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30名規模の組織にCTO経験者が3名。なぜ優秀なエンジニアがACCELStarsに集まるのか

ACCELStarsは、「睡眠を解明し、新たな医療を創造する」というビジョンのもと、2020年8月に設立されたスタートアップ企業です。ACCELStarsの開発組織には「優秀なエンジニアが続々と参画している」という特徴があります。2023年2月時点で取締役と監査役、社員を合計した人数は約30名であり、そのうち3名がCTO経験者なのです。

今回のインタビューではそのCTO経験者である執行役員の緒方貴紀(写真中央)とSleep Compassのエンジニアの川崎康弘(写真右)、事業開発のエンジニアの中井彦一郎(写真左)に、転職の経緯や仕事のやりがい、ACCELStarsの魅力などを聞きました。

優秀なメンバーたちが、意義のあるチャレンジをしている会社

――みなさんの役割や業務内容について簡単に教えてください。

中井:事業開発グループに所属して、大阪大学との共同研究でパーキンソン病の病気に関連するアプリの開発を担当しています。私はバックエンドエンジニアからキャリアをスタートしていますが、必要があればなんでもやるスタンスです。現在もバックエンドの開発を行うだけではなく、協力会社へのディレクションも担当するなど幅広い役割を担っています。

川崎:Sleep Compassグループに所属して、睡眠健康度測定サービスの開発に携わっています。バックエンド側の担当です。

緒方:データサイエンスグループに所属して、データ分析業務のまとめ役をやりつつ、採用や組織作りなどにも携わっています。基本的になんでも屋です。データサイエンスのチームではウェアラブルデバイスの加速度やフォトプレチスモグラフィ(PPG)、温度、人の脳波や心拍、体動など多種多様なデータを収集・分析しています。

――今回のインタビューでは、まずACCELStarsに参画した経緯をお聞きしたいです。中井さんからお願いできますか?

中井:前職時代は株式会社JMDCという企業で働いており、そこには当時、弊社の代表である宮原禎さんや執行役員の浅野雅之さんなど、いまACCELStarsに所属しているメンバーが複数名いました。私はJMDCでヘルスケアプラットフォームの立ち上げに携わり、2021年にはユーザーID発行数が300万件を突破するくらいの大きなサービスへと成長したんです。

この会社で自分ができることをやり切ったと感じ、次の挑戦として海外向けのサービスを作りたいと思いました。ちょうどその時期に、宮原さんが独立してACCELStarsを立ち上げたことを知りました。ACCELStarsは日本国内だけではなく海外へのサービス展開も予定しており、もともと一緒に働いていたメンバーが所属していることもあって、どのような働き方ができるかイメージしやすかったです。

新しいことに挑戦している宮原さんや浅野さんを見て、楽しそうにやっているなと感じました。さらに、取締役CTOである上田泰己さんはすでに国内外で名を知られた研究者です。ヘルスケア領域においてアカデミアの力は重要であるため、他企業と比較して勝てる武器があることも参画を決めた大きな理由です。

中井彦一郎

――川崎さんはいかがでしょうか?

川崎:前職では不動産クラウドファンディングの会社でCTOを務めており、4年半ほど働きました。会社が買収されたことをきっかけに、次のチャレンジをしようと転職活動をしました。そして、前職で一緒に働いていた田中義紀さんのツテで採用面接を受けてみたんです。

宮原さんと上田さんともう1人の合計3人の面接を受けましたが、上田さんからは知性の塊のようなオーラを感じましたし、宮原さんはシリアルアントレプレナーとして複数の企業を経営してきたため事業を推進する力が強いです。この組み合わせに惹かれたのが決め手ですね。私は「何を作るか」よりも「誰と作るか」を重視しているため、ACCELStarsに所属する人々に魅力を感じて入社を決めました。

――では、緒方さんもお願いします。

緒方:私は大学院時代に株式会社ABEJAを共同創業し、CTOやCROなどの役割を担っていました。そこではコンピュータービジョンや機械学習の応用研究、プロダクト開発、インフラ構築、組織マネジメントなどなんでもやっていましたね。ABEJAを引退した後はしばらくのんびりしていましたが、あるときACCELStars取締役の見満周宜さんが「良かったら手伝ってよ」と声を掛けてくれました。実は見満さんは、ABEJAに出資していたベンチャーキャピタルの副社長で、もともと知り合いだったんです。

他にも、ACCELStars執行役員の池田誠也さんも同じベンチャーキャピタルの元社員で、よくお世話になっていました。それに、私の実家が福岡県久留米市で、上田さんも出身校が久留米で、見満さんも出身校が久留米で、ACCELStarsの本社も久留米にあるという不思議な巡り合わせもあって(笑)。親しみを感じました。それに、私は睡眠に興味があって、個人的に5年くらい前から睡眠リズムを毎日測っていました。

また、次に働く環境では“時間”をテーマにしたいと思っていました。インターネットやWebサービスの普及によって、人間はどこにいてもコミュニケーションできるようになり、その影響で距離が縮まりましたよね。テクノロジーが次に変えていく領域は、時間なんじゃないかと考えていたんです。人間は1日の3分の1を睡眠に費やしているので、その領域を改善するのは中長期的な意味での時間効率の向上につながります。だからこそ、スリープテックに挑戦するのは面白そうだなと思って、参画を決めました。

良い意味で“大人びていない”スタートアップ

――ACCELStars参画後に感じたことを教えてください。

中井:浅野さんも宮原さんもそうですが、前職で一緒に働いていた人がACCELStarsには多いので、安心感や懐かしい感じを覚えました。それに加えて、大学などとの共同研究のように、前職ではなかった新しいチャレンジができており、非常にありがたく感じています。

世の中のスタートアップには「本当はそれほど価値のないプロダクトを扱っているのに、あたかも価値があるかのように見せている会社」も多いです。でもACCELStarsはそうではなく、本質的に価値がある仕事に取り組んでいるので、社会に対して価値提供している実感を持ちながら働けるのは良いですね。

プロジェクトに参画したばかりの頃は、アプリで扱っている疾患そのものも私はよくわかっていませんでした。でも、自分なりにさまざまな情報をインプットしつつ疾患への理解を深め、共同研究している大学の先生方や一緒に働いているメンバーたちと情報連携しながらプロダクトを生み出していく作業は非常に面白いです。

今、私が腕につけているApple Watchのアプリは、私が作っているものなんですよ。これまでApple Watchで動くアプリの開発をしたことはなかったため、エンジニアとして日々新しいチャレンジをしている実感があります。何かわからないことがあって、その知識やスキルを身につけることを目標に頑張れるということは、素晴らしいじゃないですか。

――川崎さんはいかがですか?

川崎:予想していた以上に、すごいペースで素晴らしいスキルを持った人がACCELStarsに参画してくることにびっくりしています。エンジニアだけではなくビジネスサイドのメンバーも「こんなに賢い人を見たことがない」とか「本当にこの人はなんでもできるな」と思えるような人ばかりです。おそらく、今いる社員の人柄やスキルが他の人を惹きつけて、連鎖的に人が増えているのかなと思いますね。

いま担当しているプロジェクトでは、データサイエンスチームが解析した結果を、健康診断の受診者がわかるような形式のレポートとして自動生成するためのシステムを作っています。このシステムでは受診者に質問をして断片的な回答からアルゴリズムを用いて詳細を推定するような処理が必要になるので、設計や実装で頭を使う場面も多く、取り組んでいて面白いです。

川崎康弘

――緒方さんはどうでしょうか?

緒方:ACCELStarsにはこれまで複数のスタートアップを経験してきたメンバーが多いんですよ。それもあって、参画する前は「みんな落ち着いていて、大人な感じの働き方をする人が多いだろうな」と思っていたんです。

でも、実際にはみんなめちゃくちゃエネルギーがあって、バリバリ働いています。他のスタートアップ企業と比べても、メンバーの勢いがすごいです。通常、30〜40代くらいの年齢になると、どちらかと自分の専門領域を深堀りしていき、専門領域以外にはそれほど積極的に取り組まなくなる方も多いと個人的に考えていましたが、ACCELStarsで働く方々は未経験の領域であっても積極的に挑戦するスタンスの方が多いですね。

業務のなかでは、睡眠の専門家というよりも、どちらかといえば私は特定領域の専門医でその領域と睡眠に関する関係性を研究している方と話すことが多いです。「小児医療×睡眠」「高齢者医療×睡眠」「生活習慣病×睡眠」「精神疾患×睡眠」などですね。さまざまな領域の専門家からお話を聞けることや、そうした方々と一緒に働けることは貴重な機会ですし、面白いです。

カオスを楽しめる人にとってACCELStarsは最高の環境

――最後に、ACCELStarsへの転職を考えている方にメッセージをお願いします。

中井:ACCELStarsは、良い意味でカオスを楽しめる環境です。決まっていないことも多いなかで、自分たちの力で仮説を立てつつプロジェクトを動かしていくフェーズにあります。もちろん、ある程度のプロダクトの道筋が見えてきているチームもありますが、それでも基本的には前向きな気持ちで未知の領域にチャレンジできる人のほうが向いている環境です。

まだレールが敷かれていないところに、自分自身の考えや行動でレールを敷いて進む。私はそんな仕事にやりがいを感じているので、ぜひ一緒にカオスを楽しみましょう。

川崎:ACCELStarsはまだ黎明期のスタートアップですが、優秀なメンバーが多いこともあって人数のわりには動かしているプロジェクトの数が多いんですよね。多種多様なプロジェクトが同時進行で動いていて、そのどれもが事業化できる可能性を秘めています。スタートアップの初期フェーズは本当に面白いので、その醍醐味を味わいたい人にとっておすすめの環境です。

いろんなジャンルのトップ人材が集まっているし、仕事を通じて良い刺激を受けられます。上田さんもそうですし、一緒にこのインタビューを受けている緒方さんや中井さんだって、業界のなかですごい実績を残してきた人なんですよ。そんな、優秀なメンバーがたくさんいる環境を探している方には、ピッタリな会社だと思います。

緒方貴紀

緒方:私はACCELStarsの仕事にはトライアスロンのような要素があると思っています。ACCELStarsの扱っているテーマは、どの事業領域も成果を出すまでに数年かかるような、難易度の高いものなんです。また、フェーズごとに求められる要素が変わってくるので複数の競技を長期的にやっていく必要があります。まさにトライアスロン的なんですよ。これまで他のスタートアップで成果を上げてきた強いメンバーたちが一丸となって、それらのテーマに取り組んでいます。だからこそ日々の仕事において、良い意味でゲームのような充実感があります。

それから、医療系スタートアップなので真面目な人が多いイメージを持たれるかもしれないですが、実際には「仕事はきっちりやるけれど、良い意味で頭のネジが飛んでいてユニークな人」が多いです。だからこそ、肩の力を抜いて気軽にウチの面談を受けてくれたらいいのかなと思います。


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