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大瀧詠一さんのファルセット。

先日ニッポン放送でこんな番組があり、大瀧詠一さんファンの自分は当然聴いた。

大滝詠一 EACH TIME 深夜の試聴会
2013年、楽天イーグルス日本一の余韻さめやらぬ年の瀬も押し詰まった時に大瀧さんの訃報が入ってきてショックを受けたのをよく覚えている。
それから約1年、悲しすぎて彼の曲は全く聴くことができなかった。

好きなアルバムは「A LONG VACATION」(名曲ぞろい!)と「EACH TIME」。松本隆さんの詞と併せて切ない曲も多く、心を揺さぶられた。
佐野元春さん、杉真理さんとのアルバム「NIAGARA TRIANGLE Vol.2」はもう、レコードならば擦り切れる位(CDは何と言うんだろう)聴いた。
他のミュージシャンへの提供曲も、聴けばすぐにああ大瀧さんの曲だ・・とわかった。

一番好きなのはやっぱり「ペパーミント・ブルー」だろうか。
最後の方になって聴けるファルセットがたまらない。真似しようとしたがあの声は出ない。

永井博さんの真っ青な海のイラストがとてもよく似合う、耳にしただけで家にいながら海にいるような気分にしてくれるのは大瀧さんの曲をおいて他にないだろう。
ただ爽やかなだけでなく、切なさとか失恋の苦さとか、諦めとか・・・いろんな感情が入り混じっていて、聴く側の人生にかぶさって来るところがファンの多い所以ではないだろうか。
自分の青春にほろ苦い思い出(だけではないけれど)を残してくれた大瀧さんのアルバムをまた改めてじっくり聴いてみたいと思った。