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舞台「腹黒弁天町」を観ました。

数ある趣味の中の2つ目、舞台観劇のお話です。
本日「腹黒弁天町」を観劇しました。

※舞台に関してはだいぶ素人ですので、素人の戯言だと思って適当に見ていってください。笑

◇腹黒弁天町観劇のきっかけ

まず、私はジャニーズで好きなグループがあります「A.B.C-Z」と「ふぉ〜ゆ〜」です。(以後お見知り置きを!)

今回の腹黒弁天町には、「ふぉ〜ゆ〜」の福田悠太くんと辰巳雄大くんが出演しています。今回の観劇のきっかけはいわゆる「推し」の存在があったからです。

「腹黒弁天町」は劇団ラッパ屋の鈴木聡さんの作品なのですが、以前にも「阿呆浪士」というこれまた鈴木聡さんの作品を観劇しており、その時は主演がA.B.C-Zの戸塚祥太くん、共演でふぉ〜ゆ〜福田悠太くんとまあ私にとっては神作品であったわけであります。と言ってもその阿呆浪士観劇の際、とにかくお話が面白かった。時代劇の苦手意識が吹き飛んだ。ということもあり今回の腹黒弁天町もとっても楽しみだったのです。

◇「腹黒弁天町」ざっくりなあらすじ

物語としては、明治時代後期、東京から田舎町”弁天町”に赴任してきた2人の青年教師 財前涼太(福田悠太)山岡大介(辰巳雄大)の物語で、この弁天町に渦巻く様々な陰謀の中、自分の志や理想と現実の間で迷い、翻弄され、葛藤していくふたりの人生の物語、となっています。

※ここからはちょいとネタバレ気味かもしれないので、ご注意ください。

◇観劇してみて

今回、こんなご時世であったことと、東京公演の前半部分が中止になった関係で観に行ける日が今日のみでした。(いつもは最低2回は見る)のでいつも以上にとにかく集中して作品を見たのですが、のめり込みすぎて「え?一幕もう終わり!?!?」と作品に没頭しておりました。
こんなこと今まであまりなかったので、幕間休憩中なんでかな〜と考えていたのですが、出ている役者さん全員が役そのものに見えて、全く違和感が無かったからかなと思いました。いや、役者なら当たり前じゃない〜?と思うかもしれませんが、案外そんなこともなく、役が与えられていても演じている「その人」が出てきてる・・・みたいなこともあるんです。それでいい芝居もあるのだろうけど、なんかそれが無かった。ここに関してはもうスキルと経験の問題なのかな。。。

福ちゃんも辰巳くんもちゃんと財前と山岡だった。特に2人のお芝居は何十回も見ているのに、またまた新たな一面を見れて「この人達まじですげ〜なあ」と改めて好きになりました。(結局スキ。笑)

物語の内容でいうと、明治時代というところもあって今の感覚とは違う感情の在り方とか、時代背景とかも全く違うのだけど、現実と自分の志の葛藤というものはいつの時代も誰しもが抱える永遠の悩みなんだな〜と改めて感じました。あと、現実の社会っていつの時代も真っ黒だな〜とちょっと元気なくなった。笑 
でも、そんな中生きていく財前と山岡は目が離せなくて、どこか可愛くて、最終的にそれぞれ違う価値観で自分の道を生きていくことになるんだけど、こんなに人間臭く生きていけるのって羨ましいな〜とも思いました。

◇劇中の芸者の言葉

今の自分に刺さったセリフとしては「振り切ってしまえば何にだってなれるのよ」(ニュアンス)という芸者の言葉です。
男の世界で生きている女教師と女社会で働く芸者の会話の中であったセリフなのですが、とってもストレートに届いて「本当にそうだよな〜」とそのセリフを観劇後、噛み締めながら帰りました。
なんでも振り切ってしまえれば楽だけど、そうもいかない。でもそうしたい。現実の中生きていくことの難しさを改めて考えるセリフだったなと思います。

◇小雪(芸者)と財前のすれ違い

もうひとつ好きなところを。主人公の財前と芸者の小雪、この2人は互いに好意を寄せているのですが、、、
とにかくこの2人、じれったい!!!!!!!笑
色々な背景は省くのですが、とにかく互いの想いが伝わるまでが、まーーーー大変。
似たもの同士だからこそなのだと思うけど、笑っちゃうくらい2人共素直になれなくてむずむず。この2人のやり取りで、お互いがお互いを疑いすぎて

「嘘なんてついてないから、腹ん中見せてやりたいわ!!!!!」

となるのですが、それを聞いた私。

「ほんとそれな!!!!!!!」

(笑)

この時代、SNSとか色々普及して相手が何考えてんのか余計わかりづかったりするから本当にこのセリフに関しては、完全同意。と言う感じでした。
本当、人の気持ちって難しいね〜。

◇最後に

長くなりましたが、腹黒い陰謀が渦巻いているのは明治時代も令和時代も変わらないと思います。そんな中自分の志を貫いたり、はたまた時代に合わせて柔軟に生きていったり、そんな「生き方の在り方」を改めて考えさせられる作品でした。そして、どちらの生き方をしても必ずあなたを見ている人がいるよ。とそっと教えてもらったような、そんな素敵な作品でした。

少しでも気になるよって方、ぜひ、足を運んでみてください。

東京は当日券も出ています!ぜひ!!↓


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