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死ぬまでに行ってみたいところが20個以上あるのですが…

わたしは夜景やイルミネーションにあまり感動しない。
工場のライトや街の灯りの集合体から生まれる夜景、
冬に見えるイルミネーションも心躍るのは目に入った一瞬だけだ。
(あまり大層なものを見たことがないのもあるが)

やはり自然の力によって偶然生み出された産物には敵わない。
プレート運動や火山活動によってできた高い山々。
何千年、何万年とかけて造られた鍾乳洞。
多くの生物を抱える海。

これらにどう勝とうというのだ。
人間にとっては永遠以上にもとれるほど長い年月をかけてつくられたこの地球の産物。そりゃ感動しないわけがない。

そんな中でも行ってみたい名所の1つがアメリカのグランドキャニオンだ。
上から層になった岩石を眺めるもよし、わたしが見てみたいのは岩石の中に入って層になった岩石と隙間から差し込む日光のコントラストを楽しみたいのだ。まるで神が降臨したのかと思うだろう。

グランドキャニオン

次が南米ボリビアのウユニ塩湖だ。
アンデス山脈の隆起により孤立してしまった海水から造られる。
なのでこちらは湖ではあるが、山の上にある。
国境を跨いで目指さなければならなかったり、面倒くさい手順を踏まなければならないらしいが、湖面に反射する空を見てみたい。

ウユニ塩湖

他にも屋久島の縄文杉(ジブリ大好き民として一度は行ってみたい)。
カナダの国立公園も絶景だ。山岳と水面のコントラストが素晴らしい。

自然物以外でいうと歴史ある建造物なんかも好きだ。

エジプトのピラミッド。ペルーのマチュピチュ。スペインのサグラダファミリア。
サグラダファミリアは歴史こそ古くないものの石の大きな建造物とは思えぬほどの精密な石細工。間近で拝んでみたいものだ。まだ完成には時間がかかるようだ。だから重さやコスト面を考えてのことだとは思うが、お願いだから劣化が早いコンクリートを使って建造するのをやめて欲しい。

マチュピチュも歴史の深さはおよそ400年ほどでとても長い、とは言えないが、いで立ちがまるでラピュタみたいじゃないか(またジブリネタすみません)。そして日本と同じ地震大国ペルーの山の上に建てられているのにほぼ無傷で残っているらしい。建設者たちの知恵の深さが伺える。

建造物の歴史の長さにおいて群を抜いているのがエジプトのピラミッドだ。
なにせ建設されたのは一番古いもので約5000年前。
現存する最古の建設物だ。
的確な方位、積み上げた石の大きさ、内部の複雑な構造など今なお謎多き建設物のひとつである。壁画も拝んでみたいし、周辺に広がる砂漠も存分に味わいたい。

同じ括りで行くとローマ帝国の遺跡も捨てがたい。
有名なコロッセオやフォロ ロマーノ。
あとは外国のホラー映画、特にエクソシスト系でよく話題に上がるバチカンのサン・ピエトロ大聖堂。キリスト教で最も神聖な場所だ。

サン・ピエトロ大聖堂

あぁ死ぬまでに行きたい場所が多すぎる。
全部に足を運ぶことは敵わぬ夢かもしれないが、敵わない可能性があるほど大きな夢を見られているわたしは幸せ者なのかもしれない。

長い歴史の中のほんの100年未満しか存在できないちっぽけなわたしにまでこんなに大きな夢を与えてくれる地球。今日も心から慈しんでいきたい。


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