見出し画像

『 #THEMATCH2022 』 那須川天心完封勝利 兵どもが夢の跡 与太話と僅かばかりのまともな話

『THE MATCH2022』おつかれさまでした。東京ドームですよ。

地上波消滅で稼ぎ頭筆頭どころかABEMAの一人勝ち状態となった今大会。まさに独走。大会前夜にPPVのサーバー吹っ飛ぶかもしれない自慢が聞こえてきて、事前番組では18時までに購入してくれ!とのアナウンスが飛び交うほどの好調ぶりで。笑いが止まらない悲鳴で何よりです。僕は立ち技競技の人間ではないので今回はPPV放送で静かに見ようかと思っていたところ、触るコンテンツが全て当たってしまう敏腕プロデューサーぶりを発揮し過ぎて、業界内外から反感を買ってしまい、週刊文春に「ドン北野」として見事登場した北野雄司さんが席を用意してくれて見物に行ってきました。後楽園でプロレスをした後に喜び勇んで!?東京ドームに行って参りました。後楽園から東京ドームは徒歩1分で助かります。しかし北野雄司さんは真面目に丁寧に仕事しているだけで特別なことをしているわけではないのですが、それでも勝ててしまうのは格闘技界隈が整備されていない上に昔気質でアレな方が集まっているブルーオーシャンであり、PPVとかサブスクとかどこまで無料で見せるかの範囲を知り尽くした知識と経験を持っている人が格闘技業界にいないからだと思うのですよね。格闘技業界は僕から見ても世間知らずで変わった人の巣窟であって、常識では信じられないような奇行が度々起こりますし、理屈がなく感性と勢いで生きる人の集落なこともあって話題に事欠きません。その意味ではしっかりしている「北野雄司」の名前は暫くは安泰だと思います。困っていたり、厄介に思う人はいると思いますけど、まあいい人ですよ。はい。

会場に行くと知った顔が多くて、魔裟斗こと小林雅人さんをお見掛けすれば水でもぶっかけてやろうかと思ったり、リングサイド周りには偉い人が座っていたり、K-1でドームと言えば石井館長で当日はボックス席にいると仰っていたなと思いまして、それって良くドラマで出てくる大事な密談するときのドームの部屋でイメージを守ってくれてありがとうと頭上に感謝を込めて手を合わせました。火曜サスペンスに出てきますよね。東京ドームの上の部屋。

K-1とRISEとプロモーションの違う上に当初は内容証明や訴状が飛び交ったりでそれなりに犬猿の仲だったこともあって、実現不可能と思われていた武尊対那須川天心の世紀の一戦を実現させた関係各位には心からお疲れ様でしたとお伝えしたい気持ちでいっぱいです。週刊ポストの記事はどうなんだよ!とか、地上波はどうしたんだよ!などのつっこみどころや文句の一つも言いたいところはあるとは思いますが、まずは大仕事おつかれさまでした。東京ドームですからね。なかなかできることじゃないですよ。

青木真也の記事は月刊青木真也がおすすめです。月額1200円でその月の記事が全て読めます。みんなで読もう!月刊青木真也!今月は大会があって間違いなくお買い得。レッツゴー。

本来であれば地上波生放送で格闘技のコンテンツ力を満天下に示した上でこの試合を実現できたのは両選手の所属団体K-1でもRISEでもない一丁噛みが得意のRIZIN榊原信行さんの尽力のおかげだと崇め奉られるはずだったのですが、うっかり週刊ポストに反社会組織の方々との交際報道が出てしまったせいでフジテレビ地上波放送が「放送しない」となって、何やってんだよ感が一気に漂いました。それでも持ち前の強い精神力で開き直りなのかポジティブなのかとにかく胃に介せずの立ち居振る舞いで感情論に持ち込んだ上に気がついたら時間が経って解決した風でPRIDEのときの16年ぶり2回目なこともあってか「まあそうだよね」感が流れていて、榊原信行さんが黒いイメージは薄れてグレー程度になっておりました。疑わしきは罰せずとも言いますし、相変わらずしぶといなあと思います。何やってんだよ。

事前番組で魔裟斗こと小林雅人さんと鉢合わせしない設計にされてしまうの巻

事前番組に出演させて頂けると金曜日の夕方にお話をいただきました。担当の方から「北野さんから聞いていますか?」とのことだったのですが、ドン北野が忙しくてそれどころでないのはわかっていますので、「はい喜んで」とだけお返事いたしました。ABEMA格闘チームとは共演者も座組みも聞かずに集合時間だけを聞いて了解を出せるくらいの信頼関係を構築させてもらっており、ありがたい限りです。

後々送られてきた台本を見ると前半戦に元K-1選手で俳優でYouTuberの魔裟斗こと小林雅人さんの名前がありました。できることであれば小林雅人さんとご一緒して水でもぶっかけて差し上げたいところではありましたので、「魔裟斗に食らわしてやりたい」旨を担当の方にお伝えすると「鉢合わせないようにさせていただきました」と返信がきて嬉しく思うと同時にいつか食らわしてやろうと気持ちを新たにしました。小林雅人の野郎は自演乙戦の際に解説席から「K-1なめんな!」と言いやがったのと正論ばかりでカッコつけている姿がどうにも気にいらねえのであります。いつか食らわせてやろうと思ってはいますが、共演の機会もなかなかない上に小林さんの本業になりつつあるYouTubeに呼ばれることもなく機会なきままとなっておりまして、せっかくの機会でありますから事前番組では小林雅人さんへの想いの丈をお話しさせてもらいました。いつ見てもムカつくんですよね。

ここから先は

9,483字 / 2画像
この記事のみ ¥ 800

サポートありがとうございます。選手活動、表現活動の活動費用に当てさせていただきます。更なる良いもの、面白いものを創作する原資に大事に大事に感謝を込めて使わせて頂きます。