見出し画像

アロマテラピー用オイルの選び方~桜前線北上中~

続々と桜前線が北上しています。

人混みが得意でないこともあって、
桜の時期は早朝散歩で楽しむのが私のやり方です。
朝露の少し、しっとりした空気と、
夜が終わって空気が少しずつ温められて立つ、朝のにおい。

今の季節にはそこに桜の香りが混ざります。

これぞ、天然のアロマ。

あ、いや、通常アロマは天然なものか?違うな。
栽培してたら天然ではないもんな…。
むしろ、しっかり管理されて栽培されているほうが成分的にもばらつきが少なくていいよなぁ…。

天然、無農薬、産直などなど、魅力的に感じ、
また、使うときも魅力を伝えるべく使うこういう言葉って色々あるけど、
本当にそれが良いかどうかは場合によってはわからないよな
ということがあります。

時々、エッセンシャルオイルってどうやって選んだらいいんですか?
と質問を頂くので、
今日はこのお話をしたいと思います。
鉄の掟が2つだけあります。

鉄の掟

①たくさん香りを確かめて、自分が良い香りだと思うものを選ぶ

②アロマテラピーに適しているものを選ぶ

①は簡単です。
お店などでたくさんのエッセンシャルオイルを実際に香ってみてください。そこで、良い香りだなと思うものを選んだら、それが一番です。

私の母の話ですが、
体調を崩してしまって、マッサージチェアでうとうとしていました。
あるエッセンシャルオイルを2、3滴たらしたティッシュを枕元に置くと、母が
『好きじゃない香り、でも、なんかすっきりする』
と言っては不思議そうに繰り返しクンクンクンクンしていました。

その時、身体に必要な香りは、好みを超えて効果を感じることもあるのかもしれません。
でもそれも、香りを確かめてみないとわからないので、
とにかくたくさんの香りを試してみることです。

同じ名称でも、
産地や種類、
抽出部位のバランス
等の問題から香りが異なる場合もよくあります。
同じラベンダーのエッセンシャルオイルでも、
フランス産、日本産、
またはお花と葉、茎、とのバランス
などで全く香りが違います。
その香りを比べるのも楽しいものです。

ぜひ、お気に入りを見つけてみてください

②のアロマテラピーに適しているもの、とはなにか。
次の項目を満たしているもののことを言います。

Ⅰ 100%植物から抽出された純粋なオイル(エッセンシャルオイル)であること
Ⅱ 原料の植物の学名が記載されていること
Ⅲ 産地が記載されていること
Ⅳ 生産国が記載されていること
Ⅴ 抽出法が記載されていること
Ⅵ 抽出部位が記載されていること

以上の6項目は絶対です。その他に…

Ⅶ 有機農法(オーガニック)のもの
Ⅷ 成分分析データが同梱されているもの

だとより良いですが、Ⅷはたまに見かける程度です。
または、インターネットなどで公表しているメーカーさんもありますので、併せて確認してみてください。
Ⅶは単にオーガニックと記載があるものでも、
100%でないものもあります。
日本よりヨーロッパのほうがこの点の規制が厳しいことが多いので、
ヨーロッパのメーカーのものは○○%オーガニックなどの表記のされ方が
一般的に感じます。
日本ではオーガニックと記載があるけれど、
ふたを開けてみたら、
オーガニックな原料はちょびっとだった、
なんてこともあるかもしれないので、
しっかり確認するようにしてください。

絶対オーガニックでなければいけない、わけではありません。
でも、
しっかり知って、選択することと、知らずに選択すること
は全く意味が違うと考えます。
まだまだ、日本ではアロマテラピーは個人の責任で楽しむもの。
自分を守るために、ぜひ、よく知って選んでいただきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?