声を探す語り部 By Ash

琵琶弾きで役者のAshちゃんが文章でコロナ波を乗り切っていく試み

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  • コロナにつける薬

  • アリココデイリーBN Vol.2 2015.5.5〜

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  • アリココデイリーBN Vol.1 2015.4.23〜

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最近の記事

久しぶりにハンナ・アーレント「人間の条件」を読む 2024年2月会

久しぶりに最初から参加できました! 佐藤和夫先生とハンナ・アーレントの「人間の条件」を読む会です。 初回の様子はこちら↓ ここまで書いて気がついたのですが、今回は2周年回だったんですね。 佐藤先生のお話は面白くて、毎回気づきがいっぱい。 本日は、武蔵小杉の総合自治会館の会議室が会場だったんですが、満員御礼。世話人のきゃさりんが入れなかったくらいです。(ごめんなさい) 先ほど上に貼ったリンクを読んでいただけるとわかるように、この活動自体が「政治」つまり、自分たちの住む場所

    • 人は、公的な輝きを求めている? 私的領域- 財産 (ハンナ・アーレント「人間の条件」第二章 8)

      久しぶりに地元でやる佐藤和夫先生のハンナ・アーレントを読む会に参加。 最近全然予定が合わなくて参加できていなかったので、ほぼ一年ぶりくらいの参加になりました。(「人間の条件」はとても読みづらいので、進みが遅い、ということは、2年前の第一回開催時の記事に親の仇かというくらいしつこく書いていますが、どのくらい読みづらいかは下記参照してくださいw) 最後に参加した回はみんなで映像を観る会だったので、内容は進んでいなかった。なのでその一つ前のエントリです。私が参加していたときは、第

      • ハンナ・アーレント『人間の条件』を読む 特別会 映画「ハンナ・アーレント」を観て 2022/08/21

        こちらはハンナ・アーレントの『人間の条件』を読み、哲学対話をする会の記録です。 本日は、映画『ハンナ・アーレント』を観た方々が先生に疑問をぶつけたり、質問したりする形で開催されました。 みんなが話す前に先生が話したのはこんなこと。 Aさん「アイヒマンは平凡な男。命令されたことを何も考えずにやると、どんなことでもやれてしまう、ということに関連した実験をテレビで観たことがある。そのスタンフォード監獄実験のことを思い出した。」 Bさん「前回先生に勧められた『ガリツィアのユダ

        • ジュニアNISA、買ってみようかな、という人に① Ashのやってみようシリーズ♪

          こちらの本をオーディブルで聴きました。 なかなか、わかりやすくて面白かったので、あまり投資に明るくない私ですが、実施してみることにしました。 自分のために、この本の内容を(買い方を)まとめてみます。 ジュニアNISAの概要や、お得な点などはぜひ、オーディブルで聴いて下さい。この記事はあくまで「よし、買おう!」と思った人がプロセスを確認するのに使ってくれたらいい、という観点です。 ジュニアNISAは2023年までジュニアNISA口座は18年の間、課税されずに投資をすることが

        久しぶりにハンナ・アーレント「人間の条件」を読む 2024年2月会

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        • アリココデイリーBN Vol.7 2015.6.22〜
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          2022.7.23 ハンナ・アーレント「人間の条件」を読む

          はじめにこちらは、武蔵小杉で毎月行われている「人間の条件」を読む会の記録です♪ 第一回の様子はこちらから↓ 講師の佐藤和夫先生が面白すぎて、あっという間に1年半。 難解女王のハンナ・アーレントの本を、亀のあゆみで読み進めていく。このプロセスこそが地域自治の形である、ということがおぼろげにわかってきた今日この頃。 アーレントが「活動」と本の中で何度も強調しているのが、究極的には現代の「市民活動」を指すということがわかり、へえ、と思った。 「人間の条件」はこちらです。 こ

          2022.7.23 ハンナ・アーレント「人間の条件」を読む

          ハンナ・アーレント「人間の条件」を読む 06.18 「人間は感情に支配されると、政治原理に到達できない」

          アイデンティティ「岩波ホールが閉じてしまうんですよね。岩波ホールの映画で一番売れたのは『ハンナ・アーレント』だったらしいんです」 という先生の言葉から幕開け。 初参加者もいるので、日本人アイデンティティを持つかどうか、というのが本日の先生によるお題で、参加者がそれについて話しながら自己紹介をする。 琵琶を弾いている理由が日本人としてのアイデンティティを模索する過程に関係していたわたしは、それを伝えた。 パラグアイで生まれた、という隣の女性は、日本にいるとパラグアイ人でし

          ハンナ・アーレント「人間の条件」を読む 06.18 「人間は感情に支配されると、政治原理に到達できない」

          高校生と三島由紀夫の親和性 「SPAC演劇アカデミー発表」雑感

          SPACで1年間指導してきた演劇アカデミーの高校生たちの実技発表会を観に、静岡へ。 一般公開されるということで、それほどキャパがない会場の楕円堂は満席。だから講師(関係者)の私はギャラリーから覗くくらいになるかな、と思っていたのだけれど、行ってみたら宮城芸術監督の隣の席で観劇させてもらえた。 上演前に1年間彼らが取り組んできたSPACの俳優トレーニングの成果を見せて、それから、三島由紀夫の「三原色」を上演する。 演出のあやこさんが前説でなぜこの戯曲を選んだか、ということ

          高校生と三島由紀夫の親和性 「SPAC演劇アカデミー発表」雑感

          知的意見交換、あるいは祭りづくりの空間の意味とは ハンナ・アーレント「人間の条件」を読むVol.7

          ついに、武蔵小杉でハンナ・アーレントを読み始めて1年が経とうとしています! 長かったような、あっという間のような。そして、読み終えたのはたったの…10ページ!!!(驚愕) 思えば、一年前に初めて先生に会ったとき、この状況は予測しておくべきだった。 (そのときの記事ね↑) ちょっと説明すると、「人間の条件」は5→2→1と読み進め、そのあと2、3年ほどよく考えると、わかるようになるんでしたね(笑) このうち「5」はちょくちょく先生に言われて飛んで読んでますが、読み通した

          知的意見交換、あるいは祭りづくりの空間の意味とは ハンナ・アーレント「人間の条件」を読むVol.7

          自由とは状態ではなく、アクションである −ハンナ・アーレント「人間の条件」を読むvol.6 メモ

          本日も、ホテル精養軒におけるハンナ・アーレントの「人間の条件」を読む会のメモを書き残します。(ただしこれは、前回の12月にやったもの 汗) 今日の目鱗ポイントはこれ。 我々が政治だと思っているものは「統治議論」にすぎない。 アーレントの語る「政治」は、「本当に平等な空間で人々が話をすること」。政治と経済(利害関係が発生するもの)の問題をごっちゃにして語ってはいけない。 自由は状態を指すのではなく、Actionである。 ほうほう。 本日読んでいる箇所は「人間の条件」

          自由とは状態ではなく、アクションである −ハンナ・アーレント「人間の条件」を読むvol.6 メモ

          選挙に行くならまずは「政治」の意味を知ろう ハンナ・アーレント「人間の条件」を読む Vol.5

          「舌ほど人間の教養が蓄積される場所はない」 と、佐藤先生は言った。 赤べこみたいにうなずいてしまった。 うん、そうだ。 人間が学んだことは脳ではなく舌に蓄積される、という意味ではなく、舌と一緒に覚えたものは一生ものの知識になる、ということだと思う。 というわけで、本日も精養軒の美味しいごはんを食べながらww ハンナ・アーレントの「政治」の定義「ハンナの著書は、一行一字蔑ろにしないで読むという覚悟がないと、決して理解できない本です」 と、先生は毎回いっていることを

          選挙に行くならまずは「政治」の意味を知ろう ハンナ・アーレント「人間の条件」を読む Vol.5

          ハンナ・アーレント「人間の条件」を読む necessity 人間であるための必然性とは?Vol.4

          必然性necessity 毎回、前回のレポートを慌てて公開するところから始まる、ハンナ・アーレント「人間の条件」を読む会。(すみまそん) 前回は必然性という話をしたところから始まったのはわかるんだけど、これ、どうやって本編に繋がっていったんだっけ? そもそもこのレポート自体に必然性があるのか? などと悩みながらも、とりあえず、自分のために公開することにするので、読んでよかったと思った人は、または次回も読みたい人はスキしていってくださいw 一応、前回、前々回のリンク

          ハンナ・アーレント「人間の条件」を読む necessity 人間であるための必然性とは?Vol.4

          ひとりになりたい気持ちと折り合う/Loneliness is not Solitude 「続・続 ハンナ・アーレントを読む」

          今日は県外での仕事がキャンセルになってしまったので、諦めていた「あれ」に参加することができました。 あれ? はい、あれです! 「ハンナ・アーレントを読む」読書会、第6回!(私の参加は3回目) ご近所の精養軒での開催です♪ 2回目のレポ(というかただのメモですすみません 汗)はこちら 佐藤先生の脱線雑学が深すぎる今日も先生は絶好調で、こんな話から始まりました。 「僕は子どもがそれぞれ6歳離れて3人居るんですが…」 へえ… 「これがどういうことかわかりますか?小学

          ひとりになりたい気持ちと折り合う/Loneliness is not Solitude 「続・続 ハンナ・アーレントを読む」

          続 ハンナ・アーレント『人間の条件』を読む(地元で哲学してみる? 政治とは話し合い、語り継ぐことなんだって!)

          こちらの記事は、Yahoo!クリエイターズで6月に書いたもののメモです。クリエイターズの方でも読めるので、そっちもチェックしてみてくださいね。 さらに、この一連の記事の最初のものは、こちらです。 ナカテツ=中原区の哲学カフェ中原区で哲学を深めてみようと、きゃさりんさんという女性が始めた活動「ナカテツ」。「思いつきで始めてみたのに」ときゃさりんさんがびっくりするくらいにあれよあれよと人数が増え、いまは100人を超えています。 哲学に興味のある人は多いのだろうと思います。特

          続 ハンナ・アーレント『人間の条件』を読む(地元で哲学してみる? 政治とは話し合い、語り継ぐことなんだって!)

          英国チームの公開練習に陸上キッズら熱視線 等々力競技場の様子をツイートする選手も

          みなさん、男子サッカーの試合を見ましたか!! まさかの強豪メキシコに対する金星!うれしい!! その前の柔道・阿部兄妹のダブル金メダルも最高だったし、その前のスケートボード堀米選手の初代王者にも感涙でした。 こんなことを書くと、一日中テレビにかじりついていたみたいですが、午前中は等々力陸上競技場で、英国の陸上チームの公開練習のサポートをしました。 公開練習は、直前に開催が決定 公開練習は、2日前に実施が決定し、あまり告知もされず地域の小中高や民間の陸上チームに声掛けがあったそ

          英国チームの公開練習に陸上キッズら熱視線 等々力競技場の様子をツイートする選手も

          『母常盤(ときわ)』を弾じる 大切なもの

          あっという間にクラブチッタの「GOCCIA(ゴッチャ)」本番が来てしまいました。 いつもは「KATARIBE JAPAN」の琵琶語り部として出演させていただいているのですが、今回は急遽決まったので、なんと私のソロです。いいのか?いいのか!? でも、せっかくの素敵なステージですので、私も今の持ち曲の中で最高のものを皆さんに聴いていただきたいと思い、ある曲を選びました。それが「母常盤(はは・ときわ)」という曲です。 これは、うちの流派(錦琵琶)の曲の中では「小曲」にあたるとて

          『母常盤(ときわ)』を弾じる 大切なもの

          哲学?政治? ハンナ・アーレント『人間の条件』

          最近、哲学書を読み通せなくなってきた。 読みたいと思って買っても、毎回寝てしまう。 ハンナ・アーレントの『人間の条件』もそう。お風呂で読んでいたら、うとうとした拍子に湯船に本を落とし、哲学書をお風呂で読むのは絶対にやめようと心に決めた。 シワシワになった…ほんとごめん… そんなアホな私だけでなく、そもそも、大抵の人が最初の一行で躓くと有名なハンナ・アーレントの『人間の条件』。これを皆で読もうという催しが近所で行われるというので、参加してきた。 会場は、ホテル精養軒。何を

          哲学?政治? ハンナ・アーレント『人間の条件』