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ふたりの間で揺れる心*シャーロット&オリビア

一昨年から悩んでいることがある。

花畑の一か所に植える場所を用意しているが、
なんの薔薇を植えようか、悩んでいる。

薔薇には棘というものがあるのと、若葉はエゾシカの好物なので、
管理しやすいようにまとめておきたいのだけれども、
その準備した区画の、最後を飾る薔薇苗を何にするか、決められない。

もともと優柔不断で、買い物もあまり好きではない。

「選ぶ」という行為は、本当に苦手だ。

目の前に現れたもの、用意されたものを好きになるのは得意。

世界には素敵なものがいっぱいありすぎる。

一年かけて、ズボラな私と相性が良さそうな花を絞ってきた。

地植えに向いて、初心者も大丈夫そうな強健種。
ついにふたつに絞ったが、最後の決断が下せないでいる。

困ってるんです・・・。

面倒見の良いミスターW氏に、コメントでつい、助けを求めて、
好みを聞こうと思ったら、至極もっともなアドバイスをいただいたものの、
さらに選定基準を広げられて、ますます分からなくなった。

雰囲気と調和、自然に溶け込む・・・。

レディ・オブ・シャーロットもオリビア・ローズ・オースチンも、それぞれに魅力的な品種ですね。レディ・オブ・シャーロットはその暖かみのあるオレンジ色が特徴で、オリビア・ローズ・オースチンは優美なピンク色が魅力です。どちらも素晴らしい選択肢ですが、お庭の雰囲気や他の植物との調和を考えると、より自然に溶け込む色を選ぶのが良いかもしれません。また、お手入れのしやすさや、お庭の環境に合った丈夫さも考慮すると良いでしょう。最終的な選択は野原さんの直感にお任せしますが、どちらを選んでも素敵な薔薇が咲くことでしょう。幸運をお祈りしています❣🌹✨

私の悩みのふたりの特徴は、こんな感じです。

【レディ・オブ・シャーロット】

彼女の名はイギリスの詩人、アルフレッド・テニスンの詩に由来します。

アーサー王が所有するキャメロット城の近くに住んでいて、
呪いをかけられていました。

病気にも強く、半つる性という仕立てやすさの自由が魅力です。

若葉はブロンズ、花弁は表がサーモンピンクで、
裏側がゴールデンイエローで、リンゴの爽やかなティー系の香り。

花は中輪で返り咲きします。

「初心者に超おすすめ」の文句にも惹かれます。

もしこの花を選べばふんわりと仕立てたいのですが、
隣に植えてあるアイスバーグは半剣弁咲で、中輪の
バーガンディ(赤みの強い紫)なので、花姿は似通っているものの、
色が引き立てあうかどうかが悩み。

離れたところにあるクイーン・エリザベスがアプリコット色で、
この系統が好きになったので、気になっている欲しい色。

しかもクイーンはその名の通り棘もすごいので、
すっきりとスタンダード仕立て風にしたいと育ててるので、
この色はもう少し景色の中に置きたい気持ちがありありです。

【オリビア・ローズ・オースチン】

彼女も評価の高い薔薇です。

クラシカルでロマンチックな色と雰囲気で、大輪、四季咲き、
無農薬や低農薬でも病気が出にくく、丈夫に育ってくれる超強健種。

濃厚で心地よいフルーツの香り。

その姿は美しく品が良く、薄いピンクの薔薇でも、その蕾は、
濃いピンクになるので、蕾との濃淡の可愛らしさも楽しみです。

花弁が多くクラシックでゴージャスでいて、楚々とした雰囲気。

しかも育種家デビッド・オースチンが孫娘の名前をつけたという、
思い入れのある薔薇なので、素晴らしいこと間違いなしです。

イングリッシュローズの中では最強と言われるほどの耐病性。

手間もかからず美しい。

咲けば優しく香りは爽やか。

これはもう好きにならざるを得ないでしょう。

隣に咲く薔薇、アイスバーグのバーガンディと、
色合いもグラデーションで重なり合うし、
クリーム色から赤までの薔薇の中ではピンクのシェア率が多いので、
全体の調和はばっちりの景色になります。

しかも斜め向かい側の少し離れたところには、
ザ・フェアリーという小輪の房咲きの、
キュートな淡いピンクの薔薇があるので、
その対比も楽しめる気がします。

どちらにしたらいいでしょうね~?

うう~むmmmmmmmmmmm

本当に悩んでいますuuuuuuuuuuu

花の種じゃなくて、苗を買ってもいいですか?あなたのサポートで世界を美しくすることに頑張ります♡どうぞお楽しみに♡