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子どもは、子どもの世界で。

やってくれよな。

と普段から子どもの相手に食傷気味な私。笑


しかし、今朝、

「子どもには、子どもの世界でしか解決できないこともあるのか…✨」と前向きな気持ちで感激した出来事があった。

3歳のハナコ(仮名)が、夜中から変な咳をしていた。

今朝起きたら、まだ咳こんでいて、熱はないものの、こども園に行きたくないとぐずっている。なんだか不穏な雰囲気。

6歳のジロウ(仮名)は、
今日のこども園のおやつ「鬼まんじゅう」を楽しみにしていて、行く気満々でいた。
(聞き慣れないおやつだなぁ。関西のおやつなのかな?)

鬼まんじゅうは、2/2と2/16だけのメニューだったが、2/2は、ハナコの発熱でジロウもお休みし、食べられなかったから、今日は行くしかないとのこと。登園拒否気味の次男にしては、珍しく行く意思が固く、頼もしさすら感じた。

まぁ、とりあえず朝ごはん食べようや…と、
ゲンナリした気持ちで2人にそれぞれ食事の用意をして、先に食べ終わった小学生の長男を見送ると、ジロウとハナコが食べている横で、園への今日までの提出物を私は慌てて書く。

ハナコはもう行く気が全くない様子で、
食べ終わったジロウが張り切って着替える様子を眺めながら、
「ハナちゃん行きたくない、行かないからね」
とかたくなに宣言していた。

食べ終わってからは、咳が出ていない様子だったので、
「あれっ、ハナちゃん、もう咳出てないね」と私が言うと、慌てて咳をし始めた。

彼女はかなりの頑固者だし、まぁ体調もどうやら微妙だし、ハナコだけおやすみ決定か…あぁ…
と悲観しながらも、まだ諦めきれなかった私は、ジロウに、

「ジロウちゃん、ハナちゃんに、どうして行きたくないのか聞いてみてくれない?」

と頼んだ。
その間に、まだ書き終わらぬ提出物を急いで書く。

ジロウはすっとんきょうな声で、
「ハナちゃん、どうして行きたくないの?」と親身になって聞いている。
「だってさ、ハナちゃん行くの嫌なんだもん」と答えになっていない会話が聞こえる。

「今日はおやつに鬼まんじゅうが出るんだよ。
前に食べられなかったでしょう、今日食べたいからジロウちゃん行くよ。あとね、今日行ったら明日はおやすみだよ」

明るいジロウの声を聞きながら、私は適当な化粧を始めていた。ほどなく、

「ママ!もう着替えたよ。靴下も履いた!ママまだお化粧終わらないの?ハナちゃんの勝ち〜」

と、ハナコが満面の笑みで後ろに立っていた。

え!マジ!行く気になったの?すごい!!やった!!!ジロウグッジョブ!!!

行きしぶりも忘れた様子で、元気いっぱいに、リュックを背負って靴を履く園児たちを見ながら、

親が、行ってくれよーと必死じゃないふりをしながら必死に行く気にさせようと頑張るとたいてい逆効果だが、
ただ、行きたい理由を、横のつながりの人間が伝える方がスムーズなことってあるんだな、
と思った。

あぁ、あれに似てるぞ…
商品買ってください、いいものですよ〜と売りつけられると一気に買う気失せるけど、
あの商品めっちゃよかったよ、買わなくていいの?と友達に言われたら、ちょっと気になる、みたいな…

子どもは子どもの世界で、自分らで色々やってもらえたら、ホント助かります。お願いしますね、これからも。


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