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【観戦記】巨大な有明アリーナを文字通り埋め尽くしたB3の新星、東京ユナイテッドBCの開幕戦【入場者記録】

久々のバスケ記事の更新になります。

今日見に行った #東京ユナイテッドBC ( #TUBC )というチームは今年から #Bリーグ ( #B3リーグ )参入の新鋭チーム。チームのフロントに学生時代の知り合いがいる、という個人的な事情はさておき、特にめちゃくちゃ気になっていたチームというわけではなく、今回の試合観戦はたまたま前日に #JFL#FC神楽しまね の試合を観に行った #東京武蔵野シティFC の試合で「観戦無料優待チケットのQRコードがついたチラシ」を配ってたことから決めました。
開幕戦の会場は #有明アリーナ 。超巨大なライブのできる規模のハコで、オリンピックレガシーの一つ。ちょうど有明・豊洲地区のマンション(あの辺りはいわゆる”タワーマンション”が乱立しているエリア)に住んでる友人に聞くと、「イベントのお知らせで試合やるって来てたよ」と言ってました。「いやいくら開幕戦とはいえど、B3の試合で絶対オーバースペックでしょ、3000人入れば立派だよ」くらいに言い合ってたのですが、まあその友人も「無料優待チケットで見れるんだったらせっかくだし見に行くべ」ということで、誘い合わせて向かうことに。


試合開始前からB1レベルの人待ちが出てる。えっ?

開場30分後、入場列がある程度捌けた後でしたが既に会場には多くのお客さんが。
しかも自由席は正面側は関係者席として埋められ、向正面側の狭いスペースにようやく2人座れるスペースを見つけられたのでそこに着席。
えっこんなに混んでることある?とちょっと驚きながら、友人はアップをする選手を見るのに真剣。(バスケ観戦は初めてだったのでいろいろルールを説明しました)

これくらいの遠い席しか空いてなかったよね

そう言ってるうちにオープニングセレモニーがスタート。


オープニングの照明の雰囲気はさすがアリーナ


対戦相手のさいたまは赤、それに合わせた演出
ユナイテッドは水色。

その後は会場を少し探検。流石にこれだけのお客さんが入ってるので、物販ブースは多少混乱が見られました。今後に期待。


試合開始。

試合の内容は、なかなかシュートのパーセンテージが上がらない東京Uが3Pを効果的に決める #さいたまブロンコス を追いかける展開。特段上手な選手がいる印象もなく、バスケの目が肥えてる人からすると、「平均的なB3の試合だな」という印象でした。でも、きっとこのチームの目標は「強いチームを作ること」だけでは決してなさそうな気もして。

ちなみに友人曰く、上記の「無料優待チケット付きチラシ」は、近隣のマンションにもポスティング(?)されていたかで案内があったそうで、それが先だっての私の「タワマンにタダ券」ツイートに繋がりました(多少軽率で確実に裏の取れてないツイートだったのでこちらで訂正しておきます。)
いずれにせよ、彼の家にも案内が届いていたのは間違いないみたいです。

なおこちらのチラシ、筆者は武蔵野のサッカー場で手に入れました


 いわゆる東京の臨海部の #有明#豊洲#晴海 一帯のタワーマンションすべてに案内をしていたとしたら相当な人口にアプローチできるはずです。ツイッターに様々な考察が上がっていましたし、いわゆる「無料招待」の是非には賛否あると思いますが、 #タワーマンション の住民層であるところの「親子連れ世代」には明らかに訴求できている、そんな気がしました。それもバスケを初めて見るような。
だからこそ、じゃないけど、バスケの会場独特の「地元チームを応援する一体感」はあまり感じづらかったです。タオル買ってる人もメガホン叩いてる人も少ない。
友人は応援練習で「これアウェーで応援する人は気まずいな」と言ってましたが、実際この試合ではガチでクラップやクラウドノイズが起こる瞬間はなかったですし、むしろ初心者には「それがよい」のかもしれないです。
試合の後半は席移動して上から俯瞰していたのですが、ほんとに生まれたてのチームだからこそ、座ってる観客がチームカラーのユニフォームで埋まってる、みたいな光景がないのです。


これだけの席が埋まってて、それがみんな普段着

みんな普段着でバスケを見に来ている、という点ではある意味沖縄アリーナに近いのかもしれないけど、それとも違う「一体感の"なさ"」には伸びしろしか感じない。
その意味では、バスケの基本的なルールに関する説明は少し薄かったかもしれないな、とは感じましたけれど、「とにかくすごいプレーが見れればルールはそれから」という話もありますしそれは一長一短ですよね。

ちなみに、このメインアリーナで行われる試合は年に4回だけ、とのことです。まあ実際ここにやってきた9200人のうち、何人が次の試合に来るのかはわからない。


これ見て一瞬変な声出ました。は?


だけど、多くが無料優待経由かもしれないけど、実際に「9000人動員した」という結果は残りましたし、#タワマン住民 を囲い込むというのが戦略的に行われているとしたら、これは新しい風を吹き起こせる。そんなポテンシャルを感じました。
しかも #タワマン の住民は子連れが多い。子連れ客というのは、試合を見に行くだけではなく、子供をバスケスクールやチアスクールに通わせる、というところもビジネスモデルとして考えてるんじゃないかとも思ったりしてます。

ちなみに試合結果はさいたまの勝利でしたが、東京Uのキャプテンのベテラン選手の「B3の試合でこんなに集まるのはすごい、有明埋めたことはキャリアの中でも誇りに思えるだろう」みたいなコメントを残していて、それもいいな、と思いましたね。B3でこんなに入ること、たぶん誰も想像してなかったから。

ビジネスモデルにしても、そしてチームの成績も。いずれにせよ、今後注目していきたいクラブです。

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