見出し画像

Glide:Googleスプレッドシートから5分でアプリが作成できる

Glideは2018年にスタートしたサンフランシスコ・ベイエリア発のスマホアプリ(PWAアプリ)作成サービスです。

Glideで最も特徴的なのは、Googleスプレッドシートをデータベースとして使用できること。

そしてもう一つはスマホアプリのような見た目で動作することです。

スマホアプリっぽいのですが、Google PlayやApp Storeからインストールする必要はありません。URLをクリックすると、

画像1

このようにホーム画面に追加するメッセージが出て、保存するとスマホアプリのように動作します。(PWAアプリといいます。)

こちらのリンクをスマホで開いてみると、実際に体験ができます。

スマホアプリ開発に必要な3大要素は、

・フロントエンド(画面表示やクリック動作など)
・バックエンド(操作時の振る舞い、データ処理など)
・データベース(データ保存、データ取り出しなど)

ですが、Glideはこの全てを画面操作で開発できるNoCodeアプリです。

1.データベース

Glideのデータベースは、Gooleスプレッドシートを使用します。Glideの特徴は、表示をしたいデータから準備することです。

例えば、顧客管理アプリを思い浮かべてください。

Googleスプレッドシートは、Excelをブラウザで操作できるサービスです。

以下のように顧客をシートに入力します。

画像2

Googleスプレッドシートの項目をアプリが自動で認識しますので、これでデータベースは完了です。

2.フロントエンド

そしてこのGoogleスプレッドシートを管理画面から選択すると、自動で画面が作成されます。

画像3

画面上で、スマホアプリとして操作ができるので、見た目を確認しながら修正をすることができます。

一覧表示はいくつかのデザインパターンがあります。例えば、タイル型。

画像4

顧客の写真をクリックすると、このように詳細画面が表示されます。

画像5

もちろん表示だけでなく、設定すれば顧客の新規追加や顧客情報の変更も可能です。

追加や変更したデータは、Googleスプレッドシートに反映されます。

3.バックエンド

設定によって、表示するデータを絞ることができます。例えば、先程のファミテックアプリでは、

画像6

これは夫婦向けのサービス一覧ですが、スプレッドシートの「カテゴリ」が「夫婦向け」で条件を指定して表示しています。

これが子供向けになると、

画像7

全然違う表示になっています。

4.どういうサービスに適しているか

本のような体系的なコンテンツ

例えば、料理のレシピや地域のおいしいレストラン、旅行ガイドなどのコンテンツはGlideで作成するのが最適です。

地図から探すコンテンツ

例えば、地域のコンビニや飲食店の一覧、ポストや公園の一覧など、地図から探すようなコンテンツにも、Glideで作成するのが最適です。

その他、こちらのテンプレートのようなサービスはGlideで適しています。

5.価格

画像8

最新の価格はこちらをご確認ください!

500行まで、100MBまでの画像ファイルデータであれば、無料プランがあります。

個人開発で本番運用するのであれば、月19ドルのプラン以上をおすすめします。

月額ですと以下の価格になります。

画像9

6.おすすめ学習コンテンツ

Glide開発の手順を細かく説明しているサイトをいくつかご紹介します。

7.お知らせ

ノーコードをテーマにしたニュースレター型オンラインサロンを運営しています。これから本格的に学習したい方はぜひ!


私の記事は全て無料で公開する方針です。時々サポートいただけるとうれしいです。それを糧に毎日記事を書きます。