パリと京都の往復書簡 サンタさん事情
2021年になりました。本年もどうぞよろしくお願いします。あまりマメな更新でもなく、季節感もタイミングもイマイチだったりしますが、noteはマイペースに続けていきます。ちょっと思い出したら、読んでいただけると嬉しいです。
「サンタクロースは抗体を持っているので大丈夫です。」と発表されるほど、昨年はサンタクロースは来るのか?は世界中の関心でした。そういえば、サンタさんが来るまではちょっとしたイベントですよね。国によってちょっと違うのかしら?というのが今回の話です。
2020年のサンタクロースさん。 ◀︎◀︎◀︎ヤマダ@KYOTO
子供たちが書く、サンタさんへの手紙。可愛いですよね。
自分自身はそのようなものを書いた覚えはないのですが、世界中の子供たちがたった一人に書く手紙があるなんて、素敵。
あ、でもそういえば、なぜか親戚のおじさんにお願いすると、サンタクロースからクリスマスに手紙とチョコレートが届きました。
サンタさんへの手紙に添えるものとして、クッキーと牛乳が定番、と言うのも聞いたことがあります。チョコチップクッキーが良い、とか「お決まり」があるところもあるようで。
フランスのサンタさんイベント、どうでしたか?
我が家にも来たサンタクロース。 ▶︎▶︎▶︎カネコ@PARIS
ウチの子(7歳)も毎年手紙を書いています。字を書く練習にもなるからという親の勝手な思いで日本語で書かせていますが、それに対しては今のところツッコミはなく、一生懸命に書いています。
手紙と一緒にクッキーと牛乳を置いておくという習慣は、宿題がきっかけ知りました。家で音読しておくようにと渡されたプリントは、ある男の子が書いたサンタクロースへの手紙。おりこうにしているので、プレゼントをくださいという内容で、手紙の結びにクッキーと牛乳を置いておくので食べてくださいと書かれていました。それを読んだ娘はさっそく真似をして、母親と一緒に焼いたクッキーを手紙と靴下の中に。
クリスマスの朝、6時に起きた娘はプレゼントそっちのけで、空になったクッキーの袋を持って、寝ている親のベッドまで走ってきました。サンタさんが食べてくれたのが相当うれしかったらしく、しばらく大騒ぎ。
国や地域によってサンタクロースを信じる年齢層に違いがあるのかどうかわかりませんが、今のところお友達のほとんどは信じているようです。
ところが、クリスマスから1週間くらい前のある日、クラスの子がいきなり爆弾発言を。帰ってくるなり「サンタクロースはいないの?」と聞く娘に、咄嗟にウソの上塗りをしてしまいました。子供の教育上それが良いのかはわかりませんが、娘はまだ信じていたそうだったので。嫌な嘘ならともかく、幸せな想像は信じていても良いのかな、と。
この話を職場のフランス人と話すと、フランスには色んなバックグラウンドを持つ人たちがいるので、文化や宗教が異なる家庭で育った子供たちが集まる学校ではよくあることだそうです。確かに娘の通う学校も普通の公立小学校ですが、かなりインターナショナル。爆弾発言に対して、様々な議論が飛び交ったことでしょう。(親としては、その現場を見たかったです。)
自分が過した子供時代とは、ずいぶん違う世界に生きているんだなと改めて思います。きっと親が想像もできない経験を積んでくれていると思うと、楽しみです。
確かなことは、クッキーがなくなっていたことを得意げに自慢したはずで、それを想像すると思わずニヤニヤしてしまいます。
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