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Birth: 心象風景と骨と肉

生きた足跡を残し、誰かの心に残ろうとすること。「自我」を証明するものが「他者の記憶」にしかないことを、ヒトは本能的に知っている。

街の人々と関わり、その人となりと役割、内心に触れる。記憶の糸をほぐすように、風景に溶け込んだパズルを解く。

骨と肉は、単に心の宿り木でしかない。そこにぬくもりを与えうるのは、拾い集めた自分自身の小さな旅の記憶だけだ。

そんなおだやかでちょっとだけ刺激的な、小さな旅のゲーム。


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