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【2020年11月2日のこと】『キッチン』、寝袋、カツ丼、どら焼き

1. 目覚めのミミミ文学。
2.『RENT』のエンジェルシート当日券の抽選外れる。しょんぼり。でも来月は、海外のカンパニーの来日公演もあるらしいからそちらに賭けようと気持ちを立て直す。

3.昨夜は奇妙なことを思いついて寝袋で寝てみた。安くてペラペラな寝袋だけど、すっぽりと中に潜って寝る。
4. フローリングの上で寝てみたのだけれど、かなり床が冷たかった。何か下に敷かないとダメだと実感した。
5. 災害があったとき、冬の体育館の避難所だったら、床に何か敷くものが必要だ。新聞紙でもいいかも知れない。レジャーシートでもよいかな。
6. 体感する読書の楽しみ、として吉本ばななさんの『キッチン』の主人公を真似て実家の台所で寝てみたことがあった。寝袋で寝たのはそれ以来。
7. あのときは、初夏だったから、床の寒さより床の硬さが気になり、身体がギシギシ痛んだけど、今回、それはなかった。寝心地は、意外と良かった。
8. 『キッチン』の中に深夜、タクシーを飛ばしてでも好きなひとに食べさせたいカツ丼が登場する。そのカツ丼のモデルになった店が荻窪にあると知り食べに行ったことがあった。


9. 「わかる?ひとりで食べたらずるいくらい、おいしいカツ丼だったの。」そしてリュックの中からカツ丼のパックを取り出した。吉本ばなな『キッチン』より

10.この「ずるいくらいに美味い」ってどんな味なのか、確かめに友人と食べに行ったら本当にずるいくらいに美味しくて、なんなんだよ、人生ってやつは!と思い打ちのめされた思い出がある。
11.そのとき感じた気持ちが、今も変わらないのかどうか、確かめにまた食べに行きたくなった。でも現在は、店主の体調がよくないらしく開いていることが少ないらしい。また食べに行きたいな〜

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↑『キッチン』のカツ丼にこだわっていた頃のお弁当。4年前。


12.「一枚の絵を観る為だけに旅に出る」というキャッチコピーの海外旅行のパンフレットを見たことがあったけれど、旅のモチベーションはそこだな、と思う。
13. ひと皿を味わう為だけに、わざわざ行く街っていうのもある。飯田橋の稲浪は近々行ってみたいと思っている。なぜなら、明日葉の天ぷらが気になっているんだ。


14. さて、午後から叔母のところへ行く予定。叔母はどら焼きが好きなので美味しいどら焼きを持って行くことにする。
15. 東京で旨いどら焼きと言ったらうさぎやだ。初めて阿佐ヶ谷のうさぎやのどら焼きを食べたときは美味しくて感動した。けれど、上野のうさぎやはわたしにはそうでもなかった。
16. どうやら、同じうさぎやでも味は違うらしい。チェーン店やのれん分けとも違うらしい。ならば、阿佐ヶ谷まで買いに行こうかと思ったけれど、時間がないので目白・志むらやのどら焼きにすることにした。
17. 志むらやのお赤飯はかなり美味しいので、小豆も美味しいと思う。どら焼きは食べたことがないから、買ってみよう。新たな開拓も大事。
18. 浅草寺の鳩のマークの人形焼きは何度食べても美味しかった。生地のある和菓子は、あんも大事だけど、生地の味で美味しさが決まると学ぶ。どら焼きも生地は大事かも。
19. 映画にもなった、ドリアン助川さんの小説『あん』を手土産に添えるのもいいかもと閃く。小説を読むと、どら焼きがより食べたくなるから。

20.さてさて、出かけますか。姉を亡くして気落ちしている叔母さんを元気づけへ。

とっぴんぱらりのぷぅ。

☆追記 目白・志むらのどら焼き、食べたら生地まで美味しかった。緑茶ととても合う。松浦弥太郎さんの本の中にも目白・志むらは出て来て、ガールフレンドから紹介されただなんて、お洒落なシティーボーイ風、文章がいい。松浦弥太郎さん絶賛の九十九餅は間違いなく美味しい。



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