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野迫川村訪問記

先月は奈良県野迫川村に行ってきました。
振り返りも含めてレポートしようと思います。

野迫川村はどんなところ?

野迫川村(のせがわむら)は、奈良県南部に位置する村。2020年国勢調査の速報値によれば、離島を除いて日本一人口が少ない自治体である。
(中略)
村内の可住地面積割合は2.1%である。これは全国の自治体で最も低い。
上述の通り山間部に位置するため、多くの道路が狭隘で交通が脆弱であり村へのアクセスが困難である。
(中略)
奈良県の村でありながら他の県内市町村よりも西に隣接する和歌山県橋本市、伊都郡九度山町・高野町や大阪府河内長野市との繋がりが比較的強い。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ってことで、ちょっとググっただけで秘境感満載の予感です。
奈良県南部は本当に山でして、山と言えば長野県とか日本アルプスを思い浮かべる人が多いと思うんですが、紀伊山地も相当な山です。
上の説明にある通り、山過ぎて人口がめちゃくちゃ少ないです。2022年8月の推計人口は348人です。

また、ここへの道も渋いです。
奈良県南部はだいたい道が渋いです。「山+道が渋い」からこそ秘境なのでしょう。
和歌山県との県境なので、一番近い街は和歌山県橋本市になると思います。


なんで野迫川村なの?

そもそもなんでそんな秘境の野迫川村へ行きたくなったのか?
それは過去に行ったことがあるからです。
僕は中学生のときに林間学校で野迫川村へ行きました。もう20年以上も前の話です。そのときに見た景色の綺麗さが忘れられず、いつかまた行きたいという気持ちをずっと抱いていました。
山が好きな人は多いと思うのですが、好きな山があると思います。
僕は山の中でも奈良県の山々が大好きです。なんだか神々しいです。

で、ずっと野迫川村に行けてなかったんですが、今年はマイブームとして川遊びブームが到来しまして(笑)、検索したところ野迫川村に当たったというわけです。
あとはそもそも僕自身、秘境が好きということもあります。
野迫川村の隣の十津川村は何度も訪れていますが、秘境として有名なところです。日本最長の路線バスが走っています。

野迫川村に着くまで

大阪府にある僕の家を車で出発。
野迫川村で川遊びしようと思ったら、交通手段は車しかないと思った方がいいでしょう。
高速道路は大阪府和泉市まで。あとはひたすら一般道です。当然のように一般道です。
奈良県南部は高速道路は基本的にないです。五條市や橋本市は京奈和道が走っていますが、ガチ山な地域には高速道路はないです。
個人的には交通は不便ですが、そのおかげで秘境が守られているわけで、今のままがいいなあと思っています。もっとも、地域住民の方であればもっと利便性を高めてほしいという声はあると思います。

国道371号をひたすら南下しますが、途中に世界遺産である高野山を通過します。なので、高野山までは意外と交通量があります。ただ、比較的道路は整備されています。くねくねしてますけどね。飛ばす車も多いので、十分に注意して走行します。
目的地に着くまでに最後は国道から中の道に入っていくのですが、これがまた渋い!カーブや対向車に十分注意して走行します。郵便局の車とすれ違いました。お疲れ様です。

まずは腹ごしらえ

予約しておいた「ホテルのせ川」さんで昼食を取ります。
予約サイトの「じゃらん」で食事と入浴の予約ができます。事前に予約することで必ずご飯にありつけるのと、大浴場が使えて水着にも着替えられる、駐車場が使えるなど、いいことづくしです。
僕と相方の2人で「あまご定食」を頼みました。

あまご定食。アライまで付いていてめっちゃ豪華!

やっと写真の登場です。
川魚のアライは普段食べることがなかなかできないので、貴重です。
結論から言えば、めちゃくちゃ美味かったです!
これで値段は1,550円でした。
お風呂代は600円でした。
うーん、お得(^^♪

いざ川遊びへ

ホテルのせ川さんで水着に着替えさせてもらい、川遊びに出発です。
といっても、ホテルのそばが川なので、歩いて降りていくだけです。

そばにすぐ川が。川原樋川というそうです。

写真に人は写っていないですが、人はいました。
ですが、どちらかと言えば穴場なので、そんなに多くもなく。
ホテルの方が「ちょっとお客さんが落ち着いた」とおっしゃっていて、ちょっと前はもっと人が多かったようです。

実はこの前の週に同じ奈良県の天川村へ川遊びに行ったのですが、その時の方がよっぽど人が多かったです。天川村の方がアクセスがいいこともありますけどね。

川辺はまあ、川辺なんですが、サンダルで探検します。
ちょくちょく家族連れやグループと出くわしました。
若者がグループで来てたりもしてて、「青春やなー」という感じでした(笑)。

そういえば、川沿いにキャンプ場もあって、そこから川に出ることもできるようでした。スイカが川に冷やしてありました。

この日はそんなに暑くなかったこともあり、僕は川にどっぷりとは浸かりませんでした。
水の綺麗さですが、当然かなり綺麗でした。ですが、天川村の川はめちゃくちゃ透明で、ここに来る前週にすでに感動していたのでした(笑)。

こんな感じです。右側の建物がホテル。

お風呂で締め

とまあ、地味っちゃあ地味ではあるのですが、ここはホテル併設なので、お風呂に入ることができました。
このお風呂がめちゃくちゃ最高です!
川に入った後なので、めっちゃ気持ちいい!
このお風呂は入ってよかったなと思いました。
相方が上がってくるのを待っている間、ホテルの方と話していたのですが、野迫川村が好きで移住されたとか。
移住ブームではありますが、野迫川村で住むのはなかなか大変だと思います。でもそれくらい魅力があるところでもありますね。
こうして気軽にホテルの方とコミュニケーションを取れたのもよかったです。
ホテルでアイスクリームを食べて帰りました。

さらば野迫川村。また来ます。

おわりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
川遊びに夢中で写真が少なくなっちゃいました。。

奈良県野迫川村。何もないと言えば何もないところなのかもしれないですが、誰にでも心に残る風景はあるものです。
今回の訪問は、またここにこれた、ってことがよかったです。
ちなみに他の季節はどんなアクティビティがあるのかホテルの方に聞いてみたのですが、特にないとのことでした(苦笑)。でも冬は樹氷が見れるとか。車にはスタッドレスタイヤとチェーン、駆動は4WDが必須とのことです。
心の風景をたずねる旅、皆様もしてみてはいかがでしょう。

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