ザン関東A1自戦記〜2023後期8/30回戦 南場
お世話になっております。
前回、東場の記事をまとめましたので、今回は南場の記事になります。
〜南一局〜
いい配牌です。ペンチャンができようないというだけでだいぶポイントの高い手牌と言えます。
4巡目、イーシャンテンです。
このような牌姿から3sを先切りすることはありません。
4pが先でリャンメンリャンメンとなった場合ですら切るか怪しいです。
上家にペンチャン落としが入った程度では、まだそこまで速度負けを意識する必要はないです。数牌の情報を隠して河の強さを維持したいですし、処理遅れになるなら西を切って重厚に構えればいいという楽天的な発想です。
感覚としては47s入り目の待ち取りを、したくないくらいです。でも西西はやりすぎ感がありますし、47sが先のテンパイはずしなら3sを残しておきたいですもんね。どうしましょうか。
上家からツモ切りリーチが入り、数巡後このような手牌になりました。打西と自然な対応でよさそうですね。
意外と順調にみえますが、ピンズが入り目だった場合に9sを勝負するかは最後まで決めかねていました。
7pの危険度はとても低く見積もっているので、47sが入った場合は7pを切って9s単騎にすれば問題ありません。
7pが当たる形を考えると、上家の89p手出しによってリャンメン以外は(愚形固定したことになるので)不自然です。でもリャンメンで当たる形をみても、普通の47pを数巡ダマってからツモ切りリーチにする盤面ではありません。
また、6pが自分に3枚あるわけですから、
45566pや56678pという複合リャンメンに当たることもないのです。
ワンチャンスにはこういった形に当たることがないことも日頃から意識していきたいですね。
それはいく。
点棒状況が追いかける立場であったため、強気に踏み切った役ありリーチですが、なんとかめくりあいに勝つことができました。イェ〜イ!
〜南二局〜
あと4回ピンズを持ってきてください!!!
この手牌、ホンイツを睨んでソウズから切るのはナンセンスでしょう。一色手をやりたいならチンイツを目指すべきですし、ソウズもリャンメンや赤は一次審査合格くらいの面接結果を与えたいです。
何より、「親リー」を打つことが目標とする手段になるため、鳴き前提の手組にして親リーの牽制を与えられないどころか相手に場況情報を与えやすいホンイツは強者相手に不向きの選択と思います。ソウズはあくまで一次審査合格に過ぎない(字牌とは入れ替えるけど〜くらい)ので、結局欲しいのはピンズだけということになります。
前回、1/3理論についてお話をしたので思い出してください。
この手牌がメンチンになるためには平均12巡かかるということですよっ。
2巡目のツモがどれくらい大事かというと、ここでピンズを持ってくればあと3枚でいいから10巡目にはテンパイできるかもしれません。序盤のツモが方針にかなり影響することがわかりますね〜
スクスク!スクスク!
わい・実況・解説・視聴者「あぁ〜↓」
直前に先制リーチを受けましたが、構わず追いかけです。
気持ち的には、1:1の直接的なめくりあいになりそうなので、打点を高めるためのオープンをしたいくらいの気持ちなのですが、対面に不利に打たれる可能性があるので、口をぎゅっと噛み締めてノーマルリーチです。
メンピンソクペコハナートゥ〜セッ!
開けられんか7翻の18000です。いいです。めくりあいに勝てただけで上出来です。
〜南二局一本場〜
さすがに白からは鳴きたい手牌がきました。9m9pは今のところ鳴きません。
9sが重なれば三色があるので鳴きも有効ですが、あくまでも親リーを意識する手順で行きます。
このクラスの手でも打中としています。
親の第一打というのは、実は他の二者と違って特別な価値を持っています。それは、相手の手牌に華があるかもしれない、ということです。
相手は次巡、華を抜くかもしれません。つまり、一巡目に限ってはツモ番が二倍もしくは三倍になるかもしれないので、華を抜く相手に対して二巡早く先切りできる期間なのです。
先切り問題は微差で片付けられる範囲の話なので、自身の重なった嬉しさで中を残すのもいいと思います。ボクはこういうところでも自分がリーチをするために徹底したいというだけなので。
一応そういう理論に基づいているんですよという言い訳でした〜。
極力、こういう9sは引っ張ります。
先制リーチを受ければ無駄なリスクとなり損することは承知で、できる限り無駄な場況を提示しないよう心がけます。
この時点で相手に明確なターツ落としなどが入っている場合は別ですが、まだ二人が余剰整理の段階なので、少しでも相手に手組ポイントを稼がせないためにも、持っておきたいです。
なんでリーチが入ってしまったのか。。。
実際問題、相手の入り目はペンカン7pです。リーチを打てる入り目って本当にこれだけじゃないですか?
最初から9m9mと行ってもいいですが、自分にとって都合のいい進行になる可能性も踏まえて9sから行きます。
ターツ選択がないリーチのレンジは、選択があるリーチと比較して愚形が入り目もしくは待ちに絡む確率がグッと上がります。
私が普段こういう子のリーチに手バラから押し返す際に気をつけていることは、以下の4点です。
・カンチャン・ペンチャンにしか当たらない牌を打たない
→その牌を止めればアガリが発生しづらい牌は止める
・1が切られている2、9が切られている8は止めない
→2-5や5-8待ちにのみ当たり得る場合はさっさ安目で打て
・赤や中張牌のドラはできる限り打たない
→高目に当たるため、吸収して高く育てます
・字牌は止めない
→当たる世界線では、自分の和了の可能性も減るため当たらないことにする
最初はとにかく山にいてツモられそうな待ちには黒髭を刺してから考えさせてくだしあ〜
白をポンしました。リーチ権利を放棄します。
ドラが6sなので、先ほどの「赤やドラは打たない」に該当するような牌ですから一旦止めます。
3p真っ直ぐもありっちゃありなのですが、5pが「赤は打たない」に該当するため、困ってしまいます。
9m9pのシャンポン部分は、一人旅なら強い待ちなのですが、今回は追いかける立場であるため、山の浅さ勝負となってしまいます。
そこまでブラフプッシュしてようやく同じ土台になるのでは厳しいという判断です。一旦2枚分リロードして押す牌を考え直したいです。
ここで鳴かないのならばリーチの一発目で切ればいいじゃんと思うかもしれませんが、それとはわけが違います。9sは手牌で使えない牌、3pは手牌で使える牌という違いがありますので。
実際は一発役があるため、正直9mでもいいかなと思っていましたが、やはり9mが出てポンできるのと自力暗刻にするのとでは価値が違いますのでご容赦ください。
喋っていたら局が終わっていました。
なおさんナイスプッシュ、怒らせさんナイスリーチ。
〜南三局〜
オーラス、点棒状況は上記です。
基本的にはトップをとるために自力和了が必要ですが、上家と親のめくりあいになればたなぼたトップもあるかもしれません。
オーラスというのは各者の条件を参照しながら作戦を組み立て、条件達成あるいは条件阻止を目指す「麻雀で一番楽しい時間」です。
親の倍満ツモは点差一回耐えられますが、それは本当に最後の手段です。
一回でも親のアガリを許せば次回倍満ツモ圏内に迫ってくるため、基本的には楽せずこの局で決めに行くスタンスをとります。
配牌は私のアガリ番ではなさそうですが。。。。
欲しい牌を二つ注文するだけでだいぶ現実性を帯びてきました。
さらに欲しい牌を二つ注文するだけでイーシャンテンになりました。
14s待ちはリーチ、シャンポンテンパイはダマテンにするつもりです。
と言っていたらオープンリーチを受けました。持ってきた牌は北です。
安易に5sは手放したくありません、長期戦を見据えてしっかり構えたいところです。
ボクからの満貫直撃を放棄してツモ専にとったわけですから、ますます自力決着が求められると言っていいでしょう。
即、おわり。
というわけで残念ながらまくられてしまいました(;´д`)トホホ…
まだまだ厳しい戦いが続きますが、今後も気を引き締めて頑張ります!
質問等あれば遠慮なくDM、LINE、直接、なんでも結構ですので聞いてくださいね〜
それでは、今回はここまでです!ありがとうございました〜!
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