阿部酒造 製造責任者(次期6代目蔵元)

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阿部酒造 製造責任者(次期6代目蔵元)

飲食店検索サイト運営会社法人営業 新潟担当→会社設立→H26BY(2014-2015BY)から実家の阿部酒造にて酒造り。H27BY(2015-2016BY)から製造責任者。ブランド:あべシリーズ、★(スター)シリーズ代々続く銘柄は越乃男山。年間25000本製造の小さな酒蔵。

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【採用情報】阿部酒造の求める人材像と卒業生の紹介

阿部酒造は「人」が一番の強みと言っても過言ではないくらい蔵人達に恵まれています。4年前のwakazeの製造責任者の今井、当時学生だったトシ、LIBROM製造責任者の穴見の3人が阿部酒造に入ってから、若手蔵人が入ってくる流れを作ってくれています。 どこかで阿部酒造を知ってくれて酒造りに興味がある方も、これから酒蔵を自分でやってみたい、という方もまたそうでない方も阿部酒造のカルチャーを知ることができるはずなので最後まで読んでいただけたら嬉しいです。​ 1.採用情報募集職種 

    • 新しいワクワクへ〜柱焼酎仕込〜

      柱焼酎仕込のお酒をバシバシ出します!ついに、ようやくこのお話を記載できる時がやってきました。 僕がやりたかった事がまた一つ実現します!! それが、『柱焼酎仕込みの清酒製造』です!! 下記に詳細を記載します。 背景 阿部酒造は昔ながらの槽という搾り機を使って酒を搾っています。 酸化はしますが、発酵中の醪にも負担をかけずに搾れるので酸化がいいように作用してまろやかな酒質になると思ってこの搾りを採用しています。  先代からこの搾りであったこと、酒蔵の数が多い新潟県の中で全量槽

      • ユナイテッドアローズとのコラボレーション

        まさか6代目の世代ど真ん中のアパレルブランドと自分の仕事が結びつくとは これが最初の印象です。なぜ、阿部酒造という小さな酒蔵とコラボが実現したのかその辺りを記載しながら、ユナイテッドアローズさんとのコラボ商品の紹介をできればと思います。 きっかけ きっかけは2019年まで遡ります。日本酒イベントの「若手の夜明け」に東京では初めて出ることとなり、阿部酒造らしさを伝わる場にできればと、とにかくブースによる人達に阿部酒造において、4つの造りの方針のうち特に大事だと考えている『

        • 販売先一覧

          阿部酒造株式会社の商品である、「あべ」シリーズ「★」シリーズ「圃場(ホジョウ)別」シリーズの各種シリーズのお酒を販売していただいている酒販店様です。下記の酒屋様で購入が可能です。直売所でも一部販売しております。 なお、当蔵は「発酵を楽しむ」という観点で少量多品種でさまざまな味・香りのお酒を造っています。その為、取扱店様でも在庫切れがあるケースは多々ございますので、お手数ですが、在庫状況は各店舗様にご確認をいただければ幸いです。 新潟県内阿部酒造直売所 〒945-1352 新

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        • 僕たちの酒
          10本
        • ★シリーズ
          2本
        • 会社概要
          2本
        • ノンアルコール
          2本
        • 圃場別シリーズ
          2本

        記事

          僕がノンアル領域に挑戦する理由

          阿部酒造がノンアルコール商品展開を行う理由 2022年になりました。阿部酒造的には製造は通常通り稼働していますが、今年は挑戦の年でもあるし、新年明けたてですし、ノンアル領域に挑戦する理由をまとめました。 ノンアルをなぜやりたくなったのか、本当にやる必要があるのか沢山考えました。しかし、自分の経歴を振り返るとこのノンアルジャンルはマストでやりたいことだよな、と改めて認識しました。 振り返りを記載しますが、結局僕は自分のコンプレックスが大きなチャレンジや事業を行う上での源に

          僕がノンアル領域に挑戦する理由

          ARCTURUS(アークトゥルス)

          当社★シリーズより新商品を投入いたしました。 ★シリーズとは・・・H27年度醸造年度から6代目製造責任者の僕が展開をし始めた商品群の一つ。 <コンセプト> ○地元柏崎のお米を100%使用すること ○テーブル酒を意識  →晩酌酒として楽しめるようなライトな飲み口 ○日本酒の中では低アルコール度数(13-15度)を目指します ○基本レシピが通常清酒では考えられないようなレシピ  →故に今までの日本酒にはない味わいが多いです 内容量は全て720ml以下の展開 現在発売している

          僕たちの酒vol.7

          2020-2021BY(製造期)が始まりました。 昨季から温めていた企画品がついに発売になります! 昨年のメンバーも製造に関わっているので、このお酒は 昨年のメンバー と 今季のメンバー のハイブリット 今季も個性豊かなメンバーが入ってきてくれました。 昨季から2名が卒業。新たに4名が加わり製造がスタートしてます。今季は全員業界未経験からの酒造り。痺れます笑!! 個性豊かなメンバーの紹介は時間が空いた時に。 こちらの僕たちのお酒の詳細を記載します。 <<企画

          僕たちの酒vol.5

          2018-2019年の醸造最後はvol.5です。 この醸造期最後はスパークリングに挑戦しました。 正確には 古代米×スパークリングです。 古代米とはその言葉の通り、古代から存在した野生種の形質を残した米品で、赤米や黒米、紫黒米、緑米などのように色素を含んだ米品種が代表的。 古代米を使った清酒は既に存在をしていて、古代米を清酒に使う主な要素は 色付け つまり、特に着色剤などを使わずに酒自体に色をつける天然色素として使うケースが一般的です。そもそも着色剤を使った時点で清

          僕たちの酒vol.4

          僕たちの酒 vol.4まできました。 僕たちの酒vol.4も僕たちの酒vol.3同様、 ・矢島 衛 ・穴見 峻平 ・板倉 良太 ・福田 義也 この4人と共に造りを行いました。そして2018-2019BY(H30BY)の阿部酒造のテーマは"本当に今の酸の出し方が当蔵の目指す酸味の答えなのか"です。 vol.4では、vol.1と2に戻ってもう一度生酛造りを行うこととしました。 これは蔵人との話し合いの中で全員一致して生酛を行いたいということから実現したのですが、ただ

          僕たちの酒 チームA・チームB

          僕たちの酒チームA/B 僕たちの酒シリーズ2019-2020BYはこれから酒蔵を立ち上げていくメンバーと阿部酒造の中核を将来担うメンバーと2名ずついたこと。 今季卒業メンバーが多かったこと、各メンバーの酒の嗜好が見事に別れていたこと。いろんな事が重なり、僕たちの酒はチームAとチームBに別れて酒を仕込みました。 原料米と磨きだけは同じ条件で、使用する酵母、酛の選択、麹の温度経過、発酵管理本当に全てを2チーム別れて行いました。 僕に質問できるのは2回だけ。それ以外は自分たちで

          僕たちの酒 チームA・チームB

          ホボホボゼンコウジキモト

          名前が特徴的なこのお酒。1年前はテストで製造をしたお酒がついに解禁です。 ホボホボゼンコウジキモトとは? 酒税法において日本酒造りに最低限必要なものは ①米 ②米麹 ③水 この3つです。この3つを併せてそこに酵母を添加しアルコール発酵の後、濾して、酒粕と酒に分けられます。当然この3つどれか欠けてしまうと清酒とは名乗れません。 一般的に、①米と②米麹の割合は米80%に対して米麹20%。これが一般的なレシピです。今回発売するこのホボホボゼンコウジキモトは名前の通り、ホボ

          僕たちの酒vol.6

          今年もこの季節がやってまいりました。 ひやおろ、、、、当社にはここ数年ひやおろし商品はございません。 ひやおろしを楽しみたい方は他の酒蔵のお酒をぜひお楽しみください。 当社は夏頃〜次の新酒までの時期は ・実験的なお酒 ・蔵人たちのその年の集大成のお酒 などのお酒をリリースいたします。 そして※僕たちの酒もH29BYのメンバーからつないできたバトンも今回のリリースで3回目となります。 ※僕たちの酒とは、、、当蔵は酒造りをしたい、自分で蔵を立ち上げたい、そんなメンバー達と

          【圃場別シリーズ】安田鳥越

          本日は圃場(ホジョウ)別シリーズ安田鳥越のご紹介。 安田鳥越圃場は阿部酒造から最も近い圃場です。 人の営みと圃場が近い“里”エリアの圃場となります。 “安田鳥越“は安田地域と鳥越地域にまたがる田んぼから原料を作っているため、2つの土地の名前を合併して名付けました。(両方とも住所でいうと”安田”なのですが) ○安田地域 ○鳥越地域 僕自身もも子供の頃から見慣れた景色。まさか子供の頃から見ていた景色の田んぼで自分達が造る酒の原料が作られるとはとても感慨深いです。 うち

          【圃場別シリーズ】安田鳥越

          圃場別シリーズ

          こんにちは。noteは公開以降お酒の説明は今はもう発売が終了しているお酒ばかり書いていたので、ここで一回今発売しているお酒をしっかりと書いていこうと思います。今回ご紹介するのは 圃場別シリーズです!!この圃場別シリーズは​ ・小清水(コシミズ) ・赤田(アカダ) ・上輪新田(アゲワシンデン) ・安田鳥越(ヤスダトリゴエ) と計4種類あります。 簡単に圃場別シリーズの説明を書くと、 田んぼ単一仕込みのお酒 です。 通常当社では契約農家さんやJAさんなどからお米を購

          僕たちの酒vol.3

          こんにちは。ようやくvol.3の紹介です。それぞれに想いがあると1記事書くのに体力を使いますねw さて、このvol.3と次のvol.4はH30BYの蔵人によるお酒に変わります! 2018-2019BY(H30BY)は ・矢島 衛 ・穴見 峻平 ・板倉 良太 ・福田 義也 この4人と共に造りを行いました。阿部酒造の今期のテーマは"本当に今の酸の出し方が当蔵の目指す酸味の答えなのか" でした(笑)長いですね。 当社は酸フォーカスを当てた酒造りを始めて4−5年経ちま

          僕たちの酒vol.2

          さてさて、前回では僕たちの酒の生まれた背景とvol.1の説明をしていました。 今回はvol.2の説明です。 vol.2もvol.1同様H29BYのメンバーで造ったお酒です。 ラベルはこんな感じ。 もう今見直すと恥ずかしいですね(笑) vol.1の記事でも書いた通り、このH29BYのチャレンジが生酛造りでした。vol.2ではそんエッジをより聞かせたのコンセプトである為、蔵人たちも全員変顔でラベルに登場しました。 また、想いやこだわり、阿部酒造として伝えたい事もvol.2は