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真の“学び”

アカデミーヒルズでは、竹中平蔵理事長の「新年のあいさつ」を毎年webサイトへ掲載しています。

今年の新年のあいさつで竹中先生は、とにかく「個人のエンパワーメント」が重要であると言われます。
そこで、エンパワーメントについて調べてみました。ビジネスにおいては「権限移譲」という意味が含まれますが、私は「個人や集団が本来持っている潜在能力を引き出し、湧き出させること」と解釈しています。

竹中先生へ「エンパワーメントのために私たちがすべきことは何ですか?」とお尋ねしたところ、「学び」というご返事でした。
また、12月28日の日本経済新聞(朝刊)に、専修大学の貫成人教授の「学び」についてのインタビュー記事をありました。

「自分をつくりあげる自己創造の営みだ。学びは知識を身につけ、教科書をそのまま反復する『勉強』とは違う。自発的なもので、自分で対象を見つけて調べたり、考えたりした上で発信できるとき、それを学びという。テーマはゲームでもスキーでも、自分が興味を持てるものなら何でもよい。学びの入り口は身の回りのどこにでもある」

日本経済新聞(2022年12月28日朝刊)

竹中先生も新年のあいさつの中で、「テクノロジーの進化により、インターネットから多くの情報を得ることができます。しかし、そこから『思考しアウトプットする』能動的・主体的な姿勢が“真の学び”ではないでしょうか。」と表現されています。
正に、「インプットだけではなく、自分で考え発信する・アウトプットすること」が“真の学び”と言えるでしょう。

また、貫先生は「学びの入り口は身の周りのどこでもある」と言われています。
そして竹中先生は、
「少くして学べば壮にして成すあり。
 壮にして学べば老いて衰ろえず。
 老いて学べば死して朽ちず。」
という江戸時代の儒学者である佐藤一斎の言葉を引用され、学びは人生において、いつでも大切なことだと強調されます。

「学びは一生におよんで継続される人生の活動」と言えるのではないでしょうか。
2023年、新しい年を迎えるにあたり、勉強ではなく情報収集でもなく「学び」を今年はすすめていきたいと思います。

元旦に開催された「初日の出イベント」の模様。
右上から時計回りに「初日の出」の瞬間です。
沢山のライブラリーの会員がご家族やご友人とともに参加されました!
(六本木ヒルズライブラリーにあるラウンジ49からの眺めです)


アカデミーヒルズ 熊田ふみ子

#アカデミーヒルズ #新年 #誓い #学び #佐藤一斎 #エンパワーメント



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