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まずは自分が幸せになるということ

最近こんな本を見かけた。『利他の心』という本だ。
確かに、「利他」というのは重要である。他人を慮る気持ちはいつの時代だって重要であることは否定のしようがない。

だがしかしである。
明日、食うメシに困っている者が他人の心配をすることなど、現実的に考えて可能なのだろうか

明日、着る服がない者が、他人の心配をできるのだろうか。
明日、住む家がない者が、他人の心配をできるのだろうか。


もちろん、これは極端な例ではある。
しかし、ある点では的を得ているとも言える。

それは、他人の心配をするには、まず自分の心配事を取り除く必要があるということだ。

まず自分を満たす、そうすれば自ずと、「利他の心」は芽生えてくる。
順序は、このようにできているのではないか。

だからまずは自分が幸せになることを考えて欲しい。
他人のことを考えるのは、それからでも決して遅くはない。