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30年後の後悔... 雑記その9

先日自宅キッチンのリフォームについて書いたが、肝心の事を書いていないことに気がついた。1階のリフォームについてである。自宅は30年前に設計した。1階は当時健在だった両親の住居部分で、2階が自分たち夫婦と子どもたちの4人のスペースという2世代住居とした。
22年前に母が、8年前に父親が亡くなり、1階は自分の居室や事務所として使っている。そうするとその欠点も全て見えてくる。
ここからが言い訳なのだが、設計した1994^5年頃、省エネとか高気密工断熱という思想も構法もまだ一般的に普及する前で、当時建設省(国交省の前)の新世代木造住宅の研究会に出ていて、それらを初めて知った。当時はそんな高気密は高温多湿の日本の風土に合うのかどうか?疑問だと、言われていた。今考えれば赤面ものだが..。

3年前に設計した生活介護施設は、高気密工断熱仕様の中の上レベルで設計したが、実際完成して2月の朝、エアコンを2台運転すると30分もしないで、汗ばむ位に室温が上がる。そういう事が今は普通なのである。自分で設計して驚いた。施工店の工法やサッシ等の仕様が大幅に向上したのである。

そう考えると、リフォームではなく、建て替えした方が、いやいや別な場所で新築した方が良いのではないかと思える。残念ながらそうはいかないのだが…ちょほほ。

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