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episode8 歌詞カード

小学校の友達が一番仲が良い
いまだに連絡を取り合うのは
大体小学校の頃からの友達

中でも
私を含む7人くらいが
大人になってからも
よく集まるメンバー



なんでか
小学校時代の
]記憶は
鮮明に覚えてる

休み時間の色んな遊び
やらかしてみんなで怒られたり
北海道への修学旅行
文化祭ではオリジナルの劇を演じたり

朝の会では
毎朝何かしら歌を歌うんだけど
私はayuの曲をリクエストしてた
朝からAUDIENCEを歌う小学生
なかなかパンチ効いてる笑


お昼の放送では
月に何回か
希望者が歌えるコーナーがあって
最初は何人かでSPEED歌ってたけど
そのうち私は一人で
ayuを歌うようになった
みんなが給食食べながら
聞いてる中
Mを歌ったりした


当時はハモネプが流行ってて
新しくハムネプクラブが作られて
みんなで夜空ノムコウを練習して
文化祭で披露したりした


担任の先生は
バスケ部の監督でもあり
アコギを弾いて歌うのが好きな
イケてる先生だった




とにかく
私の生活には
音楽が
常にそばにあった




周りもみんなそうだった
みんなそれぞれの
好きなアーティストがいて




しょっちゅうカラオケに行って
一日中歌って



音楽番組を見ては
CDを聴いて
レンタル屋さんに行っては
ayuの新譜がほとんど借りられていて
だよね!ってなったり
知らない歌手のCDも
手に取ってみたりして



新曲が出る時は
地元の小さなCDショップに
必ず予約しに行って
当時はまだ予約カードに書いて店頭予約だったから
その引換券を発売日まで大事に取っておいて
それを握りしめながら
新しいCDを受け取りに行くときの
あの高揚感が好きだった



家について
フィルムをはがして
コンポにCDを入れる瞬間
歌詞カードを開く瞬間
1ページずつ歌詞カードをめくって
言葉一つ一つを追いかけるあの瞬間


どれも すごくすごく
楽しくて
胸が高鳴って


あの感覚は
やっぱり
忘れられないし
何にも代え難い


今はもう
スマホひとつで
数秒でダウンロードできてしまう
そんな時代だけど



今でも
必ず
CDを買うのは


あの時の
あの頃の
あの瞬間の

プレゼントを
開けるような感覚を
覚えているからかもしれない



ayuからの
贈り物を
そっと開けるような



私だけの
大切な宝物を
そっと開けるような




ayuと私のstoryが
またひとつ
増えていくような










今度の NEWアルバムも


そんな風に
1ページ1ページ
大切にめくろう





あの頃みたいに







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