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民生委員をやりたい理由が息子との対話と自分史を通して判明した話。

1か月前、地域の民生委員に推薦されて悩む話を書いたが、結局やることに決めた。

でしゃばり屋ではりきり屋でHSS型HSEの私が断るわけないのだ。笑

誤解していたのだが、
頼まれた役割は民生委員・児童委員の中でも子どもに関連することのみ担う『主任児童委員』という役。

虐待や不登校などに悩む子どもや世帯を必要な関係機関につなぐ、児童福祉に特化した役割のようで、情報をキャッチしやすい子育て中のお母さんに引き受けてもらいたいという条件があるらしい。

私なんぞにやれることは限られているだろうが、子ども好きなおせっかいおばさんの私にはなかなか適任だと思う。笑

2日間ほど考え、夫の賛同も得たし、せっかくの機会だからやろうと決めた。

夕飯時、子どもたちに
「ママ、もう一つ地域のお仕事しようと思う」と話したところ、すかさず小2長男からの大反対に遭った。

『これ以上ママが忙しくなるなんて嫌だ。絶対に反対』と。

現在、こども園のPTAと町内会の役員もしていて、土日も何かと慌ただしくしているので、長男の言い分もわかる。

5歳次男や2歳長女まで『ぜったいはんたい!』と真似して言い出す始末。

しかし、私の中でやらない選択肢はすでになく、どうやったら息子にわかってもらえるかを考えた結果、以下の2つの理由を長男に伝えた。

「地域の子たちが幸せでいることがあなたたちの幸せにもつながるとママは思うから、そのお手伝いがしたい」

「この役をやることで、ご近所に心強い繋がりができるとママは思う」

しかし、それでも頑として縦に首を振らない長男を見て、子たちが寝た後に夫がこう言った。

『もしかしたら、ママが自分だけのママじゃなくなるとか思ってるんじゃないのかなぁ?』

『…うーん、そうなのかなぁ…?』

ピンとこなかったけれど、絶対違うとも言えず、もしそうだとしたら、その不安は解きたい。

翌日、『今の生活で、ママにもっとこうしてほしいとかあるなら教えて欲しいな』と長男に聞いたところ、

『学童に行かない日は、学校から帰ってきたら、ママとトランプやすごろくして遊びたい』と即答。

そうだったんだ…

いつも本を読んだり、大好きな路線図を模写しているから、1人でマイペースに過ごせて満足しているのかと思っていた。

弟や妹がまだ園にいるうちに、邪魔されずにやりたいことやれていいね!と思っていた。

始業式や終業式で給食のない日も学童を休ませ、2人でお昼ご飯を食べに行って、たまに一人っ子時間を作って気遣っていたつもりだったけど、それじゃ足りなかったようだ。

自分史を書いてから気づいたことがある。

私が子どもたちの幸せを願ってやまないのは、
家庭不和で自分の置かれた環境をコントールできず、子ども心に「どんなに願っても祈ってもかなわないことがある」と泣き暮らしていた過去があったせいじゃないかと。

子どもだから、どうしようもできない。そんな絶望的な気持ちになってしまう子どもの息抜きになれるような存在になりたくてたまらないのだ。

でも、自分の子に少しでも寂しい思いをさせているなら、そんな理想は独りよがりでむなしい。

考えた末、お世話になっている業務委託元の社長に、『今年度中は、今の仕事量を増やさないようにしたい』とお願いした。
時々、定常業務以外の、でもとってもやりたい仕事をいただくのだが、それだとやはり余裕をなくしてしまう。

セーブできるのは今のところ仕事しかない。

贅沢な話である。1年前は仕事がなかなかもらえなくて、かなり悩んでいたというのに。↓

私にできることなんて限られていることはわかっている。

それでも、
未来にワクワクできるような子どもたちでどうか溢れますように。

そんな気持ちで、主任児童委員の履歴書を書いた。

夫が『ママは仕事増やさないようにしてくれたみたいだよ』と長男に話していた。

長男は「トランプしてね」と泣きながら、抱きついてきた。

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