昨日からの続き。八戸のばんやさんを後にしてバーを目指します。
八戸はBARの街と言われてて色んなBARがあるんです。ただオーセンティックなBARはそこまで多くない感じ。
いつもはイケメンマスターがいるお店、シャドウバーさんに行ってるんですが今回はちょっと新規開拓してみました。
ちなみにシャドウバーさんはこちら

到着。ひっそり感ある看板がたまらん。

ローズガーデンさん。後からわかったんですが食べログ、バー百名店がひとつとのこと。そりゃ良いわけだ。
営業は20時から
開店直後に伺ったんですが、ひとつ懸念がありまして、口コミを見ると
「美人バーテンダーさんが代表で」
「女性バーテンダーさんがキレイで」
とか書いてあって、ややもすれば開店直後におっさん一人で行ったら絶対それ目当てと思われるんじゃ。。と陰キャならではの心配もありまして。
ちょっと覚悟を決めて入店。

絶妙のタイミングでその日は男性バーテンダーの北城さん出番の日でございました。我ながら引きの強さがえぐい。
バーの美味しさの要素ってバーテンダーさんとの相性も絶対あると思ってて、そこがマッチングしないといくら美味しい一杯でも微妙なズレが気になって楽しみきれない事あるんですよね。
北城さんはこちらの会話をうまく引き出してくれたりリアクションの瞬発力も素晴らしく、3杯だけ飲んで帰るつもりがついつい長っ尻になってしまいました。これぞ北城マジック。

で、一杯目はいつものジンリッキー。
氷を二度に分けて入れてるのがポイント。途中スティックでライムを潰しながら色んな表情が楽しめる一杯に仕上がってました。

二杯目に迷っていると北城さんか
「カルヴァドスのラインナップが充実しているので、ぜひ楽しんでみませんか？」とご提案を頂いたので飛びついてみました。
カルヴァドスってざっくり言えばリンゴで作ったブランデー。地域に縛りあるけどだいたいそんなとこ。
BAR巡りをしているくせに度数高いアルコールが若干苦手で、ウイスキーとかも好んで飲めない僕に炭酸で仕上げてくれました。

飲みやすい！
飲んだ後にふゎっと充実感のあるリンゴの香りがやってきて、一口づつが楽しくなる一杯。しかも氷柱といって長方形にカットした大きめの氷一個ドーン！なスタイル。氷が少ないと表面積も減るので薄まりにくいんでゆっくり楽しめますね。

うめー！うめー！とニヤニヤしていると
「実は洋梨の比率が高いカルヴァドスもありまして、、」
と北城さん。てっきりリンゴ100%なのかと思っていたんでびっくり。ものは試し！という事で勇気を出してストレートでちょっぴり頂くことにしました。
洋梨90%のカルヴァドス。０が洋梨の形なのがおフランス的で小粋ですな。

比較対象でシェリー樽で熟成させたこちらも。

洋梨の方はごく滑らかでするぅぅっと馴染んできて好きな人多そう。
シェリー樽の方は樽香があって輪郭がはっきりしている感じ。僕はこっちの方が好みかも！（タヌキツネのゴン）

とにかく北城さんの会話のテンポが良くて、ついつい色々とお喋りしちゃって楽しいだけの時間。大人になってよかったよ。
その後もいくつか頂いていく中で、岩手の金ケ崎で薬草リキュールを作ってる人がいるそうで瓶を見せて頂きました。

洒落てる！金ケ崎といえば僕の第二の故郷なのでちょっとうれしい気持ち。次回は彼らをコンプリートしないとな。肝臓鍛えておこう。

で、ここから最近ボトル変わってしっくり来ないんですよ、といつものボヤキをしたらバランタインも変わったそうで

皆さんどっちが好きですかね？僕的には圧倒的左なんだけど、きっと懐古趣味なだけなんだろうなぁ。。。
でもでも、ラベルやボトルのルックスって大事っすよね！と熱弁していたらすんげーの見せてくれました

国産リキュールスカーレット。最高かっこいいし肩からさげた札のヌケ感も最高すぎる。こんな隠し玉をスッと出してくる北城さんの引き出しに終始ニヤけっぱなしの時間となりました。

隠れ家のような看板、手に馴染むカウンター、心地よいバーテンダーとバランスの良いお酒。
八戸の夜がまた楽しくなりました。むりやりにでも出張いれて遊びにこないとな。北城さんごちそうさまでした！

ローズガーデンさんのInstagram
https://www.instagram.com/barrosegarden_hachinohe/

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