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“楽しい”と”安心する“は間違いやすいと思った話

勝てるかどうか、五分五分の
(結果、相手が格上だったけれど)
ゲーム前最後の練習中に恩師は、

『確実に勝てる勝負の何が面白いんだよ』
 と激怒しておりました。

(愛のある激怒ですが子どもたちは
怒られたーという顔でいっぱいでした。笑)

そして子どもたちと一緒に隣で涼しい顔をして聞いている自分も内心ドキっとしていました。


わたしは昔から石橋を叩きまくり、
「うん、大丈夫だな」と思えないと橋を渡らないことがほとんどです。

もちろん、それがいい道筋になることもあるのですが挑戦や、とりあえずやってみよ精神とはかけ離れた生き方でした。


そんなわたしですが、まだ1、2回しか叩けずにいるけれども、その先へと進みたいかも?と思う橋が、つい最近目の前に現れたのです。

でも、まだ橋を渡る手前で立ち止まって怖がっている状態が続いていました。

もう通行証も貰っているし、あとは自分の意思で一歩踏み出したらスタートなのに…


そんなとき、子どもたちと一緒に恩師の言葉を聴いて、

『勝てる試合だけが楽しい』
『負けるかもしれない試合は怖いから出場拒否』

…そんな風に思いながら生きてきたのか?と自分を振り返りました。



振り返ってみたら、そんなことはありませんでした。

恩師のもとで自分が選手として過ごした学生時代、チャレンジが怖いからと戦う前に諦めていたか??


いや、そんなことなかったな。

確かに、強い相手にチャレンジする前は緊張するし、怖かったかも。
なんなら勝てるチャンス大アリ!みたいな周りからの期待が乗っかるときは、なんでかもっと怖かった思い出もあるけれど。


それでもはなから諦めてはこなかったよな。と思い返したのです。


確実に勝てる試合は『楽しい』のではなく、

『安心する』から好んでいたのかもしれないと、

思わされた恩師の言葉でした。


次はちょっと勇気を出して、
久しぶりに自分の努力で勝ちゲームにしてみたいと思います。


勝敗が分からない試合を楽しめる
ドキドキしながらもワクワクできる
そんな風になりたいと思った話でした。


iri.

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