見出し画像

曼荼羅アート的な夢筆の抽象画『現世利益』


今回の曼荼羅アートは、知っている方も多いと思われる『現世利益』をイメージしました。

ただ多くの方がイメージする『現世利益』という言葉と、今回のイラストを繋げ読み取るのは少し難しいかもしれません。

と言うのも現在一般的に知られている『現世利益』という言葉は、この世で得られる幸福や恩恵の事を指し、神仏に祈る事によって無病息災や商売繁盛などを期待する事として広まっているからです。

しかし仏教(今回の場合、特に浄土真宗)では、前文のような事象はついに満たされることの無いものであり、本来説かれているものとは異なるとされています。


本来の『現世利益』とは仏の教えを学び、正しい仏道を歩む事によって不安がなくなり、心が喜びに満たされて感謝の思いが溢れて確かな生き方に恵まれるという事なのだとか。

今回のイラストはそういった感謝の思いなどを表現しようとしたもの、と考えていただければ良いかと思います。

そうは言いつつも、やはり自分も絵を綺麗に書きたいとか文章が上手くなりたいとか、ルービックキューブや九連環を解きたいとか日々考えている(言い換えれば何かに願っている)わけで、ただのなんでもない欲の深い人間だなぁと思い生きているわけです。


まだまだ寒さの厳しい季節が続くようなので、皆様体調崩されませぬようお気をつけください。

今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございました m(_ _)m








この記事が参加している募集

404美術館

中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。