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フリーランスが生き残るための戦略術! ぴよっこでも分かるSTP分析徹底解説

企業でもフリーランスでも生き残るには
「戦術」が必要です。


一見安定した経営を続けているように見える大企業でも
日々ライバルとの厳しい競争を勝ち抜くために
綿密な戦略を立てています。


そんな時に重要になるのが正確な分析力


今回は厳しい競争を生き抜くための
基本的なマーケティングフレーム「STP分析」について
徹底解説します。

【図解で見る】STP分析にきほんのき

STPとは企業マーケティングで
起業や新規事業への参入の際に活用される
マーケティングフレームのことをいいます。


その目的は
「自社がどの市場のどのポジションで
 効率良く商品が販売できるか」

を見極めるためです。

STP分析は
Segment(セグメント)
Targeting(ターゲティング)

Positioning(ポジショニング)
の3つのテーマに基づいて行われます。


これらの頭文字をとって「STP」と呼ばれています。

Segment(セグメント)について
分かりやすく説明するために
コーヒーショップの出店を例に考えます。


コーヒーショップといっても
市場にはさまざまな店舗が
あります。


あらゆる角度から市場を調査し,
自社にとって戦いやすい市場を見つける
ことが重要になります。

Segmentで進出する市場を決めたら
次はTargeting(ターゲティング)


自社のファンであるユーザーが
どんなことを求めているかを
徹底的に調べます。


ユーザーのニーズをもとに
自社が提供する商品を求めている層を見極めることが
ターゲティングでは重要になります。


ユーザーのニーズをもとにした
具体的なターゲティングの例は
以下のようなものです。

最後に行うのがPositioning(ポジショニング)です。


市場調査とユーザーのニーズを調査した結果を基に
出店する店舗の場所や商品展開を行います。


この際、ユーザーに選ばれるような
自社のイメージを印象付ける
コンセプト作りも併せて行うことも必要です。

フリーランスが生き残るためのSTP活用術

ここまでは企業マーケティングで行われる
STP分析の活用例をご紹介しました。


ここからは
フリーランスが生き残るためのSTP活用術
ご紹介します。


ちなみにSTP分析は
どの順番で行っても結果は出せます。

Positioningを使ったスキルの棚卸

一般的に個人事業主の1年間生存率は約6割
といわれています。
およそ半数がわずか1年で廃業に追い込まれているのです。


その原因は個人事業主として
開業するハードルが低いこと。


裏を返せば
誰でも簡単に開業できるということです。


ですが、お客様が付かなければ
営業を続けることはできません。


誰でも簡単に始められるからこそ、
ライバルと差別化できる強みが必要になるのです。


強みを打ち出すには自身に何ができるのかを
分析する力が求められます。


例えば、営業職を長く経験していたのであれば

どんな商品について知識があるのか?


営業経験を生かして売り上げに伸び悩む
営業マンのコーチングはできるのか?など


自分にしかできない専門分野の見極めを行います。

Segmentで探る 自身が持つスキルにニーズはあるのか?

せっかく専門知識や経験を持っていても需要がなければ
ビジネスは成り立ちません。


そこで重要になるのが
ユーザーが何をもとめているか?
の洗い出しです。


ニーズの洗い出しはさまざまありますが

例えばライターなら
クラウドソーシングや
企業ブログのコラムのお役立ち情報

フリーランスなら
SNSやほかの個人事業主など悩みを抱えるユーザーの声を聞く。

ユーザーのニーズは意外な場所でも拾えるので
常にアンテナを張っておくことをおすすめします。

ユーザーのニーズを分析し強みを生かせるターゲティングを


ユーザーのニーズを集めたら、
ニーズが一番多い層を自身のターゲットとして
設定しましょう。

まれにニッチな層を狙うこともありますが
あまりにも少数派のユーザーを狙っても
ビジネスとして成り立ちにくいので
ご注意を。

効率の良いマーケティング戦略の基本は企業も個人も同じ

今回はSTP分析について解説しました。


ビジネスの基本は
商品やサービスを求めるユーザーを
いかにしっかりとつかめるか

がポイントです。


その意味では企業も個人も同じです。


なかなか仕事が取れない
起業を考えているけれど
どんなサービスにしようか迷っている


そんな時はぜひ
STP分析を思い出してみてください。

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