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Bubble:あらゆるWebアプリを開発できるNoCodeのパイオニア

Bubbleは2012年にスタートしたニューヨーク発のWebアプリケーション開発サービスです。

Webアプリケーション開発に必要な3大要素は、

・フロントエンド(画面表示やクリック動作など)
・バックエンド(操作時の振る舞い、データ処理など)
・データベース(データ保存、データ取り出しなど)

ですが、Bubbleはこの全てを画面操作で開発できるNoCodeアプリです。

1.フロントエンド

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フロントエンド開発に必要なパーツは全て、Visual Elementsという名前の部品群で用意されています。

それらをドラッグアンドドロップで配置し、スライド資料を作成するように操作すれば、画面が完成します。

各部品に表示条件が設定できます。

例えば、スマホサイズならメニュー表示を変える、ボタンが押されたら表示を消すなど柔軟に設定ができます。

データ操作(SQL)のうち、閲覧(SELECT)の条件なども部品に設定できます。

2.バックエンド

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バックエンドももちろんNoCodeです。

Bubbleではバックエンド処理はWorkflow(ワークフロー)という名前になり、何か条件を満たしたときに行われる処理を設定します。

具体的には、登録ボタンが押されたらデータベースに登録する、エラーが発生したらメッセージを表示する、5秒おきにデータをチェックするなどあらゆる設定ができます。

データ操作(SQL)のうち、登録編集削除に当たる部分はここで設定が可能です。

3.データベース

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データベースもクリック操作で作成や編集ができます。

MySQLでいうphpMyAdminのような操作感で、SQLを書くことなく全てが操作できます。

ここで設定されたデータ項目をフロントエンドやバックエンドの設定で呼び出して操作するというイメージです。

ここは少しデータベース設計の手法を知らないと難しい部分ですので、Bubbleで開発する非エンジニアの方は、データベース設計は学習しておくとよいと思います。

4.プラグイン


標準機能でできないところは、プラグインで補完する仕組みです。

例えば、Webアプリでは必須のGoogle AnalyticsやreCAPCHAの設定などは無料プラグインが公開されています。

さらに高度な機能でも有料プラグインを探せば、ほぼやりたいことはできるというラインナップです。

5.インフラ基盤

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サーバー操作やネットワーク設定(独自ドメイン設定以外)は一切できません。

しかし、使用しているサーバーのアクセス状況(キャパシティ)やワークフローの実行ログは管理画面から全て参照可能です。

一時的にサーバー負荷がスパイクする場合に備えて、ブースト機能がついています。

常時サーバー負荷がかかる状況では、サーバーをユニット単位で購入することが可能です(有料プランのみ)。

6.価格

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最新の価格はこちらをご確認ください!

個別サポートが不要であれば、無料プランがあります。

個人開発で本番運用するのであれば、月29ドルのプランをおすすめします。

会社としてサービスを開発するのであれば、さらにサーバーユニットが大きいProfessional(月129ドル)やProduction(月529ドル)で開発されることをおすすめします。

いずれも年払いにすると割引が適用されます。

7.おすすめ学習コンテンツ

ノーコードラボさんがおそらく日本で一番Bubbleの情報を提供してくれています。

NoCode SchoolさんはBubbleのチュートリアルを公開してくれています。

英語であれば、豊富なレッスン動画や資料が公開されています。

またユーザコミュイティもとても活性化しています。

8.お知らせ

ノーコードをテーマにしたニュースレター型オンラインサロンを運営しています。これから本格的に学習したい方はぜひ!


私の記事は全て無料で公開する方針です。時々サポートいただけるとうれしいです。それを糧に毎日記事を書きます。