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生徒たちの笑いを振り返って

今日は、
おちゃめでやんちゃな生徒たちを
みていて思った
笑いについて
書いてみたいと思う。

レッスン自体は、
取り組みに集中できる環境づくりに
努めているのだが、
やんちゃくんに伝わるまでは
なかなか時間がかかる。

男子、女子と
分けるつもりはないのだが、
やんちゃな笑いを振り返ると
男の子が記憶に親しい。


3歳前後のクラスでは、
教材の内容とは
無関係な真似っこあそびなどで
爆笑になることがある。

Nくん「(椅子の脚が、)靴下かんじゃったよ~」
Hくん「かんじゃったよ~!」

友達の行動や
発言を真似っこしては笑っている。


4歳、5歳になると、
一応教材の取り組に
関連した笑いへと変わってゆく。

その一つが、
いけないこと、危ないことを
理解してきたからこその笑いだ。

内容はかなり突飛で恐ろしい。

絵カードで、
5Wを意識したお話づくりをすると
Kくんのお話づくりはこうだ。

「リスが乗っているロケットが爆発して、
みんなが〇※◇」
「カブトムシが船に乗っていたら、
船が爆発してみんな〇※◇」
「クマがおならをして、みんな○※◇」

どれも爆発や滅亡という
恐ろしい結末にしては、
一人で盛り上がっている。

盛り上がるあまりに、
取り組みから脱線することも
多々なので
その都度軌道修正だ。

まわりの友達は、
ポカンとしているか
興味なさげなこともしばしば。



年長クラスになると、
教材に沿った笑いへと変わってゆく。

たとえば今回は、
座標の読みを理解して
説明する取り組みだった。

Hくん「これはですね~、分かりますわよ~!アの~5ですわね~!!」


誰の真似だろうか。


すると、次に発表するUくん。
「こちらはね〜、簡単ですわよ〜!
エの〜4ですわね〜!!」


・・・誰の真似だろうか。


しかし、
課題はしっかりと向き合って
脱線することもない。

みんなが笑ってくれるのが嬉しくて
なにものかになりきっている。

取り組みの主旨も
しっかり理解したうえで
クラス全体で爆笑だ。


今回あげた生徒たちが
同一人物でないのは、
それぞれが、
遅かれ早かれ
レッスンが
なにをする時間かに気がつき
おちゃらけた一面の他に
真剣な眼差しを身につけてゆくから
なのだと思う。

女の子はというと
おちゃめな男の子の発言に
クスリと笑う子も出てくる。


大人といわれる年齢になった今、
男と女を意識することは
少なくなったが、
私が小学生の頃にそうだったように
この子たちも、
「異性」を意識しつつあるのだろうか。

男女関係なく、
「子ども同士」で公園で
遊んだ日々を経て
小学生、中学生と成長するにつれ
異性の視線を意識するようになり、
大人になるにつれ、
「異性」以上に「人」としての
関係性を広げてゆくのだろうか。


もちろん
小学生中学生の頃から
異性の視線を
意識してこなかった人や
性別に左右されない関係性を
築く人もいるだろう。


どんな道のりにせよ、
いつか生徒たちがもたらす
「笑い」が、
誰かを傷つけたり
独りよがりなものでなく
その場が気持ちよく過ごせる笑い
でありますように。


そして、
願う私自身もそんな空間を
作れる1人でありますように。




記事を見つけて下さり、最後まで読んでいただきありがとうございます。 少しでもなにか心に残るものを届けられていましたら、こんなにも嬉しいことはありません。