厚い雲の隙間から
朝日がこっそり顔出した

オレンジ色の光る雲は
カラフル綿菓子
思い出す

電線の上
何処からか
飛んできた鳥たちが
朝の詩を歌う

寒い朝
オレンジ色の空と
優しい歌声に
心が暖かくなる

穏やかな朝
ドタバタだけど

悲しい音は聞こえない

平和を守る人のおかげで
私は今日も
広い空を見上げていられる

当たり前じゃない今日

私は深呼吸して
「今日」を体に流し込む