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【熊本移住】5年間で9都道府県・地域に滞在した結果、熊本を選択した3つの理由

どうも、2022年4月に熊本市移住した"きり"です。

これまで福岡や広島、大阪など約5年間で9都道府県と地域に住んだり、滞在したりしてきましたが、やっとその旅が終わりました。

1.自己紹介

初見の方や最近繋がった方もいらっしゃると思うので、まず始めに簡単に自己紹介させていただきます。

"静岡市出身の26歳。大学2年間休学し、国内バックパッカーを始める。そして9都道府県と地域に滞在した結果、2022年4月より熊本移住。同年5月より日本茶を淹れる人、「御茶人(おちゃびと)」として活動中。ほか某ゲストハウス元スタッフ(熊本市)、宿紹介、清掃人。趣味はクロスバイクに乗ったり、抹茶スイーツ巡り、けん玉、好きなものや人を紹介することなど"


では本題へ。

「なぜ熊本市に落ち着いたの?」
「なんで47都道府県の中から熊本市に住みたいと思ったの?」
こんな疑問を赤裸々に綴っています。

熊本に限らず、他県への移住を検討されている方への参考になれば幸いです。
「もし私が移住考えるなら〜」という想像をしながら読むとさらに理解しやすくなるかと思います。

2.個人的な移住の決め手はこの3つ


始めに「5年間で9都道府県・地域に滞在した」と書きました。
しかし、始めから「移住先を見つける旅」に出たわけではありません。

あくまで結果的にそうなったことを知っていただいた上で、読んでいただければ、幸いです。

では、個人的な移住の決め手、それは以下の3つです。

① 街の景観や仕組み
② そこに住む人たち(地元の方々や先移住者)
③ 毎日触れるお水

順番に解説していきますね。

① 街の景観や仕組み

最近、旅行しましたか?それはいつ頃でしょうか?
少し想像して欲しいんですが、初めて訪れた地域で無意識にしてしまうことと言えば、なんでしょうか。
そう、自分が立っているその周辺をキョロキョロ見渡すことです。
「初めて来たからどんな場所か知りたい」
「事前にネットで情報は仕入れたけど、やっぱ色々と見てみないと分からない」
そんな風に思い、飛行機や新幹線から降り立ったときに無意識に街の景観を見てしまいます。そして、いろんな情報を五感で認識しますよね。
その時にどんな風景が見えたでしょうか?

僕は初めて訪れる地域には降り立った瞬間から「ひょっとしたらこの街に住むかも」と思いながら、周辺をウロウロとしていました。

ちなみに僕が初めて熊本県を訪れたのは約5年ほど前。今いる市内は4年ほど前だと思います。
「熊本は城下町」という情報だけ知って行きました。
そして、電車から降りて熊本駅の外に初めて出て、初めて見る市内。
その印象は、「・・・駅周辺何もないやん」でした(笑)
市内の中心地は今でも熊本城周辺。駅から路面電車に乗り、中心地であろう場所に降り立った時は「ああ、やっぱりこっちの方が栄えているんだ」という印象を受けました。
いわゆる都会。僕は都会が苦手ですが、熊本の都会はなんか居心地良いです。
熊本人に愛されている熊本城も好き。街の雰囲気も好き。今でもその風景を趣味のクロスバイクに乗りながらウロウロと眺めるのが心地いいのです。
そして、「いいなぁ」と思ったら、思わずスマホを取り出して、おもむろに写真を撮る。「好きフォルダ」が積み重なっていきますね。

話を戻しますね。
いろんな情報を五感で認識し、周辺をウロウロと見渡した結果、「あ、なんか良さそうだな」と思ったら、次にまた無意識のうちにすることがあります。

② そこに住む人たち(地元の方々や先移住者)

それは「そこに住む人たちと関わり始めること」
「当たり前じゃない?」と思われるかもしれませんが、改めて書き出すことで気づくポイントもあると思うので、あえて書いてみました。

僕にとって熊本は「今の自分が作られ始めた最初の地=人生のターニングポイント」そして「いわゆる社会人としての原点の地。夢を追いかけ始めた地」です。

熊本初上陸は2017年の秋。
その場所はサイハテ村。詳細はここでは省きますが、サイハテ村は今の自分自身が作られ始めた最初の地です。
また僕にとって「いわゆる社会人としての原点の地」は、約2年ほど前まで勤務していた、ゲストハウス阿蘇び心
2つの原点の地が僕にとっては熊本です。
(どんな場所なの?と気になる方はぜひリンク先よりどうぞ。それぞれHPを載せてます)

熊本に住む人たちと初めて関わり始めた時から面白い人たちと関わりが多かったので、今考えればすごくラッキーだったと思います。まさに「ご縁とタイミング」です。
そのいい影響を受けたのもあり、熊本を好きになったのかもしれません。
ゲストハウスで働いていた頃も近所の方々や飲食店、銭湯のおばちゃんと関わっていたのですが、本当にいい人ばかり。話していて心地いいし、その人と話している時の自分が好きなのです。

また観光で初めて訪れた熊本城にて警備のおっちゃんと話す機会があり、「熊本とこのお城が好きなんよ!」という話を聞いたら、ますます好きになったり。
ショッピングモールにて店員さんとお客さんが自然に会話している姿やエスカレーターを誰も歩かず、片方に寄らずに立ち止まっている姿などなど。
大きなことから小さなことまで好きになった要素が溢れていて、それが積み重なった結果なのだと思います。


あなたはどんな場面が好きですか?またどんな人と話してる自分が好きですか?
そこに移住のヒントがあるかもしれませんね。

"街"を築くのは"人"

①で「いい街だなぁ」と思いました
「いい街」を築いているのは、そこに住む人たちですよね?
だからそこに住む人たちや行政の方々と関わりたくなる
そして、関わった(話してみた)結果、相性が良ければ、さらにその地域を知りたくなります。1つだけでなく、2つ3つと様々な体験をしたくなりますよね〜。

③ 毎日触れるお水

これは僕が大事にしている価値観です。
静岡出身というのもあり、静岡県を出るまでは、美味しくて綺麗な水を飲んだり、浴びたりするのが当たり前でした。
大学進学と共に上京。その時に関東のお水に触れて、水への違和感と静岡の水の良さに気付きました。関東在住の4年間は結果的に肌が悪くなりました。

そして、移住先の熊本市。ここは、

☑️阿蘇からの伏流水が市内に流れてきている。

☑️市内全域が地下水。除水機はいらない。

☑️超軟水。肌にもいい。

などなど、水に関してはパーフェクトなのです。

(熊本市の水についてもっと知りたい方はコチラからどうぞ)

約2年ほど前、市内のゲストハウスで働いていた時に熊本が「水の都」だと知りました。運良く宿の近くに銭湯があり、そこの水が超軟水で肌がツヤツヤになったり、宿の水がすべて蛇口をひねるだけでカルキ臭くない美味しいお水が飲めたりする体験をしました。
結果、それらを「持続的にあるいは永続的に経験したい」と思うようになったのでしょう。

またお茶を淹れる活動、”御茶人”(おちゃびと)をする上でも綺麗な水どころを探していました。だから熊本を選びました。

ちなみについ先日に熊本市内のお茶専門店の方と話した時に「熊本と静岡の街が似てるよね〜」と言われた時には「あ、確かに!」と気付かされました。
故郷が大好きな人は無意識に似たような場所を選ぶのかもしれませんね。

3.移住検討している方へ

移住するための第一歩は、
・まずは気になる地域の情報を得る(行ける場合はさっさと予定を立てる)
・自分の好きなことや譲れないことを紙に書き出す(それにさらに優先度も付けられたら◎)
(ちなみに僕の場合は銭湯が近くにあること!お風呂に浸かるのが何よりも好き。熊本は温泉・銭湯大国だと勝手に思っています)
小さなことから始めてみましょう〜!今からでも出来ることですね。


でも仕事をやり始めたり、転職やそれこそ「今住んでるところから外に出てみたい」と思うときに付き纏うのはやはり「不安」

「本当にこれでいいのかな?」という気持ちはすごく分かります。僕の場合はその連続でした。

ただその経験を積み上げていった結果、自分が何が好きで何を好ましく思っていないのかが分かるようになり、様々なことに気付かされました。
③で「僕が大事にしている価値観」と書いていますが、これに気づくまで何年かかったか分からないほどです(笑)
そして身を置きたい場所(=拠点)をどこにしたいのかを自分自身に問いた結果、熊本という場所を選択しました。

色々と述べましたが、個人的な最終結論は、「その地域にいる自分が好きかどうか」だと思います。そこに理由はなくてもいい。それこそ直感でいいのです。
「なんとなくいいなぁ」で良き◎

2の①で伝えたように初めて訪れる地域を見渡して「あ、なんかいいなぁ」と思えたその感覚と最終的に答えを出す直感はほぼ同じような感覚でしょう。

身の回りの環境によって人の性格や感性、行動は変わります。
だからその地域にいる自分自身が好きなら移住した先でもきっと上手くいくことでしょう。
かと言って、その地域に住んでいるイメージは出来たとしても、楽しいことはもちろん、大変なことや壁にぶつかることだってあると思います。
また成功の保証はないので、「本当にこれで良かったんだろうか」という漠然とした不安に襲われることもあります。
そんな時は僕のコメント欄や他SNS(@kiris_tea)より連絡してください。悩みを共有しましょう。

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