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60年代、流行った洋楽。11

『70年代、流行った洋楽』の60年代版です。
60年代の初頭は、私自身がまだ少年時代。音楽に目覚める以前のことでした。そのうち、ラジオのAM放送やテレビなどから流れる音楽に意識が向くようになりました。そんななか、記憶に残る曲にもめぐり逢いました。今、あらためてYou Tubeで聴くと思い出がよみがえるだけでなく、半世紀よりもさらに前の曲とは思えない新鮮さと輝きにおどろきます。

60年代にはこんなことがありました。


そよ風にのって/マージョリー・ノエル
DANS LE MEME WAGON/Marjorie Noel(1965年)

 春を感じるさわやかな曲で記憶に残っています。そんな曲の印象で邦題がつけられたのでしょうが、フランス語の原題はまったく違うようです。
 まずは、ご本人のフランス語版でお聴きください。

45年パリ生まれの歌手マージョリー・ノエル(Marjorie Noel)の65年のヒット曲。
2000年に死亡。作詞はMarnay Eddy、作曲はMagenta Guy
邦題は「そよ風にのって」、原題は「Dans Le Meme Wagon」
原題の意味は「同じ列車の中で」という意味のようで、列車の中で出会った見知らぬ男性に恋心を持った少女の話である。
「目が合って微笑んでくれた素敵な人、駅に着く頃には恋人同士でいるはず」と歌うマージョリーの舌っ足らずな感じの軽快なフレンチ・ポップス

竜馬のブログ


 日本で大きなヒットとなって多くの歌手がカバーしました。
 下は「ママとあそぼう!ピンポンパン」の、4代目お姉さんの大野かおりさんのダンスと歌唱のビデオですが、曲とマッチしていてとてもいいですね!



二人だけのデート/ダスティ・スプリングフィールド
I Only Want To Be With You/Dusty Springfield(1963年)

 ベイシティローラーズのヒットでも有名ですが、もとはスプリングフィールドのデビュ―曲だったんですね。

 23歳でのデビュー、パンチと歌唱力で聴かせますね。ぐんぐん引き込まれるようです。一世を風靡したといっても過言ではないくらいでしょう。

 惜しくも、1999年に59歳で亡くなったとのことです。

1963年のイギリスの歌手ダスティ・スプリングフィールドのデビュー曲です。
ダスティは日本ではこの曲と「この胸のときめきを」くらいですが、
イギリスではビッグアーティストでローリング・ストーン誌が選ぶ
歴史上最も偉大な100人のシンガーにおいて第35位にランクインしているのです。

思い出のポップス


 PPM、ピーター・ポール・アンド・マリーの音楽も随分流行りました。まさに60年代を駆け抜けていった感があります。

パフ/ピーター、ポール&マリー
PUFF/Peter, Paul and Mary (PPM)(1963年)

 これも63年のヒット曲です。最初に彼らの音楽に夢中になった世代は、私らよりも先輩。いわゆる団塊の方達の間で火がついたと思います。

 私が彼らの音楽に目覚めたのは、少し後のことです。でも、もしも私に兄か姉がいたなら、つられて、もっと早く夢中になっていたことでしょう。

フジテレビ「ミュージック・フェア」に出演した時のものです。「パフ」の歌詞は1959年、レニー・リプトン (Lenny Lipton) が19歳の時、オグデン・ナッシュ (Ogden Nash) の詩 "Custard the Dragon" に影響されて作った。学友のピーター・ヤローが歌詞を加えて作曲、1961年からピーター・ポール&マリーの曲として演奏されるようになった。その後、1963年2月にシングルとして発表され、大ヒット。

YouTube Pe Kazuchan

パフ/ピンクマルティーニ&由紀さおり
Puff,the magic dragon/Pink Martini&Saori Yuki(2018年)

 由紀さおりがピンクマルティーニとセッションで数年前にCD「1969」を出して、アメリカで賞を得たことを思い出しました。パフを含む、日本やフランスなどいろんな国の曲構成でおもしろかったです。

 海外のライブでは観客から「日本語で」とリクエストされたそうです。ポピュラーな曲は聴衆は内容を十分知っているので、日本語でもいい。いや日本語の方が人気だとか。珍しい言語で新鮮味があるのと、母音が多いことばなので優しく聞こえるのかもしれません。



※素晴木あい さんの画像をお借りしました。

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