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時速36kmツアーファイナル

2月17日土曜日、Zepp新宿で行われた時速のツアーファイナルに行ってきた。

大好きなひとたちを見て

SEが鳴って4人が出てきた瞬間、いろいろな感情がせりあがってきて泣きそうになった。「ここまで来たんだな」とかではない。大好きなひとが存在している、それを見ているわたしも存在している確かさに感動した。

よかった歌をあげると全てになってしまうし変わったことも言えないので気づきがあった歌について書く。

ブルー

前日にこれを聴きながら大泣きしていたので実際に聴いたらやっぱり大泣きしてしまった。時速のひたすらやさしい歌にも助けられているけれど、やさしさと同時に前を向かせてくれる歌にも背中を押されている。

ラブソング

初めてこの歌にこころを揺さぶられた。今までは「花がきれい」とか「猫がかわいい」とかに似た「ラブソングはあたたかい」だった。

でも今日はこれってわたしたちへの愛の歌でもあるな、と思った。途端に胸が高鳴って、こころの柔いところに染みて、全部が愛おしく感じられた。

仲川さんのことば

仲川さんがMCで「いつだって今こころの真ん中にある感情をだいじにして、間違ってる感情なんてないからね」と言っていた。きっと今までもことばを変えながら仲川さんはこういうことを教えてくれている。

わたしだって他人にならそう思える。でも、だからこそ、今ことばにしてくれたことに救われた。

大きなところでやれて嬉しいけどその分こわいとか、いつかは失うもののこととか、色々な温度の気持ちを見せてくれた。その姿がまさに仲川さんの真ん中の感情だろうから、どこまでも誠実なひとだと思った。

stars

starsは数回に1回、聴こえ方が変わるときがある。今日はそうだった。

わたしは好きなものもひとも少なく、生活を楽しむのが下手だ。でもそのものやひととの間には「ほんとうのおはよう」が生まれていて、それで充分だと思えた。

忘れることに抗う

シャイニングに付け加えられたことばも動物的な暮らしで「思い出に負けないような日が来るまで生きる」と一緒に歌ったことも、ちゃんと覚えていたい。負けない。

自己否定して安心する自分や汚い世界に負けない。うつくしい世界をつくるし渋々でも自分を認める。

傷が癒えるライブも楽しいライブも経験させてもらってきたけれど、それらに加えて、ここを離れても自分が自分でいられるような頼りを持ち帰ったような気がする。

結局

それなりに服を着せて自分を見せるような文章を書くのは楽しいから色々書いたけれど、真ん中の感情は「時速だ〜〜〜いすき♡」という感じ。

これからも彼らの音楽と生活をともにしたいし、数にこだわらない仲川さんが「この数はすげ〜〜…うわ〜〜…」と言っているのを見届けていきたい。

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