ 新生代
 
(5) 示準化石に関する記述として誤りのあるものを,次の中から1つ選べ。
 ① 生存期間が長い。 ② 分布領域が広い。
 ③ 個体数が多い。  ④ 年代決定に役立つ。
 
(6) 新生代の始まりは今から何年前か。最も適当なものを,次の中から
1つ選べ。
 ① 160万年前     ② 660万年前  
 ③ 2600万年前    ④ 6600万年前
 
設問2の解答
 (1) 3  (2) d  (3) f  (4) 3  (5) 1  (6) 4
解説 (2) d :シダ植物は石炭紀に繁栄した。
     dで繁栄したのは藻類。
 (3) f :恐竜はトリアス紀に出現,白亜紀末に絶滅。
 (4)と(5) アンモナイトは中生代の示準化石。示準化石は地質年代を特定
  するものなので、個体数が多くても生存期間はある程度短かった生物
  が適している。
 
 

設問3 
 
下図を見て生物の変遷に関する以下の問いに答えよ。
 
 地質時代         繁栄した動物群からみた時代区分
 代     紀
 
 新生代   (C)       哺乳類の時代
 新生代  新第三紀    哺乳類の時代
 新生代  古第三紀    哺乳類の時代
                     ←X
 (A)     白亜紀
 (A)     (D)      (G)類の時代
 (A)     トリアス紀
                     ←Y
 (B)     ペルム紀    (H)類の時代
 (B)     (E)        (H)類の時代  ←Z
 (B)     デボン紀    (I)類の時代
 (B)     シルル紀     (I)類の時代
 (B)    オルドビス紀   無脊椎動物の時代
 (B)     (F)        無脊椎動物の時代
 
 先カンブリア時代
 
 (1) 図中の(A)~(I)に適切な語句を入れよ。
 
 (2) 現在の地球の大気では比較的多い成分であるが,原始大気
  に含まれていなかった成分は何か。
 
 (3) 光合成により,(2)の成分を地球上で最初に生産したと考え
  られる生物群は現生のどのような生物のなかまか。
 
 (4) (2)の成分が増加するにしたがい,生物にとって有害な紫外
  線を吸収する大気の層が形成されるようになった。
  この層の成分は何か。
 
 (5) 先カンブリア時代の末期に出現した多細胞生物には,現生の
  クラゲによく似たものを含む生物群が存在した。
  この生物群の名称は何か。
 
 (6) カナダのロッキー山脈の地層から,(F)の中期に存在し,現生
  の動物と形が全く異なるハルキゲニアやアノマロカリスなどの
  化石が発見されている。これらを含む動物群の名称は何か。
 
 (7) ① 三葉虫,② アンモナイト,③ 大形は虫類(恐竜) が絶滅
  した時期は,X~Zのどれに最も近いか。
 
 (8) (E)を代表する植物は,以下の(ア)~(エ)のどれか。
  (ア) コケ植物  (イ) 被子植物  (ウ) シダ植物  (エ) 裸子植物
 
 (9) ① アウストラロピテクス類(猿人),② ネアンデルタール人
 (旧人)が出現したのはどの紀か。図中の語句または記号で答えよ。

 
設問3の解答
 ⑴ A 中生代 B 古生代 C 第四紀 D ジュラ紀 E 石炭紀
  F カンブリア紀 G は虫 H 両生 I 魚
 ⑵ 酸素  ⑶ シアノバクテリア  ⑷ オゾン
 ⑸ エディアカラ生物群  ⑹ バージェス動物群
 ⑺ ① Y ② X ③ X  ⑻ ウ  ⑼ ① 新第三紀 ② C(第四紀)

 ⑵~⑷ 現在の地球の大気では約 21 %を酸素が占めているが,原始大気に 
 はほとんど含まれていなかった。酸素を発生するシアノバクテリアが誕生
 してから酸素濃度が増え始め,カンブリア紀に急増した。オゾン層はカン
 ブリア紀末頃に形成され,有害な紫外線を遮ったために生物が陸上進出で
 きた。
 ⑺ 三葉虫は古生代の示準化石,アンモナイトと恐竜は中生代の示準化石。
 ⑻ 先カンブリア時代~シルル紀は藻類の時代,デボン紀~ペルム紀はシダ
 植物の時代,三畳紀~白亜紀は裸子植物の時代,白亜紀なかばから古第三
 紀以降は被子植物の時代と言える。
 ⑼ 古第三紀は 6600 万年前~ 2300 万年前,新第三紀は 2300 万年前~ 2
 60 万年前,第四紀は 260 万年前以降である。アウストラロピテクス類
 は,300 万年前には存在していたため新第三紀,ネアンデルタール人は 20
 ~ 30 万年ほど前に存在したため第四紀。
 
 
 
設問4
 
 次の文章を読み,空欄に適切な語句を下の語群から選んで答えよ。
 
 シルル紀のクックソニアやデボン紀のリニアなどは気孔をもち,表皮の外側にクチクラ層があって,陸上生活に適応していた。リニアでは維管束が発達している。デボン紀の初期には維管束をもち,胞子で繁殖する( ア )植物が多様に分化し,デボン紀後期になると種子植物が進化した。種子植物の特徴は種子をつくることである。種子には胚とよばれる次世代の幼植物(胞子体)と,種子の発芽およびその後しばらく幼植物の成長に使われる養分が含まれている。最初に出現した種子植物は裸子植物であり,被子植物はそれより後に出現したとみられる。被子植物は種子のもとになる( イ )が裸出しておらず,( ウ )の中にある。
 
 動物は植物より遅れて,デボン紀の終わりごろ陸上に進出した。化石の両生類として知られるイクチオステガは( エ )と( オ )をもっていて,陸上生活に適応していたことがわかる。しかし,両生類は祖先群と考えられる魚類と共通した特徴ももっている。すなわち,胚発生時に( カ )ができず,無( カ )類とよばれる。
 
ハ虫類は,形態や生理・生態にさまざまな環境に適するような多様な種分化を行って,中生代に繁栄をきわめた。このように同一の系統群がさまざまな環境に適するように種分化を行うことは( キ )といわれる。
鳥類は,ハ虫類の一群から進化したと考えられる。鳥類は翼により空中を飛行する能力を獲得した。一方,同じデボン紀の終わりまでには,( ク )動物の両生類とは全く異なる無( ク )動物である( ケ )動物の中からも,昆虫類やクモ類が陸上に進出した。
 
〔語群〕 (a) 脊椎  (b) 節足  (c) シダ  (d) コケ
(e) 収束進化  (f) 胚珠  (g) 羊膜  (h) 四肢
(i) 適応放散 (j) 肺  (k) 子房  (l) うろこ
 
 
 
設問4の解答
ア c イ f ウ k エ,オ h,(順不同) カ j g キ i ク a ケ b

 約 4 億年前のシルル紀、当時の陸上で化石が見つかっている最古の陸上植物がクックソニア(コケの仲間)である。クックソニアには葉や根がなく,2 つに分かれた茎の先端に胞子のうをつけており,水辺に繁茂していた。

 エ,オ:陸上で生活するためには,からだを支えるための骨格と筋肉,乾燥にたえる皮膚,呼吸するための肺などが必要である。両生類の成体は肺呼吸を行うが,うろこなどがないため乾燥に弱い。受精と発生の場が水中であるため,水辺から離れることは難しい。

カ :羊膜を含む胚膜には,乾燥から胚を保護するはたらきがある。
キ :同一の系統の生物が,さまざまな生活様式に適応して多様化する進化を
 適応放散という。⒠の収束進化(収れん進化、適応集中)は,祖先の異な
 る生物が,似たような生活様式を持つことで相互に相似した外形を持つも
 のに進化することをいう。
 
 
 
 
設問5
 
次の文章を読み,問1~3に答えよ。
 
 約4億年前には植物が陸上に進出していた。それはシルル紀のクックソニアやデボン紀のリニアなどの化石から判断できる。これらは気孔をもち,表皮の外側にクチクラ層があって,陸上生活に適応していたことを示す。リニアでは維管束が発達している。デボン紀の初期には維管束をもち,胞子で繁殖する( ア )植物が多様に分化し,デボン紀後期になると種子植物が進化した。種子植物の特徴は種子をつくることである。
 
① 種子には胚とよばれる次世代の幼植物(胞子体)と,種子の発芽及びその後しばらく幼植物の成長に使われる養分が含まれている。
 
最初に出現した種子植物は裸子植物であり,被子植物はそれよりかなり後の,恐らく白亜紀に出現したとみられる。被子植物は種子のもとになる( イ )が裸出しておらず,( ウ )の中にある。
 
 動物は植物より遅れて,デボン紀の終わり頃陸上に進出した。化石の両生類として知られるイクチオステガは( エ )と( オ )をもっていて,陸上生活に適応していたことがわかる。しかし,両生類は祖先群と考えられる魚類と共通した特徴ももっている。すなわち,胚発生時に( カ )ができず,無( カ )類と呼ばれる。は虫類は,形態や生理・生態に様々な環境に適するような多様な種分化を行って,中生代に繁栄を極めた。このように同一の系統群が様々な環境に適するように種分化を行うことは( キ ) といわれる。鳥類は,ハ虫類の一群から進化したと考えられる。
 
② 鳥類は翼により空中を飛行する能力を獲得した。
 
一方,同じデボン紀の終わりまでには,( ク )動物の両生類とは全く異なる無( ク )動物である( ケ )動物の中からも,昆虫類やクモ類が陸上に現れた。
 
 
問1.( ア )~( ケ )に適切な語を入れよ。
 
問2.①の文について,被子植物ではこのような種子が,多くの場合,重複受精の結果できる。重複受精について80字以内で説明せよ。
 
問3.②の文について,現生の動物を見ると,鳥類のほかに哺乳類のコウモリも翼で空を飛び,多くの昆虫も羽で飛翔している。コウモリの翼は鳥類の翼とはかなり外見的に異なるが相同であるとされ,昆虫の羽はこれらと相似であるとされている。これらを例として,生物における相同と相似の違いについて120字以内で説明せよ。
 
 
設問5の解答
 
問1 ア シダ イ 胚珠 ウ 子房
 エ,オ 4肢[手足,4つの足],肺 (順不同)
 カ 羊膜 キ 適応放散 ク 脊椎  ケ 節足
問2 花粉管の中にある2つの精細胞の1つが胚嚢(はいのう)にある卵細
 胞と受精[接合,融合]し,もう1つの精細胞が極核[中央細胞]と受精[接
 合,融合]する現象。
問3 鳥類とコウモリは種類[系統]が異なるが,翼は発生の起源が同じであ 
 り,そのようなものを相同[相同器官]という。昆虫の羽はみかけがこれら
 と似ているが,発生の起源が異なり,このようなものを相似[相似器官]と
 いう。(ちなみにコウモリは哺乳類である)
 
 

設問6

次の文章を読み,問1~4に答えよ。
 
 地球に生物が存在したことを示す最古の痕跡は約40億年前の堆積岩から見つかっている。その生物は現在の細菌に似た,核膜や細胞小器官を持たない ( ア )生物であったと考えられている。( ア )生物には海に溶け込んだ有機物などを取り入れて利用する( イ )生物と細胞内で無機物から有機物を合成する能力を持った( ウ )生物がいたと考えられる。
 
( ウ )生物としては,まず,無機物を酸化する際に得られるエネルギーを利用する ( エ )生物が生まれ,次いで光エネルギーを利用し,( オ )または水素を還元剤として使う光合成生物が出現したと考えられている。約30億年前の地層から( カ )の仲間が見つかっていることから,この時点で水を分解して利用し,酸素を放出するタイプの光合成生物が現れたと推定されている。( カ )の仲間は約27億年前から約20億年前の地層からも多量に見つかっており,

①最初は海水中に多量の酸素を放出し,次いで,
②溶けきれなかった多量の酸素が大気中に放出されたと考えられている。
 
( カ )に次いで,酸素を利用して細胞内で有機物を二酸化炭素と水に完全に分解する( キ )生物も出現した。
 
 約20億年前に真核生物が出現したと化石から推定されている。真核生物の大きな特徴は,核が二重膜で包まれ,DNAはタンパク質と結合して染色体を形成していること,ミトコンドリアという細胞小器官を持っていることである。さらに,植物細胞は葉緑体という細胞小器官を持っている。葉緑体を獲得した真核生物は,海水中で単細胞の段階を経て多細胞生物である( ク )に進化し,さらに,シルル紀には最初の陸上植物が出現した。デボン紀には ( ケ )を持つことにより陸上生活に適応したシダ植物が多様化し,最初の森林が出現したほか,裸子植物が出現した。また,白亜紀には被子植物が出現し,裸子植物や

③被子植物はシダ植物に比べてより乾燥した環境に生活の場を広げた。
 
 動物は,まず,( コ )が陸上に進出したと考えられている。水中で進化した魚類は( サ )と( シ )に分類されるが,デボン紀末に( シ ) から原始的な両生類が進化して陸上に進出した。
 
 
問1.( ア )~( シ )に適切な語を入れよ。

問2.下線部①の結果として形成された地層を何とよぶか,記せ。
 
問3.下線部②に関して,大気中に放出された多量の酸素から形成されたも
のを何とよぶか,記せ。また,それが生命の陸上への進出に果たした役割
を30字以内で記せ。
 
問4.下線部③に関して,被子植物がシダ植物に比べてより乾燥した環境に
生活の場を広げることができた生殖上の違いを80字以内で記せ。
 
 
 
設問6の解答
問1. ア 原核 イ 従属栄養 ウ 独立栄養 エ 化学合成
 オ 硫化水素・硫黄 カ シアノバクテリア キ 好気性
 ク 藻類 ケ 維管束 コ 昆虫・節足動物 
 サ 軟骨魚類 シ 硬骨魚類
問2.鉄鉱床・鉄鉱層
問3.オゾン層
 役割…地表に届く生物にとって有害な紫外線や宇宙線の量を減らした。
問4.シダ植物の受精には植物体(前葉体)外の水を必要とするが,
 被子植物は花粉管が精細胞を運ぶため,植物体外の水を必要としない。


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