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MMTにおける貨幣論は神学論争⁉︎いいえ、地に足ついてます!

私の記事に大量にコメントして来た方が(どなたかは過去記事を見てもらうと分かります。)noteで記事を投稿するようになりました。いわゆるMMT否定派の方ですが、ここ最近の記事で、中々に面白いことを書かれていたのでそれについて書いていこうと思います。あれだけ…いっぱいコメントして来たのだから、多少はこちらにも言う権利があると思います(笑)

①MMTは財源論を克服するために生まれた。

関係ありません!

よくよく検討したら通貨発行権のある政府はその国の通貨で買えるモノは、通貨を発行すれば買えるという極々当たり前の話をしてるに過ぎません。で、制約はインフレ率になるというわけです。これも当たり前ですが、いくら金があるからと、100個しか売ってないモノを200個売ってくれ!と言っても無理なのと同じです。

②貨幣論という神学論争に持ち込みMMTの教義は創造された。

全く違います!

神学論争だから議論に乗るべきではなかった。とも言っていますが、そもそも、MMTの貨幣論は人類学や考古学と言った研究結果から来ています。例えばマルセル・モースの贈与論やメソポタミアから発掘されたトークンなどです。こういったフィールドワーク的な実地調査や発掘の結果に基づいてます。なので、残念ながら答えは出ています。また、この議論は必要無いとも言っていますが、それはおかしいです。元々の経済学が物々交換から通貨が始まったという前提なのに、そこが怪しいとなれば前提を変える必要があるからです。そして、この行為は何も特別ではありません。学問の世界では普通に行われてきた事です。(例:天動説から地動説、フロギストン説から酸素説等々…)そもそも商品貨幣論は元はこうだろう!というアダムスミスの憶測から始まっています。さて、どちらが教義的でしょうか?

③MMTは誰が考えてもおかしな教義を一方的に語り続ける。

全くおかしくありません!ある意味、当たり前のことを言っています。通貨発行権のある政府にとって自国通貨で買えるものは何でも買える。これのどこがおかしな教義なのでしょうか?

MMTは議論に滅法弱いらしいですが、そんなことはありません。むしろ書いているご本人は気づいていないのでしょうが、②で議論に乗るべきではなかったと言っている時点で議論に負けています。そもそもMMTは現代貨幣理論なんだから貨幣論を語るのは当たり前です。本人は貨幣論は神学論争だと言っているのなら、なぜ乗り込んで来たのでしょうか?理由は2パターン以外考えられません。1つ目はMMTを政策論かイデオロギーか何かの類と勘違いしていた。2つ目は論破出来ると思っていたが、出来ず、いわゆる負け惜しみ・・・。この2つ以外考えられません。

また、元に記事に書いてあるまとめで・・・

一部の政治家と貧困層には都合の良い考え方

と言っていますが、この文章から貧困層に対しての蔑視が見受けられます。もしそうでないなら、最低でも「一部の政治家や一部の人たちには都合の良い考え方」という表記になります。なぜなら、貧困層という単語をここで入れる必要がないからです。ここでこれを入れるということは・・・

MMTを支持する奴は貧乏人!

と言っているのに等しいです。

また、ケルトン教授が日本はMMTの実験場と言ったと言っていますが、誤りです。日本の累積債務と長期金利の関係がMMTの大きな証拠になったと言っただけで、実験場とは言ってません。そもそも過去の経済論、人類学、考古学の成果、実際に行わている通貨の仕組みを体系的にまとめたものがMMTです。実験するものではありませんし、新興宗教でもありません。

余談ですが、現代ではどの国も管理通貨制度を採っている以上、MMTの観点で経済を見た方が・・・

どう考えても合理的です!

主流派が言っていた、共同幻想による通貨の維持は無理筋な論理です。MMTが出てくる前からお札は原価24円の紙切れであることを知っている人は多かったです。私もそうです。でもそれを知って日本円には価値がないから捨てます。なんて人聞いたことがありません。もし共同幻想が正しいのならある程度の人数が幻想から覚めれば、そういう行動をする集団が出てきてしかるべきです。それこそ、自分たちの考えに則って自給自足の生活をする宗教団体があるくらいなのですから・・・ちなみにその団体ですら外部に自分達が育てた農産物を売っていたりします。もちろん買う際は日本円ですよ!

リンクは張りませんが、かなり直球で反論的な記事を書いてみました(^-^)

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