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コンタクトインプロビゼーションのこと

明日3/27(日)は豊田で今年度最後の青空コンタクト。
今日はだいぶ雨が降っちゃったので地面が濡れているかもだけど、お天気は良くなりそうなので、楽しみ🌸

こないだみーちゃんと年度末の会計処理などをざっとやったりしていて、今年度もなんだかんだいってそれなりにCI(コンタクト・インプロビゼーション)やったなあと、振り返りました。

日本ではまだまだやっている人が少ないので、CI(コンタクト・インプロビゼーション)て何?と聞かれることは多いですが、とりあえず何年か前に作ったガイドラインを載せてみます。

コンタクトインプロビゼーションとは?

重力を意識しつつ、コンタクト(相手の身体との接触、または空間・時間との関わり)から生まれる即興パフォーマンス。コンテンポラリーダンスの主要な要素のひとつと考えられており、また合気道や東洋思想(禅など)からの影響を受けたとも言われています。
アート、演劇、ボディーワークやセラピー、福祉、教育の分野など、各方面から高い関心が集まっている注目のムーブメントです。

文字だけ読んでいてもわかりにくいので、こんな感じで踊れたらいいなあとちょっと前に頻繁に見ていた動画も貼ってみます。

みていただければ分かるように、コンタクト(接触)インプロビゼーション(即興)の動きです。とても濃厚接触です。この2年ほど、コンタクトインプロバイザーたちにとっては試練の時期でした。

ラボ&ジャム

ラボ&ジャムは、集まった人たちで「今日何やりたい?」ってとこから話したりして、今日のテーマを決めるところから。誰が先生というわけでもなく、そのテーマについてみんなでじっくり実験や研究をしてみる集まりです。最後は音楽をかけたりして自由に踊るジャムへ。

うちのアトリエで月1-2回、岡崎で2ヶ月に1回くらい、豊田でも月1回くらい。気候の良い時には青空コンタクトも何回か開催しました。今年度も緊急事態宣言とか、まん延防止等なんたらかんたらとかが出ている時期も多く、そんなに大々的に宣伝していたわけでもなかったけど、大体いつも赤ちゃんからまあまあ年齢高めの方までバラエティ豊かに5−8人くらい参加してくれてたんじゃないかなあ。
新しい人たちもそれなりに増えました。ありがたいことです。

毎月うちのアトリエで開催しているし、岡崎ではファシリテーターのようになっていることもあって、私は出席率だけは誰よりも高いのだけど(笑)、まだまだできないことや、わからないことだらけ。それでも続けていればまあそれなりにはそれなりのことができるようになるんじゃないかと、コツコツと続けている。何よりも、そういう場を絶やしてはいけないと思い、誰も来なくても良いけど、とりあえず開催し続けてみる。

コンタクトインプロビゼーションから学ぶことは本当に多い。他の人との接触から生まれる即興の動きは常に予測不可能で、時には危険なこともあるけど、一人で踊るのとはまた全然違って、大袈裟に言えば、人生そのものという感じ。ある人と出会って一緒に踊って、しばらくしたらまた別の人と踊って。お互いにそのパートナーシップに依存せず、執着せず、相手を尊重し、傷つけないようにする。相手の身体の声をよく聞いて、自分本位にならないようにするけど、自分の主張もちゃんと伝える。上手く見せるというよりは、自分や相手を守るために、技術を磨く。自分の力でしっかりと立つのだけど、相手のことも信頼してしっかり委ねる。

ワークショップ・イベント

コロナ前はしょっちゅう国内外からの先生が来てくれてワークショップやイベント的なことをやっていて、愛知でもCI人口がどんどん増えていくなあというのを実感していました。海外のコンタクトインプロバイザーが時々旅の途中に立ち寄ってくれることも。

今年度は、夏に京北で合宿を開催しました。主に関西や愛知の有志メンバーで集まって、1泊2日でラボ&ジャム合宿。京北の廃校になった小学校を借りて、夜はバーベキューやったり花火やったりして。

京北在住のひさしさんのおうちのすぐ近くで開催したこの合宿、実は何気に田植えや稲刈りもセットになっていて、6月はじめごろに田植え、10月半ばに稲刈りもやりました。私は稲刈りの方だけ参加。そしてなんとひさしさん、稲刈りの時に初めて知り合った方と、この年明けに結婚されました!本当におめでとう🌾

コロナ禍での試み

この2年ほど、イベントはほとんどやらなくなってしまって、最初の頃はオンラインでやる方法を模索したりしていたけど、結局はリアルで集まるラボ&ジャムをこっそり続けるという流れに。でも意外とイベントを頻繁にやっていた頃よりもむしろラボ&ジャムへの参加人数に関しては増えているのかも?と思ったり。

コンタクトとはいえ、一応濃厚接触を少しでも減らすために、多少工夫したりもしました。気候の良い時期に屋外でやることもその一つだし、棒を使ったワークを取り入れて、直接相手に触れなくても、相手の動きやエネルギーを感じることができるようにしたり。

触れないワークというのもいくつかやってみました。実はパーソナルスペース(他人に近付かれると不快に感じる空間)がまあまあ広い私にとっては、触れないワークは意外と快適だったり。

コンタクトインプロビゼーションの創始者、スティーブ・パクストンの「Small Dance」というワークにも取り組んでみました。

「Small Dance」は、自分の身体のいろんな部分を意識しながらほぼずっと目を瞑って立ち尽くしているだけのワーク。パクストンが英語でリードしている音源やテキストがあって、それをまほちゃんが日本語訳して録音してくれたので、それを使って自分たちで体験してみたり。何回かやっているうちに、できればその場の状況や流れているエネルギーなども感じながらリードできた方がよさそうだなあと思い、いつか自分でもリードできるようにできたらいいなと思っています。


なんだかとりとめもなくいろいろと書いてしまいましたが、興味をお持ちの方はぜひホームページなどものぞいてみて下さい^ ^

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