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#エッセイ
ファミレスで元恋人さんと遭遇する
窓辺から朝日が差し込む午前9時。
私はモーニングセットを一心不乱に食べていた。
家賃を納めたいほど大好きなデニーズの店内で。
目玉焼き2つにトースト。
新鮮なサラダにベーコン、ウインナー。
バターとジャムまで付いて599円(税別)か。
ったく、一体どこまで良心的なんだか。セブンアンドアイホールディングス。
全力で推せる。
仕事で疲れた脳を冷やしながら独り黙々と食べると、やや思考が混
4週間「SNS断食」したら元の世界に戻れなくなった
今年の年明け、私は約4週間にわたりSNS断食を行った。
理由は、以下の通りである。
・Twitterの利用頻度が、「ツイ廃」の領域に達していた
・自分の名前や、自分が執筆した書籍についてエゴサーチをしてしまう
・SNSで手軽に情報を得られることで、「自分で物事を考える筋肉」が完全に衰退していた
この3つの感覚に、疲れきっていたからである。
さらにその頃、私のような者でも見知らぬ方から誹
自分が尋常じゃなく繊細だと思ったらHSPだった①
「うわぁ。せっかくの誕生日なのに、仕事が入っちゃうなんて可哀想!」
作家活動を開始してから初めて迎える、書店イベント。
その開催日が、私の30歳の誕生日と重なることが確定した日のこと。
それを知ったKは、憐れみながら言葉を続けた。
「せっかくの誕生日なのに、旦那さんとか彼氏とかと食事に行かず、仕事だけしてて良いのか!?」
彼は鼻の穴を膨らましながら、まくし立てる。
若干、鼻毛が出ている
終わった恋の、正しい始末のつけ方
「本当の愛」というものを知らないくせに、大きな口を叩きますがね。
大人になると、時々、常軌を逸した失恋を経験してしまうことがあるじゃないですか。
あれ、なんとかならないもんですかね。
「あの経験をして良かった」
そんな風に思えるのは少なくとも数年先で、あいつに似た姿を街中で見かけるだけで、普通にパニックになりますからね。
「可愛い私を見ろバカ後悔しろ死ね」という思いから、SNSをアヒル口